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本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
通常成人には、タマサキツヅラフジ抽出アルカロイドとして、1日3〜6mgを2〜3回に分けて食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常成人には、タマサキツヅラフジ抽出アルカロイドとして、1日1.5〜2mgを2〜3回に分けて食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
本剤の注射剤において、ショックの報告があるので問診を十分に行うこと。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
授乳中の女性には治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
顔面潮紅、じんま疹、胸部不快感、喉頭浮腫、呼吸困難、血圧低下等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
発疹、皮疹、浮腫(顔面、手足)
消化器
食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢
肝 臓
AST、ALTの上昇
内分泌
月経異常
その他
頭痛、そう痒感、めまい
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
健康成人男子にセファランチン(タマサキツヅラフジ抽出アルカロイド)として10〜120mgを単回経口投与したときの血中濃度の推移は、10〜60mg投与群では速やかに上昇し、Tmaxは1.1〜2.5時間でCmaxに達した後、一相性に減少した。120mg投与群では、1.2±0.3時間のTmaxを示した後、二相性に減少した1)。
投与量(mg)
Tmax(hr)
Cmax(ng/mL)
t1/2(hr)
AUC0~∞(ng・hr/mL)
10(n=2)
2.5±0.5
0.53±0.06
4.1±0.1
3.49±0.09
30(n=5)
1.1±0.2
2.35±0.48
9.2±1.3
23.8±6.1
60(n=5)
3.46±0.27
6.8±0.5
26.4±2.8
120(n=5)
1.2±0.3
6.78±1.11
3.3±1.0(α相)17.1±4.1(β相)
131.3±28.5
(mean±SE)
放射線による白血球減少症264例に対する有効率は、「有効」以上で64.8%(171/264)、「やや有効」以上で83.3%(220/264)であった2)。
円形脱毛症・粃糠性脱毛症621例に対する有効率は、「有効」以上で53.3%(331/621)、「やや有効」以上で64.4%(400/621)であった2)。
本剤は放射線による造血機能障害に対し、血液幹細胞に働き、造血機能の回復を促進することが認められた3),4)。
本剤は抗原抗体反応による肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑制することが認められた5)。
本剤は下垂体を介し、血中のACTHを上昇させることにより、副腎および血中のコルチコステロンの産生を高めることが認められた6)。
本剤は末梢循環独自の周期的血管運動を損なうことなく、末梢血管の拡張並びに血流を促進し、末梢循環障害を改善することが認められた7)。
タマサキツヅラフジ抽出アルカロイドは、淡黄色粉末で、メタノールにやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。主として下記の4成分からなる。
セファランチン(Cepharanthine)
6',12'-Dimethoxy-2,2'-dimethyl-6,7-[methylenebis(oxy)]oxyacanthan
C37H38N2O6
606.71
イソテトランドリン(Isotetrandrine)
6,6',7,12-Tetramethoxy-2,2'-dimethylberbaman
C38H42N2O6
622.75
シクレアニン(Cycleanine)
7,7'-O,O-Dimethylisochondodendrine
ベルバミン(Berbamine)
6,6',7-Trimethoxy-2,2'-dimethylberbaman-12-ol
C37H40N2O6
608.72
バラ:120g、360g、1kg
PTP:100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50)、1,000錠(10錠×100)バラ[乾燥剤入り]:1,000錠
1) 安田耕太郎他:臨床薬理, 1989;20(4):735-740
2) 社内資料:再評価時資料
3) 栄康行他:最新医学, 1978;33(7):1495-1499
4) 小野稔他:新薬と臨牀, 2001;50(9):924-936
5) 杉山勝三他:アレルギー, 1976;25(9):685-690
6) 吉川典孝他:日本薬理学雑誌, 1986;87(2):99-104
7) Asano, M. et al.:Biochem. Exp. Biol., 1980;16(4):341-348
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