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処方箋医薬品注)
本剤の成分並びにアミノグリコシド系抗生物質又はバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者
カナマイシンに感性の大腸菌、赤痢菌、腸炎ビブリオ
感染性腸炎
「抗微生物薬適正使用の手引き」1)を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
カナマイシンとして、通常成人1日2~4g(力価)を4回に分割経口投与する。小児には体重1kg当り50~100mg(力価)を4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
難聴が増悪するおそれがある。
腸管からの吸収が増加することがある。
観察を十分に行うこと。ビタミンK欠乏症状があらわれることがある。
腎障害が増悪するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
低出生体重児、新生児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
ビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。
呼吸抑制があらわれるおそれがある。
呼吸抑制があらわれた場合には、必要に応じ、コリンエステラーゼ阻害剤、カルシウム製剤の投与等の適切な処置を行うこと。
両薬剤ともに神経筋遮断作用を有しており、併用によりその作用が増強される。
5%以上又は頻度不明
0.1~5%未満
0.1%未満
神経系
難聴(連用時)
腎臓
腎障害(連用時)
消化器
食欲不振、悪心、下痢等の胃腸症状
過敏症
過敏症状
ビタミン欠乏症
ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
カナマイシンは経口投与によりほとんど吸収されず、患者に1日6g(力価)(1.5g(力価)×4回)を経口投与した場合の血清中濃度は2.0μg/mL以下であった2)。
患者に1日6g(力価)(1.5g(力価)×4回)を経口投与した場合、糞便中に高濃度に排泄され、24時間まで9.3~17.5mg/gの値を示した2)。
細菌のリボソームの30Sサブユニットに結合し、タンパク合成の開始反応を阻害することにより抗菌作用を示す3)。
カナマイシンは、腸管感染症の原因菌である大腸菌、赤痢菌等に対して優れた抗菌作用を示した4)。
カナマイシン一硫酸塩(Kanamycin Monosulfate)
3-Amino-3-deoxy-α-D-glucopyranosyl-(1→6)-[6-amino-6-deoxy-α-D-glucopyranosyl-(1→4)]-2-deoxy-D-streptamine monosulfate
C18H36N4O11・H2SO4
582.58
カナマイシン一硫酸塩は白色の結晶性の粉末である。本品は水に溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
KM
PTP包装 100カプセル(10カプセル×10)
1) 厚生労働省健康局結核感染症課編:抗微生物薬適正使用の手引き
2) Hewitt, W. L., et al.:Ann. N. Y. Acad. Sci. 1958;76(2):122-128
3) 吉田眞一ほか:戸田新細菌学.2010;33 版:165-167、㈱南山堂
4) 野宮文三ほか:Clinical Report. 1970;4(10):2125-2133
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