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スチックゼノールA

添付文書番号

2649858M1036_1_12

企業コード

750007

作成又は改訂年月

2024年10月改訂(第2版)
2022年12月改訂

日本標準商品分類番号

872649

薬効分類名

外用鎮痛・消炎固形軟膏

承認等

スチックゼノールA

販売名コード

YJコード

2649858M1036

販売名英語表記

STICK ZENOL A

承認番号等

承認番号

20400AMZ01187000

販売開始年月

1994年8月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

3年

一般的名称

-

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

スチックゼノールA

有効成分(100g中)
日本薬局方サリチル酸メチル   18.50g
(100g中)
日本薬局方l-メントール   6.00g
(100g中)
日本薬局方dl-カンフル   5.00g
(100g中)
グリチルレチン酸   0.02g
添加剤香料、イソプロパノール、ステアリン酸Na、グリセリン、ヒマシ油

3.2 製剤の性状

スチックゼノールA

色・剤形・におい無色~微黄色の芳香を有する半透明の固形軟膏剤

4. 効能又は効果

下記における鎮痛・消炎
打撲、捻挫、筋肉痛、関節痛、骨折痛、虫さされ

6. 用法及び用量

通常、1日1~数回適量を患部に塗擦する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦

*妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児の動脈管収縮が起きたとの報告がある。

9.7 小児等

乳幼児には刺激が強すぎることがある。

11. 副作用

11.2 その他の副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1~5%未満

過敏症

発赤、発疹、腫脹

14. 適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意

  1. 14.1.1 眼又は眼の周囲に使用しないこと。
  2. 14.1.2 損傷皮膚及び粘膜に使用しないこと。
  3. 14.1.3 湿疹又は発疹の部位に使用しないこと。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序

サリチル酸メチルは皮膚刺激薬であり、局所刺激により適用部位及びその深部の血流を改善する。1)

18.2 抗炎症作用

ラットカラゲニン足蹠浮腫、ラット炎症足圧痛刺激に対する試験において、本剤は無処置対照群及び基剤群に対し、有意な抑制作用が認められた。2)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1 サリチル酸メチル

一般的名称

サリチル酸メチル(Methyl Salicylate)

化学名

Methyl 2-hydroxybenzoate

分子式

C8H8O3

分子量

152.15

性状

無色~微黄色の液で、強い特異なにおいがある。エタノール(95)又はジエチルエーテルと混和し、水に極めて溶けにくい。

化学構造式

沸点

219~224℃

19.2 l-メントール

一般的名称

l‐メントール(l-Menthol)

化学名

(1R,2S,5R)-5-Methyl-2(-1-methylethyl)cyclohexanol

分子式

C10H20O

分子量

156.27

性状

無色の結晶で、特異でそう快な芳香があり、味は初め舌をやくようで、後に清涼となる。エタノール(95)又はジエチルエーテルに極めて溶けやすく、水に極めて溶けにくい。室温で徐々に昇華する。

化学構造式

融点

42~44℃

19.3 dl-カンフル

一般的名称

dl‐カンフル(dl-Camphor)

化学名

(1RS,4RS)-1,7,7-Trimethylbicyclo[2.2.1]heptan-2-one

分子式

C10H16O

分子量

152.23

性状

無色又は白色半透明の結晶、結晶性の粉末又は塊で、特異な芳香があり、味はわずかに苦く、清涼味がある。エタノール(95)、ジエチルエーテル又は二硫化炭素に溶けやすく、水に溶けにくい。室温で徐々に揮散する。

化学構造式

融点

175~180℃

19.4 グリチルレチン酸

一般的名称

グリチルレチン酸(Glycyrrhetinic Acid)

化学名

3β-hydroxy-11-oxoolean-12-en-30-oic acid

分子式

C30H46O4

分子量

470.68

性状

白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。ピリジンに溶けやすく、エタノール又はクロロホルムにやや溶けやすく、石油エーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。

化学構造式

融点

288~297℃

20. 取扱い上の注意

  1. 20.1 揮発性のため薬剤がもろくなり、使用出来なくなることがあるので、使用後は必ずキャップをきちんとしめること。
  2. 20.2 小児の手のとどかない所に保管すること。
  3. 20.3 直射日光、高温を避けて保管すること。
  4. 20.4 火気に近づけないこと。

22. 包装

ポリプロピレン容器入り40g×10本
ポリプロピレン容器入り40g×50本

24. 文献請求先及び問い合わせ先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
三笠製薬株式会社 営業本部学術課

〒176-8585
東京都練馬区豊玉北2-3-1

TEL(03)3557-7287
FAX(03)3994-7462

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

三笠製薬株式会社

東京都練馬区豊玉北2-3-1

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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