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生物学的製剤基準
コロナウイルス(SARS-CoV-2)RNAワクチン
劇薬
処方箋医薬品注)
SARS-CoV-2による感染症の予防
1回0.3mLを筋肉内に接種する。
5歳以上11歳以下の者
通常、前回のSARS-CoV-2ワクチンの接種から少なくとも3ヵ月経過した後に接種することができる。
過去にSARS-CoV-2ワクチンの接種歴のない者には、およそ4週間の間隔をおいて2回目接種を行うことができる。
医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる。
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
本剤接種後に出血又は挫傷があらわれることがある。
本剤に対する免疫応答が低下する可能性がある。
,,
接種要注意者である。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。
予防接種上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中への移行は不明である。
5歳未満を対象とした臨床試験は実施していない。
5%以上
1%~5%未満
1%未満
頻度不明
局所症状(注射部位)
疼痛(84.3%)a)、発赤・紅斑(26.4%)a)、腫脹(20.4%)a)
そう痒感、熱感、内出血、浮腫
精神神経系
頭痛(38.2%)a)
浮動性めまい、嗜眠、不眠症、顔面麻痺、錯感覚、感覚鈍麻
消化器
下痢a)
嘔吐a)
悪心、食欲減退
呼吸器
口腔咽頭痛、鼻閉
筋・骨格系
筋肉痛(17.5%)a)、関節痛a)
四肢痛、背部痛
皮膚
発疹
多汗症、寝汗
血液
リンパ節症
免疫系
過敏症(発疹、そう痒症、紅斑、蕁麻疹、血管性浮腫、顔面腫脹等)
その他
疲労(51.7%)a)、悪寒(12.4%)a)、発熱a)
腋窩痛
疼痛、倦怠感、無力症、インフルエンザ様症状
コミナティ筋注5~11歳用(起源株)10µgを3回接種済みで、3回目接種から90~240日経過した5~11歳の小児参加者を対象に、コミナティ筋注5~11歳用(起源株/オミクロン株BA.4-5)(以下、コミナティ筋注5~11歳用(BA.4-5))10µgを1回接種(4回目接種)したときの免疫原性及び安全性を検討することを目的として、非盲検非対照試験を実施した。本試験におけるSARS-CoV-2感染歴がない5~11歳の小児参加者43例を対象に、コミナティ筋注5~11歳用(BA.4-5)接種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体価を評価した結果、表1のとおりコミナティ筋注5~11歳用(BA.4-5)群における5~11歳の小児参加者の接種後1ヵ月時のBA.4-5及び参照株に対する血清中和抗体価は、接種前に比べて上昇した3)。
コミナティ筋注5~11歳用(BA.4-5)10µg
測定対象株
測定時期
測定例数
GMT[両側95%信頼区間]a)
BA.4-5
接種前
43
177.2[118.7, 264.4]
接種後1ヵ月
1227.5[869.2, 1733.5]
参照株
1800.7[1305.9, 2482.8]
7215.6[5593.5, 9308.1]
GMT:幾何平均抗体価a)抗体価が定量下限(LLOQ)未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた
113例を対象にコミナティ筋注5~11歳用(BA.4-5)接種後の安全性を評価した。治験薬接種後7日間、電子日誌により副反応の発現状況を評価し、主な副反応の発現状況(事象全体及びGrade 3以上)は表2のとおりであった。注射部位疼痛は接種当日(中央値)に発現し、持続期間は2日(中央値)であった。その他の全身性の事象は接種翌日~4日(中央値)に発現し、持続期間は1~2日(中央値)であった3)。
発現例数(発現割合[%])
接種回数
評価例数a)
事象全体
Grade 3以上b)
注射部位疼痛
4
111
71(64.0)
0(-)
疲労
45(40.5)
1(0.9)
頭痛
28(25.2)
筋肉痛
15(13.5)
悪寒
10(9.0)
関節痛
発熱c)
5(4.5)
2(1.8)
a)電子日誌により評価した例数b)重症度が「高度(日常活動を妨げる)」以上として報告された事象c)38.0℃以上。38.9℃を超えた場合に、重症度が高度(Grade 3)以上とした
SARS-CoV-2ワクチン未接種の5~11歳の小児参加者を対象に、コミナティ筋注5~11歳用(起源株)10µgを19~23日間隔で2回接種したときの免疫原性及び安全性を検討することを目的として、プラセボ対照無作為化多施設共同試験を実施した。さらに、本試験でコミナティ筋注5~11歳用(起源株)10µgを2回接種済みの5~11歳の小児参加者にコミナティ筋注5~11歳用(起源株)10µgを1回接種したときの免疫原性及び安全性も検討した。
