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処方箋医薬品注)
各種高血圧症(本態性高血圧症、腎性高血圧症)
カタプレス錠75μg:通常1回1~2錠(クロニジン塩酸塩として0.075mg~0.150mg)を1日3回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。重症の高血圧症には1回4錠を1日3回投与する。カタプレス錠150μg:通常1回1/2~1錠(クロニジン塩酸塩として0.075mg~0.150mg)を1日3回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。重症の高血圧症には1回2錠を1日3回投与する。
急激な降圧により心機能を悪化させることがある。
急激な降圧により症状を悪化させることがある。
症状を悪化させることがある。
血圧、心機能等に著明な変化を来すおそれがある。
急激な降圧により腎機能を悪化させることがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤は胎盤を通過することが報告されている。
授乳しないことが望ましい。ヒト母乳中へ移行することが報告され、哺乳児に低血圧や眠気等の有害作用が認められている1),2)。
小児等を対象とした国内臨床試験は実施していない。
低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。脳梗塞等が起こるおそれがあるため一般に過度の降圧は好ましくないとされている。
中枢神経抑制剤アルコール
鎮静作用が増強されることがある。
本剤との併用により相加的に鎮静作用が増強される。
β遮断剤
本剤の投与中止後のリバウンド現象が強められる可能性があるので、本剤の投与を中止する場合には、β遮断剤を先に中止し、数日間経過を観察した後、本剤の投与を中止すること。
本剤はノルエピネフリンの遊離を抑制するため、急激な中止により血中ノルエピネフリンの上昇が起こる。β遮断剤の併用時は、β受容体が遮断されているため、ノルエピネフリンのα受容体刺激作用が増強され、血圧が急激に上昇する。
5%以上又は頻度不明
0.1~5%未満
0.1%未満
精神神経系
眠気、鎮静作用、疲労感
不安、めまい、倦怠感
見当識障害
循環器
徐脈
起立性低血圧、蒼白・レイノー様症状
消化器
口渇(19.0%)
悪心、食欲不振、下痢、便秘、心窩部膨満感、胸やけ
腹痛
泌尿・生殖器
陰萎
過敏症
発疹、そう痒
その他
鼻閉、血管神経性浮腫
眼の乾燥、血糖値の上昇
過量投与した場合、交感神経抑制によって一般的に認められる瞳孔収縮、嗜眠、徐脈、低血圧、低体温、昏睡、無呼吸等の症状が発現する。また、末梢のα₁受容体の刺激による血圧上昇が起こる可能性もある。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
高血圧症患者5例にクロニジン塩酸塩0.3mgを経口投与した場合、90分で最高血中濃度約1.3ng/mLに達する。血中濃度の半減期は約10時間である(外国人のデータ)3)。
クロニジン塩酸塩0.1mg/kgを経口投与した場合、消化管から吸収後、全組織に均等に分布し、吸収及び排泄に関係のある臓器以外に特定の臓器に集中する傾向は認められなかった(ラット)4)。
一部は肝臓においてイミダゾリン環の開裂、フェニル環の水酸化を受けるが、大部分は未変化体である(外国人のデータ)5)。
健康成人にクロニジン塩酸塩を0.39mg又は1.44mg経口投与した場合、24時間後までに尿中に約45%、96時間後までに尿中に約65%及び糞中に約22%が排泄される(外国人のデータ)4)。
承認された効能・効果に対する本剤の臨床効果が認められた。
脳幹部のα2受容体に選択的に作用して、交感神経緊張を抑制することにより、末梢血管を拡張させ血圧を降下させる(ネコ、イヌ)6)
高血圧症患者に経口投与した場合、有意な血圧降下作用が認められ、作用は30~60分で発現し、2~4時間で最大効果に達し、10時間以上持続する7)。
高血圧症患者に長期投与した場合、末梢血管抵抗の低下が認められている。また、腎血管抵抗の低下に基づく腎血流量の増加傾向が認められている8),9)。
高血圧症患者に経口投与した場合、立位、臥位共に血漿レニン活性の低下が認められている9) 。特に血漿レニン活性の高い高血圧症患者での血漿レニン活性の低下が著明である10) 。
クロニジン塩酸塩(Clonidine Hydrochloride(JAN)、Clonidine(INN))(JAN)
2-(2,6-Dichlorophenylimino)imidazolidine monohydrochloride
C9H9Cl2N3・HCl
266.55
白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノールに溶けやすく、水又はエタノール(95)にやや溶けやすく、酢酸(100)に溶けにくく、無水酢酸又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品1.0gを水20mLに溶かした液のpHは4.0~5.5である。
約310℃(分解)
アルミピロー包装開封後は、湿気を避けて保存すること。
100錠[10錠(PTP)×10]
1) Hartikainen-Sorri AL et al.:Dept Obstet & Gynaecol & Paediat. 1987:69(4):598‒600
2) Asher Ornoy: Pharm Res. 2018: 35: 46
3) Wing L M H et al.:Eur J Clin Pharmacol. 1977:12:463‒469
4) Rehbinder D et al.:Arzneim-Forsch/Drug Res. 1969:19:169‒176
5) Darda S et al.:Arzneim-Forsch/Drug Res. 1978:28:255‒259
6) Kobinger W:Chest. 1983: 83:296‒299
7) 大島研三ほか:綜合臨牀. 1970:19:1237
8) Cohen I M et al.:Clin Pharmacol Ther. 1979:26:572‒577
9) Morgan T:Chest. 1983:83:383‒386
10) 浜本 肇ほか:臨牀と研究. 1977:54:308‒312
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