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生物学的製剤基準
コロナウイルス(SARS-CoV-2)RNAワクチン
劇薬
処方箋医薬品注)
SARS-CoV-2による感染症の予防
1回0.5mLを筋肉内に接種する。
1回0.25mLを筋肉内に接種する。
初回免疫として、1回0.25mLを2回、通常、4週間の間隔をおいて、筋肉内に接種する。追加免疫として、1回0.25mLを筋肉内に接種する。
通常、前回のSARS-CoV-2ワクチンの接種から少なくとも3ヵ月経過した後に接種することができる。
過去にSARS-CoV-2ワクチンの接種歴のない者には、およそ4週間の間隔をおいて2回目接種を行うことができる。
過去にSARS-CoV-2ワクチンの接種歴のない者
1回目の接種から4週間を超えた場合には、できる限り速やかに2回目の接種を実施すること。
本剤は2回接種により効果が確認されていることから、原則として、他のSARS-CoV-2に対するワクチンと混同することなく2回接種するよう注意すること。
過去に初回免疫又は追加免疫としてSARS-CoV-2ワクチンの接種歴のある者。SARS-CoV-2の流行状況や個々の背景因子等を踏まえ、ベネフィットとリスクを考慮し、追加免疫の要否を判断すること。
医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる。
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
本剤接種後に出血又は注射部位に血腫があらわれるおそれがある。
本剤に対する免疫応答が低下するおそれがある。
,
,,
接種要注意者である。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。
予防接種上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤及び本剤に対する抗体のヒト乳汁中への移行は不明である。
生後6ヵ月未満を対象とした臨床試験は実施していない。
接種に当たっては、問診等を慎重に行い、被接種者の健康状態を十分に観察すること。一般に生理機能が低下している。
,,,
1%以上
1%未満
頻度不明
局所症状(注射部位)
疼痛(88.5%)a)、腫脹・硬結(15.4%)a)、発赤・紅斑(12.9%)a)、遅発性反応(疼痛、腫脹、紅斑等)b)
そう痒感、じん麻疹
精神神経系
易刺激性・泣き(77.1%)a,d)、頭痛(58.7%)a)、傾眠(49.9%)a,d)
浮動性めまい
急性末梢性顔面神経麻痺、感覚鈍麻、錯感覚
消化器
悪心・嘔吐(21.7%)a)
代謝・栄養
食欲減退(43.8%)a,d)
筋・骨格系
筋肉痛(49.8%)a)、関節痛(35.5%)a)
皮膚
発疹、急性または遅発性じん麻疹
血液
リンパ節症(20.2%)a,c)
免疫系
過敏症
その他
疲労(66.8%)a)、悪寒(38.3%)a)、発熱(16.3%)a)
顔面腫脹
本項における初回免疫とは、過去にSARS-CoV-2ワクチンの接種歴のない者を対象に、スパイクバックス筋注を4週間隔で2回接種することであり、追加免疫とは初回免疫を完了した者にスパイクバックス筋注を追加接種することである。
SARS-CoV-2ワクチン未接種の18歳以上の者を対象に、無作為化プラセボ対照観察者盲検の第Ⅲ相試験を実施し、スパイクバックス筋注(1価:起源株)100μg又はプラセボを4週間隔で2回筋肉内接種したときの有効性及び安全性を検討した。主要評価項目であるワクチンの有効性(VE)は、ベースライン時のSARS-CoV-2感染が否定され、2回目接種後14日以降に発症したCOVID-19確定例を対象に評価した。中間解析はCOVID-19確定例が95例、主要解析は196例、集積した時点で実施し、SARS-CoV-2による感染症に対するVEを評価した。解析結果は表1のとおりであった。なお、中間解析時及び主要解析時の2回目接種後の追跡期間(中央値)はそれぞれ49日と64日であった4)。
スパイクバックス筋注(1価:起源株)群
プラセボ群
VE(%)[信頼区間]a)
解析対象(例)
COVID-19確定例(例)
中間解析
13934
5
13883
90
94.5[81.8, 98.3]
主要解析
14134
11
14073
185
94.1[89.3, 96.8]
COVID-19確定例:RT-PCR検査陽性かつ2つ以上の全身症状又は1つ以上の呼吸器症状を呈する症候性COVID-19で、2回目接種から14日後以降に発症した症例
VEの解析には接種間隔21~42日間の被験者が含まれ、そのうち接種間隔が25~35日間の被験者が中間解析では93.0%(25861例)、主要解析では97.7%(27567例)であった。
