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乳酸カルシウム「VTRS」原末

処方せん医薬品以外の医薬品

添付文書番号
企業コード
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
薬効分類名
承認等
一般的名称
2.禁忌(次の患者には投与しないこと)
3.組成・性状
3.1組成
3.2製剤の性状
4.効能又は効果
6.用法及び用量
8.重要な基本的注意
9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.1合併症・既往歴等のある患者
9.2腎機能障害患者
9.7小児等
9.8高齢者
10.相互作用
10.2併用注意(併用に注意すること)
11.副作用
11.2その他の副作用
18.薬効薬理
18.1作用機序
19.有効成分に関する理化学的知見
22.包装
23.主要文献
24.文献請求先及び問い合わせ先
26.製造販売業者等

乳酸カルシウム「VTRS」原末

添付文書番号

3211001X1296_1_04

企業コード

730869

作成又は改訂年月

**2024年7月改訂(第2版)
2023年11月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

873211

薬効分類名

カルシウム剤

承認等

乳酸カルシウム「VTRS」原末

販売名コード

YJコード

3211001X1296

販売名英語表記

Calcium Lactate Hydrate Powder

販売名ひらがな

にゅうさんかるしうむ「VTRS」げんまつ

承認番号等

承認番号

23100AMX00095

販売開始年月

1952年4月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

3年

基準名

日本薬局方

乳酸カルシウム水和物

一般的名称

乳酸カルシウム水和物

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 高カルシウム血症の患者[症状を悪化させることがある。],
  2. 2.2 腎結石のある患者[症状を悪化させることがある。]
  3. 2.3 重篤な腎不全のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

乳酸カルシウム「VTRS」原末

有効成分1g中 日局 乳酸カルシウム水和物   1g

3.2 製剤の性状

乳酸カルシウム「VTRS」原末

識別コードh―702(分包シートに表示)
性状白色の粉末又は粒で、においはなく、味は僅かに酸味がある。

4. 効能又は効果

  • 低カルシウム血症に起因する下記症候の改善

    テタニー

  • 下記代謝性骨疾患におけるカルシウム補給

    妊婦・産婦の骨軟化症

  • 発育期におけるカルシウム補給

6. 用法及び用量

乳酸カルシウム水和物として、通常成人1回1gを1日2~5回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

8. 重要な基本的注意

  • 長期投与により血中及び尿中カルシウムが高値になることがあるので、長期投与する場合には定期的に血中又は尿中カルシウムを検査することが望ましい。,,

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者

    ,,

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎不全のある患者

    投与しないこと。腎不全を悪化させることがある。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験を実施していない。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
    • ジギタリス製剤
      • ジゴキシン等

    ジギタリス中毒(不整脈、ショック)があらわれることがある。定期的にジギタリス中毒の有無、心電図検査を行い、必要に応じてジギタリス製剤の血中濃度を測定し、異常が認められた場合には、ジギタリス製剤を減量若しくは中止する。

    ジギタリス製剤の作用を増強する。

    • テトラサイクリン系抗生物質
      • テトラサイクリン
      • ミノサイクリン等

    テトラサイクリン系抗生物質の作用が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること。

    カルシウムイオンはキレート化によりテトラサイクリン系抗生物質の吸収を阻害する。

    • ニューキノロン系抗菌剤
      • シプロフロキサシン塩酸塩
      • ノルフロキサシン
      • トスフロキサシントシル酸塩水和物等

    ニューキノロン系抗菌剤の作用が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること。

    カルシウムイオンはキレート化によりニューキノロン系抗菌剤の吸収を阻害し、血中濃度を低下させる。

    • 活性型ビタミンD製剤
      • アルファカルシドール
      • カルシトリオール
      • エルデカルシトール等
      • ,

    高カルシウム血症があらわれやすい。

    腸管でのカルシウムの吸収が促進される。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.2 その他の副作用

    頻度不明

    消化器

    便秘

    その他

    高カルシウム血症1)、結石症1)

    1) 長期投与によりあらわれることがある。

    18. 薬効薬理

    18.1 作用機序

    血清カルシウム値が低下したとき、カルシウム値を上昇させる1)

    19. 有効成分に関する理化学的知見

    一般的名称

    乳酸カルシウム水和物(Calcium Lactate Hydrate)

    化学名

    Monocalcium bis[(2RS)-2-hydroxypropanoate]pentahydrate

    分子式

    C6H10CaO6・5H2O

    分子量

    308.29

    性状

    白色の粉末又は粒で、においはなく、味は僅かに酸味がある。
    1gは水20mLに徐々に溶け、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
    常温でやや風解し、120℃で無水物となる。

    化学構造式

    22. 包装

    500g(粉末)[袋]
    500g(FG 細粒状)[袋]
    1050包(FG 細粒状)[1g×1050]

    24. 文献請求先及び問い合わせ先

    **ヴィアトリス製薬合同会社 メディカルインフォメーション部

    〒106-0041 東京都港区麻布台一丁目3番1号

    フリーダイヤル 0120-419-043

    26. 製造販売業者等

    26.1 **,*製造販売元

    ヴィアトリス・ヘルスケア合同会社

    東京都港区麻布台一丁目3番1号

    26.2 **販売元

    ヴィアトリス製薬合同会社

    東京都港区麻布台一丁目3番1号

    〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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