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劇薬
処方箋医薬品注)
[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。]
[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]
[更に尿を出にくくすることがある。]
[心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。]
[消化管運動を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
通常成人には、1回1/2~1管(ブチルスコポラミン臭化物として10~20mg)を静脈内又は皮下、筋肉内に注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。治療期間の延長をきたすおそれがある。
尿を出にくくすることがある。
心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。
中毒性巨大結腸を起こすおそれがある。
汗腺分泌を抑制し、体温調節を障害するおそれがある。
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
慎重に投与すること。前立腺肥大を伴っている場合が多い。
抗コリン作用(口渇、眼の調節障害、心悸亢進等)が増強することがある。
併用により本剤の作用が増強されることがある。
相互に消化管における作用を減弱するおそれがある。
本剤は消化管運動を抑制するため、ドパミン拮抗剤の消化管運動亢進作用と拮抗する。
悪心・嘔吐、悪寒、皮膚蒼白、血圧低下、呼吸困難、気管支攣縮、浮腫、血管浮腫等があらわれることがある。,
5%以上
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
眼
調節障害
散瞳、閉塞隅角緑内障
消化器
口渇
悪心・嘔吐
泌尿器
排尿障害
精神神経系
頭痛、頭重感、眠気、めまい
循環器
心悸亢進
過敏症
発疹
蕁麻疹、紅斑、そう痒症
その他
顔面紅潮
口渇、眼の調節障害、せん妄、心悸亢進、血圧上昇等を引き起こす可能性がある。
必要に応じ、副交感神経興奮薬の投与を行うこと。
国内で実施された臨床試験の結果、承認された効能又は効果に対する本剤の臨床効果が認められた。
副交感神経支配の腹部中空臓器の壁内神経節に作用し、神経刺激伝達を抑制して胃腸管、胆道、泌尿器及び女性生殖器の痙攣を緩解する。
摘出腸管におけるピロカルピン誘発痙攣をアトロピンとほぼ同量で抑制する1) (モルモット)。
健康成人に静脈内投与すると、卵黄反射による胆のう収縮を抑制することがX線撮影により認められている8),9) 。
ヒトに静脈内投与すると、妊娠子宮及び産褥子宮の頸部の収縮を抑制するが、体部については、ほとんど影響を及ぼさない10) 。
ブチルスコポラミン臭化物Scopolamine Butylbromide
(1R,2R,4S,5S,7s,9r)-9-Butyl-7-[(2S)-3-hydroxy-2-phenylpropanoyloxy]-9-methyl-3-oxa-9-azoniatricyclo[3.3.1.02,4]nonane bromide
C21H30BrNO4
440.37
本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である。本品は水に極めて溶けやすく、酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、無水酢酸に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品1.0gを水10mLに溶かした液のpHは5.5~6.5である。
約140℃(分解)
1mL×10管1mL×50管
1) Wick H:Arch Exp Pathol Pharmakol. 1951;213:485-500
2) Schmid E, et al.:Arzneimittelforschung. 1968;18:1449-53
3) Schmid E, et al.:Arzneimittelforschung. 1969;19:998-9
4) Schmid E, et al.:Arzneimittelforschung. 1971;21:813-5
5) Lick R F, et al.:Z Gastroenterol. 1967;5:275-81
6) 梅野喬連:日本医科大学雑誌. 1959;26(12):1290-5
7) Brosig W:Z Urol Nephrol. 1953;46:456-66
8) Reinecke H:Klin Wochenschr. 1953;31:465-9
9) Schnayder K, et al.:Klin Med. 1954;9:74-9
10) 楠本雅彦 他:日本産科婦人科学会雑誌. 1958;10:1531-4
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