a)投与群を共変量とし、年齢とCOVID-19重症化リスク(18~64歳かつ重症化リスク因子なし、18~64歳かつ重症化リスク因子あり、65歳以上)を層別因子とした層別Cox比例ハザードモデルにより算出。中間解析は99.1%信頼区間、主要解析は95%信頼区間。
安全性は、治験薬を少なくとも1回接種した30351例で評価した。各接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、スパイクバックス筋注(1価:起源株)群でいずれかの接種後に発現頻度が20%を超えた又はグレード4が複数例に発現した副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表2のとおりであった。副反応の大部分は、接種後1~2日以内に発現し、持続期間中央値は1~3日であった4)。
1回目
2回目
スパイクバックス筋注(1価:起源株)群n(%)
プラセボ群n(%)
評価例数
全体
グレード3以上a)
注射部位疼痛
15164
12690(83.7)
416(2.7)
15151
2658(17.5)
55(0.4)
14673
12943(88.2)
604(4.1)
14562
2477(17.0)
40(0.3)
頭痛
15163
4951(32.7)
271(1.8)
15150
4027(26.6)
196(1.3)
8602(58.6)
659(4.5)
3410(23.4)
162(1.1)
疲労
5635(37.2)
151(1.0)
4133(27.3)
105(0.7)
9582(65.3)
1428(9.7)
14560
3403(23.4)
106(0.7)
筋肉痛
3441(22.7)
90(0.6)
2071(13.7)
47(0.3)
8508(58.0)
1318(9.0)
1809(12.4)
52(0.4)
関節痛
2511(16.6)
61(0.4)
1783(11.8)
37(0.2)
6284(42.8)
770(5.2)
1569(10.8)
44(0.3)
悪寒
1253(8.3)
24(0.2)
878(5.8)
14(<0.1)
6482(44.2)
191(1.3)
809(5.6)
17(0.1)
発熱b)
115(0.8)
15(0.1)
15153
8(<0.1)
14669
2278(15.5)
215(1.5)
14559
43(0.3)
5(<0.1)
n=発現例数
a)重症度が「重度(日常生活を妨げる)」以上として報告された事象
b)口腔内体温が38℃以上。39℃以上をグレード3以上とした。
SARS-CoV-2ワクチン未接種の20歳以上の日本人健康成人を対象に、無作為化プラセボ対照観察者盲検の第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験を実施し、スパイクバックス筋注(1価:起源株)100μg又はプラセボを4週間隔で2回筋肉内接種したときの安全性及び免疫原性を検討した。本試験にはスパイクバックス筋注(1価:起源株)群150例及びプラセボ群50例が組み入れられ、2回目接種から28日後のSARS-CoV-2に対する血清結合抗体価及び野生型ウイルスに対する血清中和抗体価の幾何平均値(GMT)、幾何平均増加倍率(GMFR)及び抗体陽転率(SCR)が検討された。結果は表3のとおりであった5)。
血清結合抗体価
N
GMT[両側95%CI]
GMFR[両側95%CI]
SCR
n
%[両側95%CI]a)
全年齢
147
813.05[759.31, 870.60]
1009.25[865.11, 1177.40]
100[97.5, 100.0]
20~64歳
98
810.61[750.45, 875.60]
1037.79[867.37, 1241.69]
100[96.3, 100.0]
65歳以上
49
817.95[711.35, 940.52]
954.51[706.61, 1289.37]
100[92.7, 100.0]
0.60[0.53, 0.68]
0.90[0.83, 0.98]
1
2.0[0.1, 10.9]
血清中和抗体価
146
1731.1[1579.0, 1897.8]
21.7[19.8, 23.8]
97
1727.4[1549.0, 1926.5]
21.6[19.4, 24.1]
1738.3[1459.9, 2069.8]
21.8[18.3, 25.9]
79.9[79.9, 79.9]
1.0[1.0, 1.0]
0
0[0.0, 7.3]
N=評価例数、n=抗体陽転例数CI:信頼区間、GMT:幾何平均値、GMFR:幾何平均増加倍率、SCR:抗体陽転率a)抗体価が検出限界(LOD)又は定量下限(LLOQ)未満からLOD又はLLOQ以上へ変化した被験者の割合、又は、ベースラインから4倍以上上昇した被験者の割合
