当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
処方箋医薬品注)
ロミタピドメシル酸塩を投与中の患者
通常、成人には1回1錠、1日3回経口投与する。なお、年令・症状により適宜増減する。
眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
筋弛緩作用を若干有する。
作用が強くあらわれることがある。
呼吸機能が低下することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)において、乳汁中に移行することが認められている。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。
本剤がCYP3Aを阻害することにより、ロミタピドメシル酸塩の代謝が阻害される。
中枢神経抑制作用が増強することがある。
両薬剤の中枢神経抑制作用が相加的に増強する可能性がある。
両者の中枢神経抑制作用が相加的に増強する可能性がある。
タクロリムスの血中濃度が上昇することがあるので、本剤を減量又は休薬する等適切な処置を行うこと。
本剤がCYP3A4によるタクロリムスの代謝を抑制することによると考えられる。
0.1~5%未満
頻度不明
依存性注1)
薬物依存
精神神経系
眠気、めまい・ふらつき、不眠、頭痛
不安、焦躁、抑うつ症状、手足のふるえ、しびれ等
消化器
口渇、腹痛、悪心・嘔吐、便秘
食欲不振、下痢等
過敏症
発疹
そう痒感、発熱、顔面浮腫等
肝臓
AST・ALTの上昇等
その他
脱力感、動悸
倦怠感、血圧上昇、ほてり、乳房痛、乳汁分泌、月経異常
本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注意を必ず読むこと。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与された患者で、新たに本剤を投与する場合、本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化、遅延するおそれがある。
健康成人男性3例に本剤3錠を単回経口投与したところ、投与1時間後には最高血中濃度に達し、以後漸減して12時間後には血中からほぼ消失した1)。
ヒト肝ミクロソームを用いたin vitro代謝試験において、本剤は主としてCYP3A4で代謝されること、また、CYP3A4での代謝を阻害することが示唆された2)。従って、CYP3A4で代謝される薬物の血中濃度を上昇させる可能性がある。
健康成人男性3例に本剤3錠を単回経口投与後、尿中には主に代謝産物が検出され、投与24時間後までに投与量の約14%が尿中に排泄された1)。
二重盲検試験を含む臨床試験において、トフィソパムとして1回25~100mgを1日1~3回、2日~15週間経口投与した結果、有効性は下表のとおりであった。副作用発現頻度は、7.4%(37/502例)であった。主な副作用は、眠気3.0%(15/502例)、だるさ及び口渇各1.2%(6/502例)、胃腸障害及び腹痛各1.0%(5/502例)であった3),4),5),6),7),8),9),10),11),12),13),14),15),16),17),18),19),20)。
診断名
症例数
やや有効以上
有効以上
自律神経失調症
133例
115例(86%)
89例(67%)
頭部・頸部損傷
88例
77例(88%)
56例(64%)
更年期障害
190例
154例(81%)
123例(65%)
卵巣欠落症状
67例
45例(67%)
30例(45%)
トフィソパムは、主として自律神経系の高位中枢を介して交感及び副交感神経間の緊張不均衡を改善するが、末梢性にも自律神経系の過度の興奮を抑制することが認められている。
末梢血流量の増加作用23),24)(イヌ、ウサギ)、馴化作用・抗コンフリクト作用26)(マウス、ラット)が認められた。また、筋弛緩作用及び睡眠増強作用はほとんど有さないか、もしくは極めて弱い25),26),27)(マウス)。
トフィソパム(Tofisopam)
(5RS)-1-(3,4-Dimethoxyphenyl)-5-ethyl-7,8-dimethoxy-4-methyl-5H-2,3-benzodiazepine
C22H26N2O4
382.45
微黄白色の結晶性の粉末である。酢酸(100)に溶けやすく、アセトンにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
155~159℃
PTP:100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50)、1,000錠(10錠×100)、1,050錠(21錠×50)
ボトル:500錠(バラ)
1) 持田製薬社内資料:EGYT-341(Tofisopam)の第1相試験
2) 持田製薬社内資料:トフィソパムの代謝に関与するCYP分子種の同定とヒトCYP活性に対する阻害作用の検討
3) 持田製薬社内資料:EGYT-341(Tofisopam)の自律神経系、内分泌系への作用
4) 竹宮敏子 他:日本臨床生理学会雑誌. 1985;15(3):165-181
5) 小林拓郎 他:産科と婦人科. 1981;48(12):127-132
6) 阿部達夫 他:臨牀と研究. 1981;58(9):3029-3041
7) 馬島季麿 他:産婦人科の世界. 1981;33(9):1115-1133
8) 長谷川直義:産婦人科治療. 1981;43(6):719-725
9) 山田雄飛 他:臨床婦人科産科. 1981;35(12):907-911
10) 岩淵庄之助 他:産婦人科の実際. 1981;30(6):731-737
11) 小林拓郎 他:産科と婦人科. 1982;49(2):260-278
12) 中島清子 他:新薬と臨牀. 1981;30(6):990-997
13) 菊川 寛:新薬と臨牀. 1981;30(5):869-877
14) 篠田知璋:基礎と臨床. 1981;15(3):1513-1521
15) 桂 戴作 他:基礎と臨床. 1981;15(3):1536-1547
16) 筒井末春 他:基礎と臨床. 1981;15(3):1548-1556
17) 喜多村孝一 他:新薬と臨牀. 1981;30(6):973-979
18) 前田博司 他:新薬と臨牀. 1981;30(6):980-988
19) 牧山友三郎 他:臨牀と研究. 1983;60(6):2093-2104
20) 長谷川和夫 他:臨牀と研究. 1985;62(12):4045-4060
21) 大西治夫 他:日本薬理学雑誌. 1981;78(3):139-144
22) 佐藤正巳 他:日本薬理学雑誌. 1982;79(4):307-315
23) 北川晴雄 他:応用薬理. 1980;19(1):161-168
24) 伊藤千尋 他:医薬品研究. 1981;12(2):587-600
25) 古川達雄 他:福岡大学医学紀要. 1981;8(3):283-296
26) 伊藤千尋:東京医科大学雑誌. 1981;39(3):369-384
27) 君島健次郎 他:米子医学雑誌. 1979;30(2):137-147
持田製薬株式会社 くすり相談窓口
東京都新宿区四谷1丁目7番地 〒160-8515
TEL 03-5229-3906 0120-189-522FAX 03-5229-3955
持田製薬株式会社
東京都新宿区四谷1丁目7番地
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.