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劇薬
内視鏡の殺菌消毒
あらかじめ洗浄、水洗を行った内視鏡を液に完全に浸漬させ、液との接触が十分行われるよう注意し、通常、15分以上浸漬させる。浸漬後、取り出した内視鏡を十分に水洗する。
頻度不明
過敏症注1)
発疹、発赤等の過敏症状
皮膚注1)
接触皮膚炎
グルタラールには一般に、たん白凝固性がみられるので、内視鏡に付着している体液等を除去するため予備洗浄を十分に行ってから薬液に浸漬すること。
グルタラールを取り扱う医療従事者を対象としたアンケート調査では、眼、鼻の刺激、頭痛、皮膚炎等の症状が報告されている。また、グルタラール取り扱い者は非取り扱い者に比べて、眼、鼻、喉の刺激症状、頭痛、皮膚症状等の発現頻度が高いとの報告がある。
グルタラール分子[OHC-(CH2)3-CHO]の両端に位置するアルデヒド基が菌体構成アミノ酸のスルフヒドリル基(-SH)あるいはアミノ基(-NH2)と反応し、また、微生物のDNA合成・蛋白合成を阻害し、死滅させると考えられている。
本剤の実用液(3W/V%)は、in vitroの試験において、グラム陰性菌や陽性菌等の一般細菌を菌種に関係なく、30秒以内に殺菌した。また、枯草菌芽胞を約4分で1/10に減少させた1)2)。
本剤の実用液(3W/V%)は、in vitroの試験において、Mycobacterium chelonae、M.gordonae、M.tuberculosis、M.avium及びM.kansasiiの各種抗酸菌を1~10分以内に殺菌した3) 。
本剤の実用液(3W/V%)は、in vitroの試験において、HBs抗原に対して1分以内に検出限界値以下にした4) 。
本剤の実用液(3W/V%)は、in vitroの試験において、アデノウイルス1型、ヒトロタウイルスを30秒以内に、コクサッキーウイルスB4型を5分以内に、その残存ウイルスを検出限界値以下にした5) 。
本剤の実用液(3W/V%)は、15分の内視鏡浸漬消毒で、菌陰性化率はステリハイドL実用液(2W/V%)の30分浸漬消毒に相当する効力が得られた。また、使用感及び内視鏡への影響は特に問題なかった6) 。
グルタラール(Glutaral)
グルタルアルデヒド(Glutaraldehyde)
C5H8O2
100.12
無色~淡黄色澄明の液で、そのガスは粘膜を刺激する。水、エタノールまたはアセトンと混和する。
5L[プラスチックボトル](緩衝化剤150mL添付)
1) 社内資料:各種細菌に対する殺菌効果-1
2) 社内資料:種細菌に対する殺菌効果-2
3) 社内資料:各種抗酸菌に対する殺菌効果
4) 社内資料:HBs抗原に対する不活化効果
5) 社内資料:各種ウイルスに対する不活化効果
6) 奥田 茂他:臨床成人病,1992;22(9):121-128[M0700002]
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