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腸内菌叢の異常による諸症状の改善
通常、成人1日1.5~3gを3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常、成人1日3~6錠を3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
アミノフィリン、イソニアジドとの配合により着色することがあるので、配合を避けることが望ましい。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
宮入菌を107個経口投与したラットに対して消化管内における増殖・分布を調べたところ、宮入菌は投与30分後に小腸上部から小腸中部で発芽、2時間後には小腸下部で分裂増殖を開始していた。5時間後には胃から大腸まで広範に分布し、3日以内に糞便から排泄された1),2),3)。
宮入菌を107個服用した健康な成人男子において、宮入菌は服用後1~2日以内に糞便中から検出され、3~5日後に糞便中から消失した4)。
対象疾患
改善率
胃腸炎
75%(3/4例)
腹部症状
80%(271/338例)
下痢
97%(117/121例)
便秘
67%(6/9例)
交替性便通異常
80%(8/10例)
軟便
59%(94/159例)
本剤中の宮入菌は、腸管内で発芽、増殖することにより1),2),3),4)、酪酸等の短鎖脂肪酸や各種代謝産物を産生し10),11),12)、有害菌や病原性細菌の発育を抑制13),14),15),16)または有用菌の発育を促進する17)ことで、腸内細菌叢のバランスを整え、諸症状を改善する。また、宮入菌の産生する酪酸や酢酸などの短鎖脂肪酸は、消化管粘膜上皮細胞の増殖促進作用18),19)、水・ナトリウムの吸収調節作用を示す20)。さらに、酪酸は腸管内における大腸上皮細胞の重要なエネルギー源として利用されやすい21)など、消化管内でさまざまな生理作用を発揮することが知られている。
酪酸菌
Clostridium butyricum
グラム陽性、有芽胞、偏性嫌気性の桿菌で、酪酸、酢酸などの短鎖脂肪酸を産生する10)。嫌気培養することにより、BL寒天培地で灰褐色で中心部茶色の正円形~不規則形の集落を作る。
開封後は密閉し、湿気の少ない室温に保存すること。
バラ包装[500g、1kg(500g×2)、5kg(500g×10)]HS包装[1g×630包、1g×2,520包]
バラ包装[1,000錠]PTP包装[100錠(10錠×10枚)、400錠(10錠×10枚×4)、800錠(10錠×10枚×8)]
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