当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
<適応菌種>梅毒トレポネーマ<適応症>梅毒(神経梅毒を除く)
通常、ベンジルペニシリンとして240万単位を単回、筋肉内に注射する。
通常、ベンジルペニシリンとして1回240万単位を週に1回、計3回、筋肉内に注射する。
通常、ベンジルペニシリンとして240万単位を単回、筋肉内に注射する。なお、年齢、体重により適宜減量することができる。
通常、ベンジルペニシリンとして1回240万単位を週に1回、計3回、筋肉内に注射する。なお、年齢、体重により適宜減量することができる。
通常、ベンジルペニシリンとして体重1kgあたり5万単位を単回、筋肉内に注射する。
本剤の血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。
一般に生理機能が低下しているため、本剤の血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。
抗凝血薬ワルファリン等
出血傾向を増強するおそれがある。
抗凝血薬の血液凝固抑制作用が増強される可能性がある。
プロベネシド
血清中ペニシリン濃度を上昇させ、排泄を遅延させる。
プロベネシドがペニシリンの腎尿細管分泌を競合的に阻害することによりペニシリンの排泄速度を遅らせる。
偽膜性大腸炎、クロストリジウム・ディフィシル性下痢等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
皮疹(斑状丘疹状皮疹、剥脱性皮膚炎)、蕁麻疹、喉頭浮腫、発熱、血清病様反応(悪寒、発熱、浮腫、関節痛、疲はい)、アレルギー性血管炎、そう痒症、疲労、無力症、疼痛
心血管障害
低血圧、頻脈、動悸、肺高血圧症、血管拡張、血管迷走神経性反応、失神、チアノーゼ
呼吸器、胸郭及び縦隔障害
低酸素症、呼吸困難、無呼吸
血液及びリンパ系障害
好酸球増加症、白血球減少症、血小板減少症、リンパ節症
精神・神経系障害
神経過敏、振戦、浮動性めまい、傾眠、錯乱、不安、多幸症、横断性脊髄炎、昏睡、ホイグネ症候群(重度の錯乱を伴う激越、幻聴と幻視、死の恐怖)、精神病、痙攣発作、耳鳴、ニューロパチー、頭痛、味覚異常
眼障害
霧視、失明
胃腸障害
悪心、嘔吐、血便、腸壊死
腎及び尿路障害
腎症、神経因性膀胱、血尿、蛋白尿、腎不全
生殖系及び乳房障害
インポテンス、持続勃起症
皮膚及び皮下組織障害
発汗
一般・全身障害及び投与部位の状態
先在疾患の増悪、ニコラウ症候群
筋骨格系及び結合組織障害
関節障害、骨膜炎、関節炎増悪、ミオグロビン尿、横紋筋融解症
投与部位
疼痛、炎症、腫瘤、膿瘍、壊死、浮腫、出血、蜂巣炎、過敏反応、萎縮、斑状出血、皮膚潰瘍、潰瘍
神経血管反応
温感、血管痙攣、蒼白、皮膚変色、壊疽、四肢のしびれ感、末梢神経損傷
臨床検査
BUN増加、 クレアチニン増加、血清GOT増加
その他
ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応
神経筋易刺激性亢進又は痙攣発作を惹起するおそれがある。
日本人健康成人に本剤240万単位を単回筋注したとき、ベンジルペニシリンの最高血漿中濃度到達時間は48時間であり、見かけの半減期は188.8時間であった1)。
投与量
例数
Cmax(ng/mL)
Tmax(hr)a)
AUCinf(ng・hr/mL)
t1/2(hr)b)
240万単位
6例
259.0(28)
48.00(3.00-48.00)
50770(11)
188.8±50.98
幾何平均値(変動係数%)a) 中央値(範囲)b) 算術平均値±標準偏差
健康成人に本剤240万単位を単回筋注したときの見かけの分布容積(変動係数)は7110L(30%)であった1)。ベンジルペニシリンは広範に組織に分布する。ベンジルペニシリンのタンパク結合率は約60%であった。
筋注後、ベンジルペニシリンは主に腎臓によって排泄される。,
細菌のペニシリン結合タンパクの活性部位に共有結合し、細菌の細胞壁の主成分を阻害することにより細胞分裂時の細菌の細胞壁を脆弱化し、細胞内外の浸透圧差から溶菌が起こる。
ベンジルペニシリンの梅毒トレポネーマ(Nichols株)に対する最小発育阻止濃度は0.0005μg/mLとの報告がある2)。
ベンジルペニシリンベンザチン水和物(Benzylpenicillin Benzathine Hydrate)
(2S,5R,6R)-3,3-Dimethyl-7-oxo-6-[(phenylacetyl)amino]-4-thia-1-azabicyclo[3.2.0]heptane-2-carboxylic acid hemi(N,N’-dibenzylethane-1,2-diamine) dihydrate
(C16H18N2O4S)2・C16H20N2・4H2O
981.18
白色の結晶性粉末
60万単位 [1シリンジ]240万単位[1シリンジ]
1) 日本人健康成人における薬物動態[2021年9月27日承認 CTD2.5.3.1.1]
2) Norris SJ, et al.: Antimicrob Agents Chemother. 1988;32(1):68-74
ファイザー株式会社 製品情報センター
〒151-8589 東京都渋谷区代々木3-22-7
学術情報ダイヤル 0120-664-467FAX 03-3379-3053
ファイザー株式会社
東京都渋谷区代々木3-22-7
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.