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通常、1日1~数回適量を患部に塗擦又はガーゼ等にのばして貼付する。
通常、1日1~数回適量を患部に塗布する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
皮膚炎、そう痒、発赤、発疹、潮紅等
皮膚刺激感
皮膚
(投与部位)
紫斑
健康成人男性10例を対象に、前腕部にヒルドイドフォーム0.3%と標準製剤(ヒルドイドクリーム0.3%)を単回塗布し、塗布4時間後における角層中薬物量を測定した。両剤の角層中薬物量の対数値の平均値の差の90%信頼区間はlog(0.70)~log(1.43)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された1)。
角層中薬物量
(μg/2.54cm2)
ヒルドイドフォーム0.3%
5.159±1.864
標準製剤(ヒルドイドクリーム0.3%)
5.261±1.166
(平均値±標準偏差)
ヒルドイドクリーム0.3%の効能追加時までに実施された国内総計2192例を対象とした、二重盲検比較試験2)を含む臨床試験における有効率は、次のとおりであった。
対象疾患名
有効率(%)(有効以上)
皮脂欠乏症
91.2(259/284)
進行性指掌角皮症
71.6(68/95)
凍瘡
90.8(129/142)
肥厚性瘢痕・ケロイド
75.5(369/489)
血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患
100(8/8)
血栓性静脈炎
78.0(71/91)
外傷後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎
75.5(508/673)
筋性斜頸
88.3(362/410)
皮脂欠乏症患者30例、進行性指掌角皮症患者29例を対象にヒルドイドソフト軟膏0.3%の適量を1日2~3回、皮脂欠乏症は2週間、進行性指掌角皮症は4週間単純塗擦した一般臨床試験3)における改善率は、次のとおりであった。
副作用は認められなかった。
改善率(%)(改善以上)
96.7(29/30)
72.4(21/29)
皮脂欠乏症患者30例、進行性指掌角皮症患者30例を対象にヒルドイドソフト軟膏0.3%の適量を1日2~3回、皮脂欠乏症は2週間、進行性指掌角皮症は4週間単純塗擦した一般臨床試験4)における改善率は、次のとおりであった。
93.3(28/30)
70.0(21/30)
皮脂欠乏症患者54例、進行性指掌角皮症患者27例を対象にヒルドイドローション0.3%の適量を1日2~3回、皮脂欠乏症は2週間、進行性指掌角皮症は4週間単純塗擦した一般臨床試験5)における改善率は、次のとおりであった。
98.1(53/54)
85.2(23/27)
肥厚性瘢痕・ケロイド患者20例を対象にヒルドイドローション0.3%の適量を1日1~数回、8週間単純塗擦又はガーゼ等にのばして貼付した一般臨床試験6)における改善率(改善以上)は、66.7%(10/15例)であった。
外傷(捻挫、挫傷)患者20例を対象にヒルドイドローション0.3%の適量を1日数回、10日間塗擦した一般臨床試験7)における改善率(改善以上)は、100%(18/18例)であった。
皮脂欠乏症患者男女60例を対象に、ヒルドイドソフト軟膏0.3%を1日2~3回、2週間塗布した後、ヒルドイドフォーム0.3%を1日2~3回、2週間塗布した一般臨床試験8)において、薬剤切り替え後も治療効果は維持されることが確認された。1回あたりの塗布量はfingertip unit(FTU)に基づき算出した。
副作用は1例2件認められ、その内訳は、そう痒症及び紅斑が各1.7%(1/60例)であった。
健康成人男女30例を対象に、ヒルドイドフォーム0.3%の皮膚安全性の確認を目的に48時間密封パッチテスト及び光パッチテストを実施した。その結果、皮膚刺激性に忍容性があることが確認された9)。
作用機序は明確ではない。
血液凝固時間を延長し、血液凝固抑制作用を示す(ヒト10),11)、イヌ10)、ウサギ11))。
水素クリアランス法による実験で、皮膚組織血流量の増加を認めた12),13),14)(ウサギ)。
実験的血腫の消退促進を認めた13)(ウサギ)。
皮膚に対する保湿効果を有し(ヒト)15)、実験的乾燥性皮膚において角質水分保持増強作用を認めた14),16)(モルモット)。
組織癒着防止に関する実験で、線維芽細胞増殖の抑制を認めた10),17)(ウサギ)。
紫外線紅斑抑制作用を有する18)(モルモット)。
ヘパリン類似物質(Heparinoid)
帯黄白色の無晶性の粉末である。水に溶けやすく、メタノール、エタノール(95)、アセトン又は1-ブタノールにほとんど溶けない。
チューブ:25g×10、50g×10瓶:100g×1、500g×1
チューブ:25g×10、25g×50、50g×10、50g×50瓶:100g×1、500g×1
ボトル:25g×10、25g×50、50g×10、50g×50
**ボトル(ポンプ付):150g×1
缶:原液92g×10
1) 藤村昭夫ら:臨床医薬 2018; 34(2): 109-114[11111111-9277]
2) ヒルドイド研究班:臨床医薬 1988; 4(10): 1903-1911[11111111-9037]
3) 長島正治ら:臨床医薬 1994; 10(7): 1671-1682[11111111-9068]
4) 原田昭太郎ら:臨床医薬 1994; 10(7): 1683-1693[11111111-9069]
5) 原田昭太郎ら:臨床医薬 2001; 17(7): 1051-1062[11111111-9079]
6) 大島良夫ら:臨床医薬 2001; 17(7): 1079-1087[11111111-9082]
7) 山崎 誠ら:臨床医薬 2001; 17(7): 1071-1078[11111111-9081]
8) 川島 眞ら:皮膚の科学 2017; 16(5): 356-365[20191028-1005]
9) 川島 眞ら:皮膚の科学 2017; 16(5): 366-371[11111111-9280]
10) 中安国裕:東京慈恵会医科大学雑誌 1961; 76(2): 494-514[11111111-9034]
11) 石川浩一ら:外科 1955; 17(12): 849-854[11111111-9036]
12) 社内資料:血流量増加作用[11111111-9055]
13) 木戸裕子ら:基礎と臨床 1996; 30(3): 463-469[11111111-9067]
14) 土肥孝彰ら:薬理と治療 2001; 29(2): 127-134[11111111-9098]
15) 安藤隆夫ら:日本香粧品科学会誌 1984; 8(3): 246-250[11111111-9021]
16) 難波和彦:久留米医学会雑誌 1988; 51(6): 407-415[11111111-9027]
17) 間狩 孝:日本外科宝函 1959; 28(9): 3757-3776[11111111-9035]
18) Raake W.:Arzneim.-Forsch./Drug Res. 1984; 34(4): 449-451[11111111-9057]
19) 藤村昭夫ら:臨床医薬 2018; 34(2): 115-121[11111111-9278]
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