安全性は、治験薬を少なくとも1回接種した200例で評価した。接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、スパイクバックス筋注(1価:起源株)群でいずれかの接種後に発現頻度が20%を超えた副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表4のとおりであった。副反応の大部分は、接種後1~2日以内に発現し、持続期間中央値は1~3日であった5)。
スパイクバックス筋注(1価:起源株)群(N=150)n(%)
プラセボ群(N=50)n(%)
スパイクバックス筋注(1価:起源株)群(N=147)n(%)
124(82.7)
2(1.3)
3(6.0)
125(85.0)
6(4.1)
1(2.0)
20(13.3)
70(47.6)
10(6.8)
5(10.0)
28(18.7)
93(63.3)
26(17.7)
4(8.0)
56(37.3)
1(0.7)
2(4.0)
73(49.7)
12(8.0)
47(32.0)
11(7.5)
8(5.3)
74(50.3)
7(4.8)
3(2.0)
59(40.1)
8(5.4)
N=評価例数(電子日誌により評価した例数)、n=発現例数
b)口腔内体温が38℃以上。39℃以上を重症度が重度(グレード3)以上とした。
SARS-CoV-2ワクチン未接種の18歳以上の者を対象に、初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μg※又は100μgの2回接種を完了した後、2回目接種から6ヵ月以上後に追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgを1回接種したときの安全性、反応原性及び免疫原性を検討した※※。初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)100μgの2回接種を完了した後、追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgを1回接種した171例のうち、追加免疫前後の免疫原性評価が規定どおり行われた149例を対象に、追加免疫後(接種28日後)のシュードウイルスに対する血清中和抗体価及び中和抗体応答率を評価し、17.1.1海外第Ⅲ相試験の初回免疫後(2回目接種28日後)の成績と比較した。結果は表5のとおりであった6)。※スパイクバックス筋注(1価:起源株)の初回免疫の承認用量は100μgである。※※本試験の追加免疫後の免疫原性データについて、初回免疫時の2用量群を併合したデータを用いて、起源株に対する中和抗体価のGMT及び抗体応答率を主要評価項目とし、17.1.1海外第Ⅲ相試験の初回免疫後の免疫原性データに対する非劣性を検証する免疫ブリッジング解析を計画した。
追加免疫後
初回免疫後
GMR[両側95%CI]b)(追加免疫後vs初回免疫後)
GLSMa,b)[両側95%CI]
149
1802.426[1548.020, 2098.643]
1053
1026.854[967.880, 1089.420]
1.755[1.496, 2.060]
中和抗体応答率c)
n/N
%[両側95%CI]
抗体応答率の差[両側95%CI]
131/149
87.9[81.6, 92.7]
1033/1050
98.4[97.4, 99.1]
-10.5[-16.7, -6.1]
N=評価例数、n=中和抗体応答がみられた被験者数
CI:信頼区間、GLSM:幾何最小二乗平均、GMR:幾何平均比
a)抗体価がLLOQ未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた。
b)臨床試験(17.1.3海外第Ⅱa相試験、17.1.1海外第Ⅲ相試験)を固定効果、年齢(65歳以上、65歳未満)を共変量としたANCOVA
c)抗体価がLLOQ未満からLLOQの4倍以上へ変化した被験者の割合又はベースラインから4倍以上上昇した被験者の割合
安全性は、初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)100μgの2回接種を完了した後、追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgを1回接種した171例で評価した。接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、接種後に発現頻度が20%を超えた副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表6のとおりであった。副反応の大部分は、接種後1~2日以内に発現し、持続期間中央値は1~3日であった6)。
全体n(%)
グレード3以上a)n(%)
167
140(83.8)
6(3.6)
リンパ節症
34(20.4)
