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下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
1日2回、患部に貼付する。
アスピリン喘息でないことを十分に確認すること。気管支喘息患者の中にはアスピリン喘息の患者も含まれている可能性があり、それらの患者では喘息発作を誘発させることがある。,
感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分に行い、慎重に使用すること。皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある。
*妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
貼付部の皮膚の状態に注意しながら慎重に使用すること。
胸内苦悶、悪寒、冷汗、呼吸困難、四肢しびれ感、血圧低下、血管浮腫、蕁麻疹等があらわれた場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。
乾性ラ音、喘鳴、呼吸困難感等の初期症状が発現した場合は使用を中止すること。なお、本剤による喘息発作の誘発は、貼付後数時間で発現している。,
0.1~5%未満注1)
0.1%未満注1)
皮膚
そう痒、発赤、発疹
かぶれ、ヒリヒリ感
健康成人による単回貼付(14時間、1枚中フルルビプロフェン40mg含有貼付剤)時の最高血中濃度到達時間は13.8±1.3hr、最高血中濃度は38.5±5.9ng/mLであり、半減期は10.4±0.8hrであった1)。(平均値±S.E. n=10)
健康成人による反復貼付(1日2回、29日間、1枚中フルルビプロフェン40mg含有貼付剤)による血中濃度は、4日目以降に定常状態となり、剥離48時間後には血中より消失し、蓄積性は認められなかった2)。
変形性膝関節症等の患者に1枚中フルルビプロフェン40mg含有貼付剤を適用した場合の薬物の組織移行性を、同量のフルルビプロフェン(40mg)経口投与時と比較した結果、滑膜中濃度はやや低いが、皮下脂肪、筋肉内濃度はほぼ近似した傾向が認められた3)。
健康成人による単回貼付(14時間、1枚中フルルビプロフェン40mg含有貼付剤)時の代謝物は経口投与時とほぼ同一であった1)。
健康成人による単回貼付(14時間、1枚中フルルビプロフェン40mg含有貼付剤)時の72時間までの尿中総排泄量は1.94%であった1)。
疾患名
有効率(“有効と認められるもの”以上例数/評価例数)
変形性関節症
57.8%(52/90)
肩関節周囲炎
64.0%(48/75)
腱・腱鞘炎、腱周囲炎
64.7%(44/68)
上腕骨上顆炎(テニス肘等)
59.3%(32/54)
筋肉痛
75.0%(33/44)
外傷後の腫脹・疼痛
80.7%(67/83)
フルルビプロフェンは、プロスタグランジンの合成を阻害することが報告されている(in vitro)18)。シクロオキシゲナーゼ活性を阻害することによりプロスタグランジンの生成を抑制し、鎮痛・抗炎症作用を示すと考えられる。
ランダルセリット法(ラット)、尿酸滑膜炎(イヌ)での疼痛反応に対して、基剤より有意に強い抑制作用を示した19),20)。
カラゲニンによる足浮腫(ラット)、抗ラット家兎血清による背部浮腫(ラット)、紫外線紅斑(モルモット)に対して、基剤より有意に強い抑制作用を示した19),21)。カラゲニンによる背部浮腫(ラット)、抗ラット家兎血清による背部浮腫(ラット)、紫外線紅斑(モルモット)に対しては、インドメタシン1%含有軟膏、副腎エキス含有軟膏及びサリチル酸メチル含有貼付剤と同等かそれ以上の抑制作用を示した21)。
ホルマリン浸漬濾紙法による肉芽形成(ラット)、アジュバント関節炎(ラット)に対して、基剤より有意に強い抑制作用を示した19),22)。ペーパーディスク法による肉芽形成(モルモット)に対しては、インドメタシン1%含有軟膏、副腎エキス含有軟膏及びサリチル酸メチル含有貼付剤とほぼ同等かそれ以上の抑制作用を示した21)。
フルルビプロフェン(Flurbiprofen)
(2RS)-2-(2-Fluorobiphenyl-4-yl)propanoic acid
C15H13FO2
244.26
白色の結晶性の粉末で、わずかに刺激性のにおいがある。メタノール、エタノール(95)、アセトン又はジエチルエーテルに溶けやすく、アセトニトリルにやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。エタノール(95)溶液(1→50)は旋光性を示さない。
114~117℃
内袋開封後はチャックを閉めて保存すること。
ゼポラスパップ40mg:120枚(6枚×20)140枚(7枚×20)600枚(6枚×100)700枚(7枚×100)
1) 清水正啓 他:貼付時の体内動態(社内資料)
2) 坪井 実 他:反復貼付時の血清中薬物濃度(社内資料)
3) 菅原幸子 他:Therapeutic Research.1987;6:289-294
4) 菅原幸子 他:至適濃度の検討等(社内資料)
5) 塩川優一 他:炎症.1987;7:203-211
6) 七川歓次 他:炎症.1983;3:79-94
7) 安田和則 他:薬理と治療.1982;10:3635-3644
8) 小竹英義 他:薬理と治療.1982;10:4207-4218
9) 平沼 晃 他:薬理と治療.1982;10:3645-3656
10) 今泉 司 他:薬理と治療.1982;10:4229-4241
11) 舘崎慎一郎 他:薬理と治療.1982;10:4219-4227
12) 林 正岳 他:薬理と治療.1982;10:3657-3669
13) 服部 奨 他:薬理と治療.1982;10:4243-4255
14) 青木虎吉 他:炎症.1989;9:335-344
15) 青木虎吉 他:医学と薬学.1988;20:1615-1625
16) 青木虎吉 他:炎症.1989;9:255-262
17) 小松原良雄他:医学と薬学.1989;21:761-769
18) 舛本省三 他:日本薬理学雑誌.1976;72:1025-1031
19) 北川晴雄 他:医薬品研究.1982;13:869-878
20) 清水敬介 他:Therapeutic Research.1988;8:235-236
21) 久木浩平 他:医薬品研究.1984;15:293-298
22) 舛本省三 他:医薬品研究.1982;13:879-885
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