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生物由来製品
処方箋医薬品注)
重篤な出血性脳梗塞の発現が報告されている。出血性脳梗塞を起こしやすい脳塞栓の患者に投与することのないよう、脳血栓の患者であることを十分確認すること。,,
本剤を10mLの日本薬局方 生理食塩液に用時溶解し、静脈内に注射する。なお、日本薬局方 生理食塩液又は日本薬局方 ブドウ糖注射液に混じて点滴注射することが望ましい。血栓・閉塞性疾患
1日1回60,000単位を約7日間投与する。
初期1日量60,000~240,000単位、以後は漸減し約7日間投与する。
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。脳塞栓を惹起するおそれがある。,
手術等外科的処置時(肝、腎生検等を含む)、糖尿病性出血性網膜症等の出血性眼疾患、消化管出血、尿路出血、流早産、分娩直後、月経期間中等は、出血を助長し、止血が困難になるおそれがある。
消化管潰瘍、消化管の憩室炎、大腸炎、重症高血圧症、活動性結核、頭蓋内出血の既往等のある患者は、出血を惹起するおそれがある。
凝固因子欠乏症、血小板減少症等の患者は、出血を惹起するおそれがある。
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代謝、排泄能の低下により、本剤の作用が増強することがある。
妊娠早期又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ウサギ)で胎児死亡が報告されている。また、本剤の線維素溶解作用からみて、胎盤早期剥離が起こる可能性が考えられる。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
出血の危険性が高まるおそれがある。
出血の危険性が増大するおそれがある。
デフィブロチドナトリウムが本剤の抗血栓作用を増強すると考えられる。
出血の危険性が増大するので、血液凝固能(出血時間、プロトロンビン時間等)等の血液検査、臨床症状の観察を頻回に行うこと。
血液凝固阻止作用を有する薬剤、血小板凝集抑制作用を有する薬剤あるいは血栓溶解剤との併用により相加的に出血傾向が増大すると考えられる。
ウロキナーゼの線維素溶解作用を減弱するおそれがある。
アプロチニンはプラスミノーゲンアクチベーターやプラスミン活性を抑制する。
出血性脳梗塞、脳出血、消化管出血等の重篤な出血があらわれることがある。脳内出血が疑われる場合には、直ちに投与を中止すること。また、出血の増大に伴い出血性ショックに至ることがある。,,,,,,,,,,,,
血圧低下、呼吸困難、胸内苦悶、脈拍の異常、発汗等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
0.1%未満
頻度不明
過敏症
発疹
蕁麻疹等
出血傾向
血尿、歯肉出血等
肝臓
AST・ALTの上昇等
消化器
悪心、嘔吐、食欲不振
その他
発熱、悪寒、頭痛
倦怠感
溶解後は速やかに使用すること。
患者4例に125I標識ウロキナーゼを単回静脈内投与したときの放射活性の血漿中半減期は2~7分及び17~33分であり、二相性を示して速やかに消失した1),2)。
ラット及びイヌに131I標識ウロキナーゼを単回静脈内投与したときの臓器内分布は肝及び腎に高く、投与後15分で最高値を示した3)。
ラット及びイヌに131I標識ウロキナーゼを単回静脈内投与したとき、放射活性の大部分は尿中に排泄された3)。
国内126施設で脳血栓症患者359例を対象に本剤1バイアル又はプラセボを1日1回7日間静脈内投与した二重盲検比較試験における有用率(有用以上)は、ウロキナーゼ投与群36.7%(62/169例)、プラセボ投与群21.0%(38/181例)であり、本剤の有用性が確認された。本剤投与群の副作用発現頻度は、投与期間中で1.8%(3/169例)、後療法実施期間中で0.6%(1/156例)であった。副作用は、投与期間中で出血性梗塞、発熱及び血尿各0.6%(1/169例)、後療法実施期間中で出血性梗塞0.6%(1/156例)であった4)。
末梢動・静脈閉塞症患者96例を対象に本剤1バイアル又はヘパリンを1日1~数回10日間以内で静脈内投与した比較対照試験において、本剤の有効性及び安全性が優れていることが確認された。本剤投与群の副作用発現頻度は、3.0%(2/66例)であった。副作用は、発熱及び発疹各1.5%(1/66例)であった5)。
ウロキナーゼはプラスミノーゲン分子中のアルギニン-バリン結合を加水分解して直接プラスミンを生成する。生成したプラスミンはフィブリンを分解することにより血栓及び塞栓を溶解する。プラスミノーゲンとフィブリノーゲンは血中に共存し、血液が凝固してフィブリンができる際にプラスミノーゲンはフィブリン塊中に取り込まれる。ウロキナーゼは、このプラスミノーゲンに作用して、プラスミンに転化し血栓を溶解する。フィブリン塊中で生成されたプラスミンは抗プラスミンの作用を受けない6)。
ウロキナーゼ(Urokinase)
約54,000
無色澄明の液である。
バイアル:10本
1) 上野達雄 他:医用酵素. 1975;1(4):540-545
2) 上野達雄 他:医用酵素. 1975;1(5):703-707
3) Tajima, H. et al.:Chem. Pharm. Bull. 1974;22(4):727-735
4) 大友英一 他:臨床評価. 1985;13(3):711-751
5) 三島好雄 他:循環器科. 1980;7(5):418-426
6) 第十八改正日本薬局方解説書. 廣川書店;2021. C-834-840
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