本試験における5~11歳群(コミナティ筋注5~11歳用(起源株)10µg)のSARS-CoV-2感染歴がない264例及び海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591001試験)における16~25歳群(コミナティ筋注(起源株)30µg)のSARS-CoV-2感染歴がない253例を対象に、コミナティ筋注5~11歳用(起源株)2回目接種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体価及び抗体応答率を評価した結果、表3及び表4のとおり本試験における5~11歳群(コミナティ筋注5~11歳用(起源株)10µg)の海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591001試験)における16~25歳群(コミナティ筋注(起源株)30µg)に対する免疫ブリッジングの成功基準を満たした4)。
5~11歳群(コミナティ筋注5~11歳用(起源株)10µg)
16~25歳群(コミナティ筋注(起源株)30µg)
GMR[両側95%信頼区間]b)
GMT[両側95%信頼区間]a)(2回目接種後1ヵ月)
264
1197.6[1106.1, 1296.6]
253
1146.5[1045.5, 1257.2]
1.04[0.93, 1.18]
GMR:幾何平均比、GMT:幾何平均抗体価a)抗体価が定量下限(LLOQ)未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられたb)免疫ブリッジングの成功基準:GMR(5~11歳/16~25歳)の両側95%信頼区間下限>0.67及びGMR点推定値≥0.8
差(%)[両側95%信頼区間]b)
na)(抗体応答率[%])[両側95%信頼区間](2回目接種後1ヵ月)
262(99.2)[97.3, 99.9]
251(99.2)[97.2, 99.9]
0.0[-2.0, 2.2]
a)抗体価がベースライン値(ベースライン値が定量下限(LLOQ)未満の場合はLLOQ値)から4倍以上上昇した治験参加者数b)免疫ブリッジングの成功基準:抗体応答率の差(5~11歳 - 16~25歳)の両側95%信頼区間の下限が>-10.0%
2268例(コミナティ筋注5~11歳用(起源株)接種群:1518例、プラセボ接種群:750例)を対象にコミナティ筋注5~11歳用(起源株)接種後の安全性を評価した。治験薬接種後7日間、電子日誌により副反応の発現状況を評価し、主な副反応の発現状況(事象全体及びGrade 3以上)は表5のとおりであった4)。注射部位疼痛は接種当日(中央値)に発現し、持続期間は2日(中央値)であった。その他の全身性の事象は接種翌日(中央値)に発現し、持続期間は1日(中央値)であった5)。
コミナティ筋注5~11歳用(起源株)接種群
プラセボ接種群
1
1511
1119(74.1)
4(0.3)
748
234(31.3)
2
1501
1065(71.0)
5(0.3)
740
218(29.5)
508(33.6)
1(0.1)
592(39.4)
11(0.7)
180(24.3)
339(22.4)
2(0.1)
180(24.1)
4(0.5)
420(28.0)
3(0.2)
138(18.6)
137(9.1)
51(6.8)
175(11.7)
55(7.4)
70(4.6)
35(4.7)
147(9.8)
32(4.3)
50(3.3)
41(5.5)
78(5.2)
27(3.6)
38(2.5)
749
10(1.3)
98(6.5)
9(0.6)
741
9(1.2)
本試験でコミナティ筋注5~11歳用(起源株)10µgを2回接種済みの5~11歳の小児参加者401例に、2回目接種から5~9ヵ月後にコミナティ筋注5~11歳用(起源株)10µgを1回接種したときの安全性及び免疫原性を検討した。SARS-CoV-2感染歴がない小児参加者におけるコミナティ筋注5~11歳用(起源株)接種後のSARS-CoV-2血清中和抗体価を評価した結果、幾何平均抗体価は、表6のとおり2回目接種後1ヵ月時及び3回目接種前と比べて、3回目接種後1ヵ月時で上昇し、2回目接種後1ヵ月時の抗体価に対する3回目接種後1ヵ月時の抗体価の幾何平均比は、2.17(両側95%信頼区間:1.76, 2.68)であった。
測定時点
合計
1回目接種前b)
146
20.5[20.5, 20.5]
2回目接種後1ヵ月b)
96
1253.9[1116.0, 1408.9]
3回目接種前
67
271.0[229.1, 320.6]
3回目接種後1ヵ月
2720.9[2280.1, 3247.0]
GMT:幾何平均抗体価a)抗体価が定量下限(LLOQ)未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられたb)1回目接種前時点及び2回目接種後1ヵ月時点のデータには2回接種集団[初回免疫(2回接種)の免疫ブリッジング解析に用いた評価可能免疫原性集団から無作為に選定された参加者]のデータも含む
401例を対象にコミナティ筋注5~11歳用(起源株)3回目接種後の安全性を評価した。治験薬接種後7日間、電子日誌により副反応の発現状況を評価し、主な副反応の発現状況(事象全体及びGrade 3以上)は表7のとおりであった。注射部位疼痛は接種当日(中央値)に発現し、持続期間は2日(中央値)であった。その他の全身性の事象は接種翌日(中央値)に発現し、持続期間は1日(中央値)であった6)。
3
371
274(73.9)
2(0.5)
169(45.6)
7(1.9)
126(34.0)
3(0.8)
68(18.3)
39(10.5)
