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劇薬
処方箋医薬品注)
グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)欠損症の患者に本剤を投与後、重篤な溶血性貧血が認められている。G6PD欠損症等の溶血性貧血のリスクの有無については、家族歴を含めて問診を行うなど十分に確認を行うこと。,,,,
三日熱マラリア及び卵形マラリア
本剤は三日熱マラリア又は卵形マラリア原虫の休眠体を殺滅する目的(根治療法)のみに使用する薬剤であるため、赤血球中の原虫の殺滅に対しては他の抗マラリア剤を使用すること。また、本剤は赤血球中の原虫の殺滅に対する他の抗マラリア剤による治療後に使用すること。
通常、成人にはプリマキンとして30mgを1日1回14日間、食後に経口投与する。通常、小児にはプリマキンとして0.5mg/kg(最大30mg)を1日1回14日間、食後に経口投与する。
顆粒球減少の発現が増加するおそれがある。
血液障害の発現が増加するおそれがある。,,,
QT間隔延長及び不整脈があらわれるおそれがある。,
*治療効果が減弱するおそれがある。,
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。本剤は母体及び胎児に血管内溶血を引き起こす可能性がある。また、プリマキンには遺伝毒性の可能性があることが報告されている。ラット器官形成期投与試験で胎児に対する影響が認められたとの報告がある。,,,
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。授乳婦にプリマキン0.5mg/kgを投与したところ、乳汁中にプリマキンが移行すること、生後1ヶ月以上のG6PDが正常な乳児における授乳を介したプリマキンの相対投与量は授乳婦への投与量の1%未満であったことが報告されている。
本剤投与による溶血性貧血を含むリスクとベネフィットを考慮した上で、投与の可否を慎重に判断すること。4歳未満の小児に対する臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に、生理機能が低下している。
溶血性貧血が報告されている薬剤イブプロフェン等の解熱消炎鎮痛剤、セフェム系抗生物質製剤、メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー)等,,,
併用により溶血性貧血の危険性が高まる可能性がある。
両剤の相加的な溶血作用によるものと考えられる。
骨髄抑制を起こすおそれのある薬剤抗悪性腫瘍剤、骨髄抑制剤、ペニシラミン、金製剤等
併用により骨髄抑制による副作用が増強するおそれがある。
機序は不明である。
QT延長を起こすことが知られている薬剤キノロン系抗菌薬モキシフロキサシン塩酸塩、レボフロキサシン水和物等クラスIA抗不整脈薬キニジン、プロカインアミド等クラスIII抗不整脈薬アミオダロン、ソタロール等スルピリド、イミプラミン、ピモジド、ハロペリドール、エリスロマイシン、コハク酸ソリフェナシン等
QT延長を起こすおそれがある。
溶血性貧血を示唆する徴候(尿の暗色化、ヘモグロビン値あるいは赤血球数の急激な減少等)がみられた場合、又は白血球数の急激な減少が認められた場合は、本剤の使用を直ちに中止すること。,,,,
頻度不明
過敏症
発疹、そう痒症
消化器
悪心、嘔吐、胃部不快感、腹痛
精神神経系
浮動性めまい
本剤の過量投与により、腹部仙痛、嘔吐、黄疸、心窩部灼熱感・苦悶、不整脈及びQT延長を含む心臓血管系の障害、中枢神経系の障害、チアノーゼ、メトヘモグロビン血症、中等度の白血球増加又は白血球減少、貧血、顆粒球減少、急性溶血性貧血などが発現することがある。
症状のあるメトヘモグロビン血症に対しては、メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー)1~2mg/kgにより治療すること。
健康成人男子10例にプリマキン30mgを単回投与したときの薬物動態パラメータを以下に示す9) (外国人データ)。
投与量(mg)
Cmax(ng/mL)
tmax(h)
AUCinf(ng・h/mL)
t1/2(h)
30
120(81-151)
2.0(1.0-2.0)注1)
1094(454-1723)
7.9±2.5注2)
幾何平均(最小値-最大値)
三日熱マラリア患者7例にプリマキン15mg注3) を1日1回14日間反復経口投与したときの薬物動態パラメータを以下に示す10) (外国人データ)。
測定日
1日目
50.7±21.2
2.3±1.1
480±260
