当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
塩化カリウムとして、通常成人1日2~10gを数回に分割し、多量の水とともに経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
1日投与量
本剤
20~100mL
本剤の投与に際しては、筋緊張低下、心機能異常が出現することがあり、著明な高カリウム血症では心停止をきたすので、患者の血清電解質及び心電図の変化に注意すること。特に、長期投与する場合には、血中又は尿中カリウム値、腎機能、心電図等を定期的に検査することが望ましい。また、高カリウム血症があらわれた場合には、投与を中止すること。
高カリウム血症があらわれやすい。
高カリウム血症があらわれることがある。
過剰に投与した場合、症状を悪化させることがある。
塩化カリウムの刺激により再発させるおそれがある。
投与しないこと。高カリウム血症が悪化する。,
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
*エプレレノン(セララ(高血圧症))
エサキセレノン(ミネブロ)
これらの薬剤は血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。危険因子:腎機能障害のある患者
ジスルフィラム(ノックビン)
シアナミド(シアナマイド)
カルモフール
プロカルバジン塩酸塩(塩酸プロカルバジン)
これらの薬剤とのアルコール反応(顔面潮紅、血圧降下、悪心、頻脈、めまい、呼吸困難、視力低下等)を起こすおそれがある。
本剤はエタノールを含有しているため。
*エプレレノン(慢性心不全)
フィネレノン
血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること。
カリウム貯留作用が増強するおそれがある。
*抗アルドステロン剤
カリウム保持性利尿剤
直接的レニン阻害剤
アンジオテンシン変換酵素阻害剤
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤
β-遮断剤
非ステロイド性消炎鎮痛剤
シクロスポリン
ヘパリン
ジゴキシン
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール ベータデクス
トルバプタン
高カリウム血症があらわれやすい。もし、併用が必要な場合は、血中カリウム値をモニターすることが望ましい。
これらの薬剤は血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。腎機能障害のある患者には特に注意すること。
N-メチルテトラゾールチオメチル基を有するセフェム系抗生物質
メトロニダゾール
これらの薬剤とのアルコール反応(顔面潮紅、悪心、頻脈、多汗、頭痛等)を起こすおそれがある。
*筋弛緩剤
筋弛緩剤の作用が減弱することがある。
カリウムイオンは骨格筋の収縮に関与している。
腹痛、嘔気、消化管出血等があらわれた場合には、投与を中止すること。
一時に大量を投与するとあらわれることがある。
頻度不明
消化器
悪心・嘔吐、腹部不快感、下痢
過敏症
蕁麻疹、発疹、そう痒感
過量投与により、高カリウム血症があらわれることがある。一般に高カリウム血症は初期には無症状のことが多いので、血清カリウム値及び特有な心電図変化(T波の尖鋭化、QRS幅の延長、ST部の短縮、P波の平坦化ないしは消失)に十分注意すること。なお、筋肉及び中枢神経系の症状として、錯感覚、痙攣、反射消失があらわれ、また、横紋筋の弛緩性麻痺は、呼吸麻痺に至るおそれがある。
高カリウム血症が認められた場合には血清カリウム値、臨床症状に応じて下記のうち適切と思われる処置を行う。
薄めずにそのまま投与すると胃腸障害を起こすおそれがあるので、多量の水(10~20倍量の水)で薄めて使用すること。
代謝性アシドーシスの場合、低カリウム血症の治療は塩基性塩によって行われることが望ましい。
体内のカリウム欠乏により生じる症状に対して、本剤によりカリウムを補給することにより症状を改善させると考えられる1),2),3),4)。
カリウムイオン(K+)の主な作用は以下のとおりである5),6)。
ステロイドホルモン、サイアザイド系利尿剤及びジギタリス製剤等の投与によりカリウム欠乏が生じた場合、本剤によりカリウムを補給することで速やかに改善する。また、低クロール性アルカローシスの場合、同時に低カリウム血症を伴うことがあり、本剤によってクロールをカリウムと同時に投与することで、低クロール性アルカローシスと低カリウム血症が是正される1),2),3),4)。
塩化カリウム(Potassium Chloride)
KCl
74.55
無色又は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は塩辛い。水に溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品の水溶液(1→10)は中性である。
500mL[瓶]
1) 加藤暎一:総合臨床, 1969;18(6):1251-1254[M0490031]
2) Lameijer, L.D.F.:Am. J. Med., 1964;37(64):778-788[M0490139]
3) Berkmon, P.M.:Am. J. Med., 1965;38(2):172-189[M0490138]
4) 小出五郎:日本小児科学会雑誌, 1958;62(10):1219-1224[M0490233]
5) 熊谷 洋 他:臨床薬理学大系, 1966;第14巻:14-16
6) 加藤暎一 他:体液バランスの基礎と臨床(第1版), 1965:141-142
丸石製薬株式会社 学術情報部
〒538-0042 大阪市鶴見区今津中2-4-2
TEL. 0120-014-561
丸石製薬株式会社
大阪市鶴見区今津中2-4-2
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.