当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
劇薬
処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
起立性低血圧、各種疾患若しくは状態に伴う急性低血圧又はショック時の補助治療
通常成人には、1回0.2~1mL(エチレフリン塩酸塩として2~10mg)を皮下注射、筋肉内注射又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。刺激伝導系の促進により、症状を悪化させるおそれがある。
血圧を上昇させるおそれがある。
症状を悪化させるおそれがある。
心悸亢進、頻脈等を悪化させるおそれがある。
心筋酸素消費量の増大により、症状を悪化させるおそれがある。
反射性の拍動数の増加を抑制するおそれがある。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
期外収縮、徐脈等があらわれることがある。
ハロタン等の麻酔剤は本剤に対する心筋の感受性を高めるため、不整脈がおこりやすくなる。
血圧の異常上昇をきたすことがあるので、その様な場合はクロルプロマジンの静注を行う。
本剤の昇圧作用と麦角アルカロイドの末梢血管収縮作用により血圧が上昇する。
0.1~5%未満
0.1%未満
循環器注1)
心悸亢進、胸内苦悶、徐脈、血圧異常上昇、呼吸困難
精神神経系
頭痛
不眠、振戦
過敏症
発疹
脳内出血、肺水腫、頭痛等があらわれることがあるので、特に感受性の高い患者には注意すること。
下記の点に留意すること。
動物実験で充血、出血、変性等の局所障害が認められるので、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に留意すること。
健康成人にエチレフリン塩酸塩0.75mg注2) を静脈内投与した場合、血中濃度の半減期は約2時間であった1) (外国人データ)。
静脈内投与した場合、2分で全身に分布し、心筋及び肝に大量に分布した。脳内への分布は認められなかった2) (ラット)。
主代謝産物はエチレフリンのグルクロン酸及び硫酸抱合体であった1) (外国人データ)。
健康成人にエチレフリン塩酸塩0.75mg注3) を静脈内投与したとき、24時間で約78%が尿中に排泄された。未変化体の尿中排泄率は約28%であった1) (外国人データ)。
国内で実施された臨床試験の結果、承認された効能・効果に対する本剤の臨床効果が認められた。
再評価時の調査症例1,025例中、本剤の副作用は6例(0.59%)であり、主な副作用は心悸亢進4例(0.39%)、頭痛3例(0.29%)であった。また、臨床検査値においては特に一定の傾向を示す変動は認められていない。
本剤は交感神経刺激作用(α, β刺激)により、心拍出量を増加させる。また、静脈緊張度の改善により、循環血流量を増加させ、血圧を上昇させる。
心筋の収縮力を増し、心拍出量及び分時拍出量を増加させる3),4) (イヌ心肺標本)。
用量依存的に血圧を上昇させる4) (イヌ)。
低血圧患者に皮下注射した場合、心拍出量の増加、血圧の上昇がみられる。末梢血管抵抗は減少する5) 。
エチレフリン塩酸塩(JAN)Etilefrine Hydrochloride(JAN)Etilefrine(INN)
(1RS)-2-Ethylamino-1-(3-hydroxyphenyl)ethanol monohydrochloride
C10H15NO2・HCl
217.69
白色の結晶又は結晶性の粉末である。水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けやすく、酢酸(100)にやや溶けにくい。光によって徐々に黄褐色に着色する。本品の水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
118~122℃
外箱開封後は遮光して保存すること。
1mL(1管)×10管1mL(1管)×50管
1) Hengstmann J H et al.:Eur J Clin Pharmacol. 1975;9:179-87
2) 社内資料:薬物動態(ラット)
3) Unna K et al.:Arch Exp Pathol Pharmakol. 1951;213:207-34
4) 橋本虎六 ほか:応用薬理. 1969;3(1):27-33
5) 斉藤十六 ほか:内科の領域. 1961;9(1):75-80
サノフィ株式会社コールセンター くすり相談室
〒163-1488 東京都新宿区西新宿三丁目20番2号
フリーダイヤル 0120-109-905
サノフィ株式会社
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.