1(0.6)
92(55.1)
2(1.2)
98(58.7)
7(4.2)
82(49.1)
5(3.0)
69(41.3)
59(35.3)
SARS-CoV-2ワクチン未接種の12~17歳の者を対象に、無作為化プラセボ対照観察者盲検の第Ⅱ/Ⅲ相試験を実施し、スパイクバックス筋注(1価:起源株)100μg又はプラセボを4週間隔で2回筋肉内接種したときの安全性、免疫原性及び有効性を検討した。本試験にはスパイクバックス筋注(1価:起源株)群2489例及びプラセボ群1243例が組み入れられた。主要評価項目である免疫原性は、ベースライン時のSARS-CoV-2感染が否定され、規定された2回目接種を受けたスパイクバックス筋注(1価:起源株)群の340例を対象に評価し、17.1.1海外第Ⅲ相試験のスパイクバックス筋注(1価:起源株)群のうち18~25歳の被験者データと比較した。スパイクバックス筋注(1価:起源株)の2回目接種から28日後のシュードウイルスに対する血清中和抗体価及び中和抗体応答率は表7のとおりであり、12~17歳の18~25歳に対する非劣性が確認された7)。
年齢
12~17歳
18~25歳
GMR[両側95%CI]b,c)(12~17歳vs18~25歳)
340
1401.670[1276.300, 1539.355]
296
1301.312[1176.979, 1438.780]
1.077[0.939, 1.236]
中和抗体応答率d)
抗体応答率の差[両側95%CI]e)
336/340
98.8[97.0, 99.7]
292/296
98.6[96.6, 99.6]
0.2[-1.8, 2.4]
b)臨床試験(17.1.4(1)海外第Ⅱ/Ⅲ相試験、17.1.1海外第Ⅲ相試験(18~25歳))を固定効果としたANCOVA
c)非劣性マージンは0.67(GMR(12~17歳/18~25歳)の両側95%CI下限>0.67)と設定され、かつ試験の成功基準は点推定値が>0.8とされた。
d)抗体価がLLOQ未満からLLOQ以上へ変化した被験者の割合又はベースラインから3.3倍以上上昇した被験者の割合
e)非劣性マージンは-10%(抗体応答率の差(12~17歳-18~25歳)の両側95%CI下限>-10%)と設定され、かつ試験の成功基準は点推定値が>-5%とされた。
副次評価項目であるワクチンの有効性(VE)は、ベースライン時のSARS-CoV-2感染が否定され、2回目接種後14日以降に発症したCOVID-19確定例を対象に評価した。データカットオフ日時点のSARS-CoV-2による感染症に対するVEは表8のとおりであった。データカットオフ日時点で、2回目接種後の追跡期間(中央値)は53日であった7)。
VE(%)[両側95%CI]
2139
1042
4
100[28.9, NE]
NE:評価不能、CI:信頼区間
安全性は、治験薬を少なくとも1回接種した3726例で評価した。各接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、スパイクバックス筋注(1価:起源株)群でいずれかの接種後に発現頻度が20%を超えた又はグレード4が複数例に発現した副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表9のとおりであった。副反応の大部分は、接種後1~2日以内に発現し、持続期間中央値は1~3日であった7)。
2482
2310(93.1)
133(5.4)
1238
431(34.8)
1(<0.1)
2478
2290(92.4)
126(5.1)
1220
370(30.3)
3(0.2)
腫脹・硬結
403(16.2)
27(1.1)
12(1.0)
509(20.5)
56(2.3)
2481
578(23.3)
10(0.4)
101(8.2)
2477
519(21.0)
7(0.3)
61(5.0)
2480
1106(44.6)
477(38.5)
17(1.4)
1739(70.2)
113(4.6)
14(1.1)
1188(47.9)
33(1.3)
453(36.6)
18(1.5)
1679(67.8)
188(7.6)
353(28.9)
10(0.8)
668(26.9)
24(1.0)
205(16.6)
1154(46.6)
129(5.2)
153(12.5)
371(15.0)
15(0.6)
143(11.6)
5(0.4)
716(28.9)
57(2.3)
113(9.3)
2(0.2)
悪心・嘔吐
281(11.3)
2(<0.1)
110(8.9)
591(23.9)
3(0.1)
106(8.7)
456(18.4)
4(0.2)
138(11.1)
1066(43.0)
11(0.4)
97(8.0)