5.6±1.0
14日目
49.7±14.4
2.1±0.9
490±190
5.8±0.9
平均値±標準偏差
健康成人5例にプリマキン45mg注3) を単回投与したときの経口バイオアベイラビリティは96%であった11) (外国人データ)。
健康成人20例にプリマキン30mgを空腹時及び食直後に単回経口投与したとき、プリマキンのCmax及びAUCinfの幾何平均は、食直後の投与により空腹時投与よりも、それぞれ26%及び14%増加した。tmax(中央値)は、空腹時投与で2.0時間、食事直後の投与で1.5時間であった9) (外国人データ)。
血漿中のプリマキンは主にα1-酸性糖タンパク質に結合することが示唆された12) (in vitro)。
*プリマキンは速やかに代謝され、血漿中では主に薬理学的に不活性なカルボキシプリマキンとして存在する。プリマキンはその他CYP2D6によるキノリン環のヒドロキシル化も行われ、これらのヒドロキシル化代謝物が本剤の有効性及び溶血毒性を示すと考えられる13) (外国人データ)。
*健康被験者6例にプリマキン45mg注3) を単回経口投与したときの投与24時間後までの未変化体の尿中排泄率は1%未満であった。プリマキンの終末相半減期は6時間、血漿中の主代謝物であるカルボキシプリマキンの終末相半減期は22時間であった。カルボキシプリマキンはさらに代謝され、生成する代謝物は主に尿より排泄されることが示唆された14) (外国人データ)。
慢性腎疾患患者24例にプリマキン15mg注3) を単回投与したとき、健康成人の薬物動態に比較して違いは認められなかった15) (外国人データ)。
*プリマキンは、MAO-A、CYP1A2、2C19、2D6及び3A4により代謝され、CYP1A2を阻害する可能性が示された16),17),18),19) (in vitro)。
プリマキンの薬物動態パラメータに及ぼす併用薬の影響を以下に示す20) (外国人データ)。
併用薬
例数
プリマキンの用法・用量注3)
併用薬の用法・用量
CLPO(L/h)
メフロキン
9
45mg単回
非併用
167(113-532)
33.1(17.6-49.3)
10mg/kg単回
229(114-503)
34.0(21.7-49.0)
キニーネ
7
271(147-431)
24.8(12.6-48.4)
10mg/kg1日3回
295(64-308)
21.3(15.9-73.0)
中央値(最小値-最大値)
併用薬の薬物動態パラメータに及ぼすプリマキンの影響を以下に示す21),22) (外国人データ)。
8
750mg単回
1161±120
20.0±3.8注4)
1179±153
20.2±4.8注4)
エチニルエストラジオール
6
エチニルエストラジオール/レボノルゲストレル:30/150μg単回
-
929±188
985±223
レボノルゲストレル
22.4±6.5
29.7±10.3
アーテスネート(本邦未承認薬)が投与された12~60歳の三日熱マラリア患者399例を対象にプリマキンを投与し、28日間追跡した試験の結果は以下のとおりであった。有害事象の発現率は頭痛4.5%(3/66例)、めまい3.0%(2/66例)、食欲不振、悪心及び下痢が各1例(1.5%)であった23) (外国人データ)。
用法・用量
再発例(%)
30mg/日 14日間
52
0
クロロキン(本邦未承認薬)が投与された3歳以上の三日熱マラリア患者200例にプラセボを対照として、プリマキン0.5mg/kg/日注5) 14日間又はプリマキン0.75mg/kg/週8週間投与注5) し、11ヵ月間追跡した試験の結果は以下のとおりであった24) (外国人データ)。
投与群
症例数
再発例数(%)
プラセボ8週間投与群
71
22(31.0)
プリマキン14日間投与群:0.5mg/kg/日
55
1(1.8)
プリマキン8週間投与群:0.75mg/kg/週
74
4(5.1)
作用機序については十分な解明がなされていないが、主に、休眠体原虫に対するミトコンドリア電子伝達系阻害25) 、活性酸素による酸化的損傷26) によるものと推察されている。
プリマキンリン酸塩(Primaquine Phosphate)
(4RS)-N4-(6-Methoxyquinolin-8-yl)pentane-1,4-diamine diphosphate
C15H21N3O・2H3PO4
455.34
本品はだいだい色~赤色の粉末である。本品は水にやや溶けやすく、エタノールにほとんど溶けない。
197~198℃
2.1~3.2
14錠[ボトル、バラ]
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