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処方箋医薬品注)
歯科領域における表面麻酔
小綿球又は綿棒に本剤を適量とり対象とする部位に塗布、又は圧接する。術後うがいをする。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
新生児、乳児、3歳未満の幼児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
血圧降下、顔面蒼白、脈拍の異常、呼吸抑制等の症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
振戦、痙攣等の中毒症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等の適切な処置を行うこと。
発現頻度不明
精神神経系注1)
眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、悪心・嘔吐等
過敏症
蕁麻疹等の皮膚症状、浮腫等の過敏症状
血液
メトヘモグロビン血症
アミノ安息香酸エチルは血液や肝などで容易に加水分解を受けるので、その代謝はパラアミノ安息香酸とほぼ同一と考えられる。ウサギに400mg及び800mg/kgを経口投与したとき、24時間尿中に未変化体1%以下、パラアミノ安息香酸36%、パラアミノ安息香酸のグリシン抱合体20%、パラアミノ安息香酸のグルクロン抱合体8%(エステル型)、12%(エーテル型)、パラアミノ安息香酸の硫酸抱合体約9%が排泄される。1)
アミノ安息香酸エチル製剤の臨床試験について、公表文献のある症例について集計した。
施設名
対象臨床項目
有効率
日本大学歯科病院保存科2)<対象:41例>
浸潤麻酔時(麻酔注射針刺入点)の術前塗布麻酔
97.2%(35/36)
その他
100.0%(5/5)
東北歯科大学歯科保存学第二講座 他1施設3)<対象:55例>
浸潤麻酔時(麻酔注射針刺入点)の術前塗布麻酔
91.3%(21/23)
歯肉縁除石(歯石除去)時の疼痛抑制
82.6%(19/23)
歯肉圧排時における疼痛抑制
90.0%(18/20)
日本大学松戸歯学部歯周病学講座 他2施設4)<対象:171例>
85.7%(24/28)
歯肉縁除石(歯石除去)時の疼痛抑制
53.8%(77/143)
神奈川歯科大学小児歯科学5)<対象:51例>
抜歯(乳歯晩期残存の抜歯含む)・生活歯髄切断・抜髄の浸潤麻酔時の術前塗布麻酔
96.1%(49/51)
全身的、局所的に副作用は認められなかった。
神経細胞膜のNa+チャネルを抑制することによって神経の活動電位発生を抑制し、知覚神経の求心性伝導を抑制する。1)
本剤は、水に溶けにくく、局所適用後速やかに作用が発現し、その箇所に滞留し、持続的な表面麻酔が得られる。
アミノ安息香酸エチル(Ethyl Aminobenzoate)(JAN)
Ethyl 4-aminobenzoate
C9H11NO2
165.19
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味はやや苦く、舌を麻痺させる。
エタノール(95)又はジエチルエーテルに溶けやすく、水に極めて溶けにくい。
希塩酸に溶ける。
89〜91℃
28.35g(1 oz.)
1) 第十八改正日本薬局方解説書,廣川書店. 2021:C-286-288
2) 小木曽文内ほか:歯界展望. 1982;60(6):1233-1241
3) 渡貫健ほか:東北歯科大学学会誌. 1983;10(2):147-153
4) 塩入隆行ほか:日本歯周学会誌. 1983;25(4):882-887
5) 檜垣旺夫ほか:歯科薬物療法研究会誌. 1982;1(1):48-52
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