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処方箋医薬品注)
本剤に感性の結核菌
肺結核及びその他の結核症
通常成人は、エチオナミドとして最初1日0.3g、以後漸次増量して0.5~0.7gを1~3回に分けて経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。なお、原則として他の抗結核薬と併用すること。
投与間隔をあけて使用すること。高い血中濃度が持続する。
肝障害を悪化させるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。妊娠中に投与された患者の中から奇形を有する児を出産したという報告がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。肝障害等の副作用があらわれやすい。
他の抗結核薬
重篤な肝障害があらわれることがある。
機序は不明である。
サイクロセリン
神経系の副作用を増強することがある。
5%以上又は頻度不明
0.1~5%未満
肝臓
黄疸
過敏症
発疹
消化器
食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、胸やけ、胃痛、下痢
精神神経系
頭痛、不眠、不安、めまい、抑うつ、興奮、四肢知覚異常、メランコリー
その他
甲状腺機能低下
月経異常、インポテンツ、女性型乳房、脱毛
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
雌マウスに長期間強制経口投与[2mg/動物/日(臨床用量の7~10倍)、約50週間プロピレングリコール溶液として投与]したところ、甲状腺癌が発生したとの報告がある1)。
肺結核患者21例、健常人8例に500mgを単回経口投与したとき、22例は血中濃度のピークが4~6時間後にみられ、19例で6~12.5μg/mLの値を示した2)。
結核菌のミコール酸合成を阻害することにより抗菌作用を示す3)。
エチオナミドのヒト型結核菌H37RVに対する最小発育阻止濃度は次のとおりであった4),5)(in vitro)。
Dubos液体培地 1~5μg/mL1%小川培地 10~25μg/mLYoumans培地 0.6~1.2μg/mL
エチオナミドは、SM、INH、PAS等の抗結核剤との間には、交差耐性のないことが認められた6)(in vitro)。
エチオナミド(Ethionamide)
2-Ethylpyridine-4-carbothioamide
C8H10N2S
166.24
エチオナミドは黄色の結晶又は結晶性の粉末で、特異なにおいがある。本品はメタノール又は酢酸(100)にやや溶けやすく、エタノール(99.5)又はアセトンにやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
161~165℃
PTP包装 100錠(10錠×10)
1) Biancifiori, C., et al.:Lav. Anat. Pat. Perugia. 1964;24:145-166
2) 大貫 稔ほか:日本胸部臨床. 1961;20(12):881-885
3) F. G. Winder., et al.:Journal of General Microbiology. 1971;66:379-380
4) 堂野前維摩郷ほか:日本医事新報. 1960;1897:36-49
5) Grumbach, F., et al.:C. R. Acad. Sci. 1956;242(17):2187-2189
6) 戸田忠雄ほか:日本臨床結核. 1959;18(12):862-865
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