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本草十全大補湯エキス顆粒−M

添付文書番号

5200069D1072_1_07

企業コード

710082

作成又は改訂年月

2022年10月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

875200

薬効分類名

漢方製剤

承認等

本草十全大補湯エキス顆粒−M

販売名コード

YJコード

5200069D1072

販売名ひらがな

ほんぞうじゅうぜんたいほとうえきすかりゅう-M

承認番号等

承認番号

16100AMZ04162000

販売開始年月

1986年10月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

3年

一般的名称

十全大補湯

3. 組成・性状

3.1 組成

本草十全大補湯エキス顆粒−M

有効成分本品9.0g中(3包中)  
日局ニンジン   2.5g
日局トウキ   3.5g
日局シャクヤク   3.0g
日局ビャクジュツ   3.5g
日局ブクリョウ   3.5g
日局ケイヒ   3.0g
日局オウギ   2.5g
日局センキュウ   3.0g
日局カンゾウ   1.0g
日局ジオウ   3.5g
より製した水製乾燥エキス6.1gを含有する。  
添加剤乳糖水和物、結晶セルロース、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム

3.2 製剤の性状

本草十全大補湯エキス顆粒−M

剤形顆粒剤
色調淡茶かっ色〜茶かっ色
識別コードH48
におい特異なにおい
やや苦く後にやや甘味を有する

4. 効能又は効果

病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血。

6. 用法及び用量

通常成人は1日9.0gを3回に分割し食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
  2. 8.2 本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意すること。,,
  3. 8.3 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 著しく胃腸の虚弱な患者

    食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があらわれることがある。

  2. 9.1.2 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者

    これらの症状が悪化するおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子

    カンゾウ含有製剤

    • 芍薬甘草湯
      補中益気湯
      抑肝散 等

    グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤

    • グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイン
      グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合錠 等

    ,,

    偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。

    グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 偽アルドステロン症(頻度不明)

      低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。,

    2. 11.1.2 ミオパチー(頻度不明)

      低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。,

    3. 11.1.3 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

      AST、ALT、Al-P、γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

    11.2 その他の副作用

    頻度不明

    過敏症

    発疹、発赤、瘙痒、蕁麻疹等

    消化器

    食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    湿疹、皮膚炎等が悪化することがある。

    20. 取扱い上の注意

    1. 20.1 本剤の品質を保つため、できるだけ湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい所に保管すること。
    2. 20.2 開封後は特に湿気を避け、取扱いに注意すること。
    3. 20.3 本剤は生薬を原料としているので、色調等が異なることがある。

    22. 包装

    500g(バラ包装)[ボトル]
    882g(3.0g×294包)[分包]
    126g(3.0g×42包)[分包]

    24. 文献請求先及び問い合わせ先

    本草製薬株式会社 学術部

    〒468-0046 名古屋市天白区古川町125番地

    TEL 052-892-1287 FAX 052-895-4928

    26. 製造販売業者等

    26.1 製造販売元

    本草製薬株式会社

    名古屋市天白区古川町125番地

    〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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