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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
巻き爪に爪矯正具を装着後、爪甲全体に適量を塗布し、約24時間後に水又は湯で洗い流す。
本剤は皮膚刺激性を有するため、塗布部周囲の皮膚等に付着しないよう、テープ等を使用し皮膚を保護すること。,
12歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
5%未満
皮膚
疼痛注1)
20歳以上の巻き爪患者(8例)に30%注2)アセチルシステインゲル剤(1.4g~1.6g)を左右の全趾の爪に24時間塗布し、塗布後6時間、24時間(治験薬除去前)及び48時間の血漿中アセチルシステイン濃度を測定したところ、いずれの被験者も全ての時点で定量下限(0.400μg/mL)未満であった1)。
左右いずれかの第1趾の巻き爪の遠位爪幅狭小化率注3)が20%以上、50%以下の12歳以上の患者注4)(79例)を対象に、第1趾に爪矯正具注5)を7日間装着下で、第1日から第2日にかけて本剤を24時間単回塗布する、プラセボ対照評価者単盲検ランダム化並行群間比較試験2)を実施した。主要評価項目である爪矯正具装着から第8日における遠位爪幅狭小化率70%の達成割合は、次のとおりであった。
有効性評価項目
投与群
被検者の割合
(例数)
プラセボ群との群間差
群間差
[両側95%信頼区間]b)
P値c)
爪矯正具装着から第8日における遠位爪幅狭小化率70%の達成割合a)
本剤群
47.5%
(19/40)
21.9%
[0.6%~43.1%]
0.0439
プラセボ群
25.6%
(10/39)
-
a)欠測はノンレスポンダーとして補完された。欠測は、プラセボ群4/39例、本剤群2/40例であり、欠測の理由はすべて爪矯正具外れによる中止であった。
b)Farrington-Manning法
c)ピアソンのカイ二乗検定、有意水準両側5%
本剤群では、本剤に起因する副作用は報告されず、爪矯正具と関連ありの有害事象は15.0%(6/40例)に認められた。主な事象は適用部位損傷及び適用部位疼痛で各5.0%(2/40例)であった。
健康成人男性(30例)の上背部皮膚に10%、20%注6)及び30%注6)アセチルシステインゲル剤を用い、皮膚刺激性を確認した。24時間密封パッチテスト及び48時間密封パッチテストでは、皮膚反応として本邦パッチテスト研究班の基準にもとづく「紅斑」を示し、皮膚への刺激性が認められた3)。
爪のケラチンに含まれるシスチンのジスルフィド結合を還元して開裂し、爪の微細構造や強度に影響を与えることで爪を軟化させると考えられる。
ヒトの爪試料に本剤等を適用することにより、時間及び濃度依存的な爪の軟化作用が認められた(in vitro)4)。また、本剤等除去後に軟化した爪試料の再硬化を評価した結果、時間依存的な再硬化が認められた(in vitro)4)。
アセチルシステイン(Acetylcysteine)(JAN)
(2R)-2-Acetylamino-3-sulfanylpropanoic acid
C5H9NO3S
163.19
白色の結晶又は結晶性の粉末である。水又はエタノール(99.5)に溶けやすい。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
開封後、速やかに使用すること。
アルミパウチ:0.5g×5
1) 社内資料:巻き爪患者を対象とした第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験(2023年3月27日承認、CTD2.7.6.2)[20230220-1001]
2) 社内資料:巻き爪患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験(2023年3月27日承認、CTD2.7.6.3)[20230220-1002]
3) 社内資料:健康成人を対象とした皮膚安全性試験(2023年3月27日承認、CTD2.7.6.1)[20230220-1003]
4) 社内資料:ヒトの爪試料を用いた爪軟化作用試験(2023年3月27日承認、CTD2.6.2.2.2)[20230220-1004]
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