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効果がないのに、月余にわたって漫然と使用すべきでない。
通常成人1日1~2錠を経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
レボドパ
ビタミンB6がレボドパの作用を減弱することがある。
末梢でのレボドパの脱炭酸化が促進し、レボドパの中枢への移行が減少することが考えられている。
頻度不明
過敏症
発疹、そう痒感
消化器
悪心、嘔吐、食欲不振、胃痛、胃部不快感、腹部膨満感、口渇、下痢
その他
不眠、頻尿
ビタミンB2により、尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
ビタダン配合錠とビタノイリンカプセル50を健康成人男子にビタダン配合錠は1錠、ビタノイリンカプセル50は1カプセル(ピリドキサールリン酸エステル水和物として30mg、フルスルチアミン塩酸塩として54.57mg)空腹時単回経口投与(クロスオーバー法)し、血清中ビタミンB6濃度及び全血中ビタミンB1濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された1)。
Cmax(ng/mL)
Tmax(hr)
T1/2(hr)
AUC0-24hr(ng・hr/mL)
ビタミンB6
ビタダン配合錠
220.7±85.1
2.2±0.6
17.2±10.9
653.7±173.2
ビタノイリンカプセル50
208.7±88.7
2.2±0.5
11.6±4.7
686.4±201.3
ビタミンB1
131.8±23.3
1.3±0.5
8.9±2.0
1206.7±176.2
138.2±22.5
8.3±1.7
1184.8±147.9
(Mean±S.D.)
血清中濃度・全血中濃度ならびにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
「いわゆる神経痛」を対象に配合カプセル(フルスルチアミンとしては50mg含有)及び対照薬としてフルスルチアミン50mgカプセル、2.5mg錠をそれぞれ1日2カプセル(錠)、2週間投与し痛みに対する効果を二重盲検比較対照試験により検討した試験において、配合カプセル(フルスルチアミンとしては50mg含有)投与群が痛みの4症状(自発痛、放散痛、運動痛、圧痛)の合計改善度で、対照群に比しすぐれることが認められている2)。
神経細胞の増殖及び神経機能と密接な関連をもつ膜の構成成分であるリン脂質の合成促進8)(in vitro)、神経の外科的損傷時の再生促進16)(ウサギ)、アロキサン糖尿病の試験的神経炎における神経伝導速度の低下と神経線維の形態学的変化の正常化17)(ラット)等において、フルスルチアミン、ピリドキサールリン酸エステル、ヒドロキソコバラミンの併用が、各単独投与よりもすぐれていることが示されている。
ピリドキサールリン酸エステル水和物(Pyridoxal Phosphate Hydrate)
(4-Formyl-5-hydroxy-6-methylpyridin-3-yl)methyl dihydrogenphosphate monohydrate
C8H10NO6P・H2O
265.16
微黄白色~淡黄色の結晶性の粉末である。水に溶けにくく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。希塩酸又は水酸化ナトリウム試液に溶ける。0.1gを水200mLに溶かした液のpHは3.0~3.5である。光によって淡紅色となる。
フルスルチアミン塩酸塩(Fursultiamine Hydrochloride)
N-(4-Amino-2-methylpyrimidin-5-ylmethyl)-N-{(1Z)-4-hydroxy-1-methyl-2-[(2RS)-tetrahydrofuran-2-ylmethyldisulfanyl]but-1-en-1-yl}formamide monohydrochloride
C17H26N4O3S2・HCl
435.00
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがあり、味は苦い。水、メタノール又はエタノール(95)に溶けやすい。
リボフラビン(Riboflavin)
7,8-Dimethyl-10-[(2S,3S,4R)-2,3,4,5-tetrahydroxypentyl]benzo[g]pteridine-2,4(3H,10H)-dione
C17H20N4O6
376.36
黄色~橙黄色の結晶で、わずかににおいがある。水に極めて溶けにくく、エタノール(95)、酢酸(100)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。飽和水溶液は中性である。光によって分解する。
約290℃(分解)
ヒドロキソコバラミン酢酸塩(Hydroxocobalamin Acetate)
Coα-[α-(5,6-Dimethyl-1H-benzimidazol-1-yl)]-Coβ-hydroxocobamide monoacetate
C62H89CoN13O15P・C2H4O2
1406.41
暗赤色の結晶又は粉末で、においはない。水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。
PTP[乾燥剤入り]:100錠(10錠×10)、1,000錠(10錠×100)
1) 社内資料:生物学的同等性試験
2) 阿部達夫他:臨牀と研究, 1980;57:963-971
3) 陳震東:実験治療, 1966;414:227-229
4) 糸川嘉則:ビタミン, 1975;49:415-427
5) Muralt, A.:Ann. N. Y. Acad. Sci., 1962;98:499-507
6) Mitoma, C.:Drug Metab. Dispos., 1973;1:698-703
7) 阿部達夫:日本臨牀, 1962;20:1957-1966
8) 成実重彦他:ビタミン, 1975;49:308
9) 中沢恒幸他:アリナミン基礎文献集, 1966;3:117-120
10) 桐田良人:臨牀と研究, 1966;43:1889-1896
11) 中原正雄他:新薬と臨牀, 1966;15:1297-1298
12) 山田弘三:現代内科学大系 代謝異常(Ⅲ), 中山書店, 1959;273-309
13) Heinrich, H. C. et al.:Klin. Wochenschr., 1961;39:689-691
14) Yagiri, Y.:J. Vitaminol., 1967;13:228-238
15) 中沢恒幸他:ビタミン, 1966;34:576-586
16) 中沢恒幸:実験治療, 1966;414:230-232
17) 福田尚久他:ビタミン, 1975;49:308-309
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