当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
本剤又はヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者
本剤を塗布する。
本剤を患部に塗布する。
血中ヨウ素の調節ができず甲状腺ホルモン関連物質に影響を与えるおそれがある。
ヨウ素の吸収により、血中ヨウ素値が上昇することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。長期にわたる広範囲の使用を避けること。本剤を妊婦の膣内に長期間使用し、新生児に一過性の甲状腺機能低下があらわれたとの報告がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。長期にわたる広範囲の使用を避けること。本剤を膣内に使用し、乳汁中の総ヨウ素値が一過性に上昇したとの報告がある1)。また、授乳中の女性への使用に関連した甲状腺機能低下症の乳児の報告がある2)。
新生児に使用し、甲状腺機能低下を起こしたとの報告がある3)。
呼吸困難、潮紅、蕁麻疹等があらわれることがある。
0.1%未満
過敏症
発疹
皮膚
そう痒感、灼熱感、皮膚潰瘍、皮膚変色、接触皮膚炎
甲状腺
血中甲状腺ホルモン値(T3、T4値等)の上昇あるいは低下などの甲状腺機能異常
酸化反応を利用した潜血試験において、本剤が検体に混入すると偽陽性を示すとの報告がある4)。
本剤を膣内に使用し、血中無機ヨウ素値及び血中総ヨウ素値が上昇したとの報告がある5)。
産婦人科手術の手術部位(手術野)の皮膚に本剤(21例)又はポビドンヨード(10例)を適用した結果、本剤の減菌率は消毒直後で約96.3%、手術終了直後で95.8%であった。副作用はみられなかった6)。
腹部及び胸部手術の手術部位(手術野)の皮膚に本剤(20例)又はポビドンヨード(10例)を適用した結果、本剤の消毒後の減菌率は94.15%であった。皮膚炎や過敏症などはみられなかった7)。
産婦人科手術の手術創に本剤(66例)又はポビドンヨード(17例)を適用した結果、著効(創傷部の完全癒合)64例、有効(癒合は良好であるが抜糸時創部に軽度の浮腫又は発赤の認められたもの)2例であった。副作用について、本剤群で1.5%(1/66例)に認められ、創部の軽い発赤1例であった8)。
75例の創傷部位(熱傷、剥皮創、手術創等)に本剤を適用した結果、著効(本剤単独治療による創の完全治癒)10例、有効(本剤単独治療で創の瘢痕を得たもの)5例、良好(他の局所薬剤併用により創の治癒を得たもの)60例であった。副作用はみられなかった9)。
熱傷皮膚面に本剤(27例)又はポビドンヨード(10例)を適用した結果、本剤の消毒効果率で軽快以上であった割合は、浅い第2度では100%(13/13例)、深い第2度では77.8%(7/9例)、第3度以上では80%(4/5例)であった。感作性皮膚炎等の重篤な副作用はみられなかった10)。
アミノ酸、ヌクレオチドに対する酸化作用などが考えられている11)。
被検菌
殺菌時間
Staphylococcus aureus IFO 13276
60秒以内
Bacillus pumilus IFO 12089
30秒以内
Streptococcus pneumoniae IID 554
Escherichia coli NIHJC
Salmonella typhimurium IFO 13245
Proteus vulgaris IFO 3045
Pseudomonas aeruginosa IID 1117
Pseudomonas cepacia IID 1340
Serratia marcescens IFO 12648
Alcaligenes faecalis RIMD 0114002
Achromobacter xylosoxidans RIMD 010001
Citrobacter freundii IFO 12681
Flavobacterium meningosepticum RIMD 0614002
Candida albicans IFO 1061
ヨウ素(Iodine)
I
126.90
灰黒色の板状又は粒状の重い結晶で、金属性の光沢があり、特異なにおいがある。ジエチルエーテルに溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、クロロホルムにやや溶けにくく、水に極めて溶けにくい。ヨウ化カリウム試液に溶ける。常温で揮散する。
容器開封後は、直射日光を避けて保存すること。
270mL[ポリ容器]
1) 北村隆 他:Progress in Medicine,1987;7(5):1031-1034[M1130007]
2) Y.Danziger et al.:Arch. Dis. Child.,1987;62(3):295-296[M0680062]
3) S.H.Block:Cutis.,1980;26(1):88-89[M1090003]
4) DAVID BAR-OR et al.:THE LANCET,1981:2(8246):589-590[M1130003]
5) H.Vorherr et al.:JAMA,1980;244(23):2628-2629[M0680027]
6) 服部 智,柳田昌彦:基礎と臨床,1985;19(3):1909-1914[M1090007]
7) 芦山辰朗:日本手術部医学会誌,1985;6(3):303-307[M1090008]
8) 福留金一郎:基礎と臨床,1985;19(3):1899-1908[M1090009]
9) 西 重敬:外科診療,1982;24(2):247-258[M1090010]
10) 横尾和久,井澤洋平:基礎と臨床,1985;19(3):1915-1921[M1090011]
11) 第十八改正日本薬局方解説書.廣川書店.2021:C-5927-C-5930[M1090016]
12) 社内資料:プレポダイン3製剤(ソリューション,フィールド,スクラブ)の原液の殺菌効力について(殺菌速度実験)
13) 李 英徹:結核,1981;56(12):567-576[M1090006]
丸石製薬株式会社 学術情報部
〒538-0042 大阪市鶴見区今津中2-4-2
TEL.0120-014-561
丸石製薬株式会社
大阪市鶴見区今津中2-4-2
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.