初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)100μgの2回接種を完了した12~17歳の者を対象に、2回目接種から5ヵ月以上後に追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgを1回接種したときの安全性、反応原性及び免疫原性を検討した。追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgを1回接種し、ベースライン時及び追加免疫後の抗体評価を受けた372例のうち、追加免疫前のSARS-CoV-2検査結果が陰性で免疫原性評価が規定どおり行われた327例を対象に接種後28日のシュードウイルスに対する血清中和抗体濃度及び中和抗体応答率を評価し、17.1.1海外第Ⅲ相試験の初回免疫後(2回目接種28日後)の成績と比較した。結果は表10のとおりであった7)。
血清中和抗体濃度
257
7172.043[6535.156, 7870.999]
294
1400.411[1283.794, 1527.622]
5.121[4.509, 5.817]
257/257
100[98.6, 100.0]
292/294
99.3[97.6, 99.9]
0.7[-0.8, 2.4]
a)抗体濃度がLLOQ未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられ、抗体濃度が定量上限(ULOQ)超の場合、ULOQの値が用いられた。
b)臨床試験(17.1.4(2)海外第Ⅱ/Ⅲ相試験、17.1.1海外第Ⅲ相試験(18~25歳))を固定効果としたANCOVA
c)非劣性マージンは0.67(GMR(12~17歳/18~25歳)の両側95%CI下限>0.67)と設定され、かつ試験の成功基準は点推定値が≥0.8とされた。
d)ベースライン時(初回免疫前)の抗体濃度がLLOQ未満であった場合はLLOQ未満からLLOQの4倍以上への変化、LLOQ以上であった場合はベースライン時抗体濃度の4倍以上の上昇が得られた場合と定義した。
e)非劣性マージンは-10%(抗体応答率の差(12~17歳-18~25歳)の両側95%CI下限>-10%)と設定された。
安全性は、初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)100μgの2回接種を完了した後、追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgを1回接種した1346例で評価した。接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、接種後に発現頻度が20%を超えた副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表11のとおりであった。副反応の大部分は、接種後1~2日以内に発現し、持続期間中央値は2~3日であった7)。
1294
1179(91.1)
38(2.9)
1293
363(28.1)
739(57.2)
28(2.2)
759(58.7)
52(4.0)
523(40.4)
44(3.4)
311(24.1)
17(1.3)
396(30.6)
7(0.5)
初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)100μgの2回接種及び追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgを1回接種した18歳以上の者を対象に、追加免疫1回目から3ヵ月以上後にスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)50μg又はスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgを1回筋肉内接種したときの免疫原性、安全性、反応原性を検討した。追加免疫2回目としてスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)を接種した437例、スパイクバックス筋注(1価:起源株)を接種した377例のうち、追加免疫2回目接種前のSARS-CoV-2検査結果※が陰性で免疫原性評価が規定どおり行われたスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)群334例、スパイクバックス筋注(1価:起源株)群260例を対象に、接種後28日の起源株及びオミクロン株(BA.1)に対する血清中和抗体価及び中和抗体応答率を評価した。結果は表12のとおりであった8)。※RT-PCR検査又は抗体検査
オミクロン株(BA.1)
スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)
スパイクバックス筋注(1価:起源株)
