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劇薬
処方箋医薬品注)
メチルエルゴメトリンマレイン酸塩として、通常成人1回0.1~0.2mgを静脈内注射するか、又は0.2mgを皮下、筋肉内注射する。なお、症状により適宜増減する。
静脈内注射は血圧等に注意しながら徐々に行うこと(特に麻酔剤、昇圧剤等を併用する場合)。
血管収縮作用により、これらの疾患が増悪するおそれがある。
代謝、排泄能の低下により、本剤の作用が増強することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。子宮収縮作用により子宮内胎児死亡、流産のおそれがある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。母乳中へ移行することが報告されている。
本剤の血中濃度が上昇し、血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれがある。
これらの薬剤がCYP3A4を阻害することにより、本剤の代謝が阻害されるおそれがある。
血圧上昇又は血管攣縮が増強されるおそれがある。なお、5-HT1B/1D受容体作動薬と本剤を前後して投与する場合は24時間以上の間隔をあけて投与すること。
これらの薬剤との薬理的相加作用により、相互に作用(血管収縮作用)を増強させる。
血圧上昇、頭痛、痙攣等があらわれるおそれがある。
機序は明確ではないが、相互に血管収縮作用、血圧上昇作用を増強すると考えられる。
本剤の血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがある。
これらの薬剤はCYP3A4を誘導することから本剤の代謝が促進されると考えられる。
血圧低下、悪心・嘔吐、チアノーゼ、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
循環器
胸痛、胸部圧迫感、血圧上昇、血圧低下、頻脈、徐脈、動悸等
血管系
静脈血栓、末梢循環障害、血管痙攣
精神神経系
頭痛、眠気、めまい、口渇、耳鳴、興奮、幻覚、痙攣、錯感覚等
過敏症
発疹等
消化器
悪心・嘔吐、腹痛、下痢等
筋・骨格系
筋痙攣
投与部位
疼痛、発赤、硬結等
その他
胎盤嵌頓、多汗
悪心・嘔吐、腹痛、しびれ感、手足の刺痛感、血圧上昇、血圧低下、呼吸抑制、低体温、痙攣、昏睡等を生じることがある。
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、以下の点に注意すること。
メチルエルゴメトリンは子宮平滑筋に選択的に作用して子宮を持続的に収縮させ、子宮血管を圧迫して止血効果を発現する1)。
メチルエルゴメトリンマレイン酸塩(Methylergometrine Maleate)
(8R)-N-[(1S)-1-(Hydroxymethyl)propyl]-6-methyl-9,10-didehydroergoline-8-carboxamide monomaleate
C20H25N3O2・C4H4O4
455.50
白色~微黄色の結晶性の粉末で、においはない。水、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。光によって徐々に黄色となる。
約190℃(分解)
外箱開封後は遮光して保存すること。
アンプル:1mL×10管、1mL×50管
1) 田中 潔 編:現代の薬理学. 金原出版;1996. 424-429
2) Osol, A. et al.:The United States Dispensatory. 27th ed. J. B. Lippincott;1973. 745-746
3) Landesman, R. et al.:Am. J. Obstet. Gynecol. 1956;72(1):84-92
4) Sandberg, F. et al.:J. Obstet. Gynaecol. 1959;66(3):417-423
5) Rothlin, E. et al.:Helv. Physiol. Pharmacol. Acta. 1954;12(3):191-205
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