1(0.3)
25(6.7)
SARS-CoV-2ワクチン未接種の12歳以上の健康な参加者を対象に、コミナティ筋注(起源株)30µgを19~23日間隔で2回接種したときの有効性及び安全性を検討することを目的として、プラセボ対照無作為化多施設共同試験を実施した。16歳以上の参加者36523例(コミナティ筋注(起源株)接種群:18198例、プラセボ接種群:18325例)を対象に、1つ目の主要有効性評価項目である「SARS-CoV-2感染歴がない参加者での2回目接種後7日以降のSARS-CoV-2による感染症に対するコミナティ筋注(起源株)の有効性[ワクチン有効性1(VE1)]」を評価した。40137例(コミナティ筋注(起源株)接種群:19965例、プラセボ接種群:20172例)を対象に、2つ目の主要有効性評価項目である「SARS-CoV-2感染歴の有無を問わない参加者での2回目接種後7日以降のSARS-CoV-2による感染症に対するコミナティ筋注(起源株)の有効性(VE2)」を評価した。解析結果は表8のとおりであった7)。
解析対象例数
SARS-CoV-2による感染症確定例数
ワクチン有効性[95%信用区間](%)
VE1a)
コミナティ筋注(起源株)接種群
18198
8
95.0[90.3, 97.6]
18325
162
VE2a)
19965
9
94.6[89.9, 97.3]
20172
169
a)VE1及びVE2の2回目接種後の追跡期間(中央値)はそれぞれ57日と55日であった。また、VE1及びVE2の解析には接種間隔19~42日間の参加者が含まれ、その内訳はVE1とVE2でそれぞれ19~23日間の参加者は96.5%(35248例)と96.3%(38665例)、24~42日間の参加者は3.5%(1275例)と3.7%(1472例)であった8)注)有効性の最終解析のカットオフ日:2020年11月14日
本剤に含有される修飾ウリジンメッセンジャーRNA(mRNA)は脂質ナノ粒子に封入されており、それにより非複製性であるmRNAが宿主細胞に取り込まれ、mRNAにコードされるSARS-CoV-2のスパイクタンパク質が一過性に発現する。本剤接種によりスパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防に寄与すると考えられている。
1価(オミクロン株LP.8.1)製剤を21日間隔で2回投与したマウスにおいて、最終投与の1ヵ月後にオミクロン株(LP.8.1)に対する中和抗体の産生が認められた。また、1価(起源株)製剤を21日間隔で2回投与し、その1ヵ月後に2価(起源株/オミクロン株BA.4-5)製剤を、さらにその4ヵ月後に1価(オミクロン株LP.8.1)製剤をそれぞれ1回投与したマウスにおいても、最終投与1ヵ月後にオミクロン株(LP.8.1)に対する中和抗体の産生が認められた9)。
10バイアル(ライトブルーキャップ)
1) Clinical Considerations:Myocarditis and Pericarditis after Receipt of mRNA COVID-19 Vaccines Among Adolescents and Young Adults
2) 第73回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第23回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)資料
3) 社内資料:海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591048試験)サブ試験D補助資料
4) 社内資料:海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591007試験)(2022年1月21日承認 CTD2.5.1.2、2.5.4.3、2.5.4.4、2.5.5.2、2.7.6.1)
5) 社内資料:海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591007試験)補助資料
6) 社内資料:海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591007試験)(2022年8月30日承認 CTD2.5.1.2、2.5.4.2、2.5.5.2、2.7.6.1)
7) 社内資料:海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591001試験)(2021年2月14日承認 CTD2.5.1.2、2.5.4.3、2.5.5.5、2.5.5.7、2.7.6.3)
8) 社内資料:海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591001試験)補助資料
9) 社内資料:マウス免疫原性試験 補助資料
ファイザー株式会社Pfizer Connect/メディカル・インフォメーション
〒151-8589 東京都渋谷区代々木3-22-7
TEL 0120-664-467
本剤は保険給付の対象とならない(薬価基準未収載)。
ファイザー株式会社
東京都渋谷区代々木3-22-7
BIONTECH
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