GMR[両側97.5%CI]b,c)[スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)vsスパイクバックス筋注(1価:起源株)]
334
2479.890[2264.472, 2715.801]
260
1421.243[1282.975, 1574.412]
1.745[1.493, 2.040]
抗体応答率の差[両側97.5%CI]
333/333
100[98.9, 100.0]
256/258
99.2[97.2, 99.9]
1.5[-1.1, 4.0]
起源株
6422.323[5990.117, 6885.714]
5286.626[4887.065, 5718.855]
1.215[1.078, 1.370]
334/334
260/260
b)追加免疫後の抗体価を従属変数とし、接種群[スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)/スパイクバックス筋注(1価:起源株)]を固定効果、年齢(65歳未満/65歳以上)及び追加免疫前の抗体価を共変量としたANCOVA
c)非劣性はGMRの両側97.5%CIの下限≥0.67、抗体応答率の差の両側97.5%CIの下限>-10%の場合とした。オミクロン株に対する優越性は、オミクロン株(GMR及び抗体応答率の差に基づく)及び起源株(GMRに基づく)において非劣性が認められ、かつGMRの両側97.5%CIの下限>1の場合とした。
d)ベースライン時(初回免疫前)の抗体価が定量下限(LLOQ)未満であった場合はLLOQ未満からLLOQの4倍以上への変化、LLOQ以上であった場合はベースライン時抗体価の4倍以上の上昇が得られた場合と定義した。初回免疫前の抗体価情報が得られていない被験者については、初回免疫前のSARS-CoV-2検査陰性であった場合、抗体応答をLLOQの4倍以上と定義した(これらの被験者については、初回免疫前の抗体価はLLOQ未満とみなした)。初回免疫前の抗体価情報もSARS-CoV-2検査結果もない被験者については、追加免疫前のSARS-CoV-2検査結果を初回免疫前のSARS-CoV-2検査結果として使用した。その他の補完は上記を適用した。
安全性は、追加免疫2回目の接種を完了した814例で評価した。なお、接種後7日間は電子日誌により副反応が収集された。スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)の接種後に発現頻度が20%を超えた副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表13のとおりであった。なお、本試験でグレード4の副反応は認められなかった。副反応の持続期間中央値は2.0日であった8)。
437
338(77.3)
4(0.9)
351
269(76.6)
4(1.1)
240(54.9)
15(3.4)
350
180(51.4)
11(3.1)
192(43.9)
5(1.1)
144(41.1)
2(0.6)
173(39.6)
10(2.3)
135(38.6)
13(3.7)
136(31.1)
111(31.7)
3(0.9)
104(23.8)
1(0.2)
74(21.1)
1(0.3)
初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)100μgの2回接種及び追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgを1回接種した18歳以上の者を対象に、追加免疫1回目から3ヵ月以上後にスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)50μg又はスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgを1回筋肉内接種したときの免疫原性、安全性、反応原性を検討した。追加免疫2回目としてスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)を接種した511例、スパイクバックス筋注(1価:起源株)を接種した376例のうち、追加免疫2回目接種前のSARS-CoV-2検査結果※が陰性で免疫原性評価が規定どおり行われたスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)群209例、スパイクバックス筋注(1価:起源株)群259例を対象に、接種後28日の起源株及びオミクロン株(BA.4/BA.5)に対する血清中和抗体価及び中和抗体応答率を評価した。結果は表14のとおりであった8)。※RT-PCR検査又は抗体検査
オミクロン株(BA.4/BA.5)
スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)
GMR[両側95%CI]b,c)[スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)vsスパイクバックス筋注(1価:起源株)]
209
2747.3[2399.2, 3145.9]
259
436.7[389.1, 490.0]
6.292[5.270, 7.511]
205/209
98.1[95.2, 99.5]
222/257
86.4[81.6, 90.3]
12.1[6.9, 17.3]
9555.8[8593.6, 10625.7]
4882.2[4457.7, 5347.1]
1.957[1.700, 2.253]
209/209
100[98.3, 100]
259/259
b)追加免疫後の抗体価を従属変数とし、接種群[スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)/スパイクバックス筋注(1価:起源株)]を固定効果、年齢(65歳未満/65歳以上)及び追加免疫前の抗体価を共変量としたANCOVA
c)非劣性はGMRの両側95%CIの下限>0.67、抗体応答率の差の両側95%CIの下限>-10%の場合とした。オミクロン株に対する優越性は、オミクロン株(GMR及び抗体応答率の差に基づく)及び起源株(GMRに基づく)において非劣性が認められ、かつGMRの両側95%CIの下限>1の場合とした。
安全性は、追加免疫2回目の接種を完了したスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)群511例で評価した。なお、接種後7日間は電子日誌により副反応が収集された。スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)の接種後に発現頻度が20%を超えた副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表15のとおりであった。なお、本試験でグレード4の副反応は認められなかった。副反応の持続期間中央値は3.0日であった8)。
507
418(82.4)
20(3.9)
508
304(59.8)
17(3.3)
249(49.1)
12(2.4)
235(46.4)
177(34.9)
9(1.8)
112(22.1)
4(0.8)
106(20.9)
初回免疫及び追加免疫1回目としてSARS-CoV-2のmRNAワクチン(1価:起源株)を接種した後、追加免疫2回目としてSARS-CoV-2のmRNAワクチン(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)を接種した18歳以上の者を対象に、追加免疫2回目から3ヵ月以上後にスパイクバックス筋注(1価:オミクロン株XBB.1.5)50μgを1回筋肉内接種したときの免疫原性、安全性及び反応原性を検討した。追加免疫3回目としてスパイクバックス筋注(1価:オミクロン株XBB.1.5)を接種した50例のうち、SARS-CoV-2感染既往の有無は問わず、免疫原性評価が規定どおり行われたスパイクバックス筋注(1価:オミクロン株XBB.1.5)群49例を対象に、接種後14日のオミクロン株(XBB.1.5)及び起源株に対する血清中和抗体価の幾何平均値(GMT)及び幾何平均増加倍率(GMFR)を検討した。結果は表16のとおりであった8)。
GMTa)[両側95%CI]
GMFRa)[両側95%CI]
オミクロン株(XBB.1.5)
2579.0[1809.1, 3676.7]
16.7[12.8, 21.7]
7749.7[5943.7, 10104.3]
2.8[2.2, 3.5]
N=評価例数
CI:信頼区間、GMT:幾何平均値、GMFR:幾何平均増加倍率
a)抗体価が定量下限(LLOQ)未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた。定量上限(ULOQ)を超える値は、実際の値が入手できない場合にはULOQに置き換えられた。抗体価が検出限界(LOD)未満の場合、0.5×LODの値が用いられた。
安全性は、追加免疫3回目の接種を完了した50例で評価した。接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、スパイクバックス筋注(1価:オミクロン株XBB.1.5)の接種後に発現頻度が20%を超えた副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表17のとおりであった。なお、本試験でグレード4の副反応は認められなかった。副反応の持続期間中央値は3.0日であった8)。
50
34(68.0)
22(44.0)
19(38.0)
17(34.0)
14(28.0)
SARS-CoV-2ワクチン未接種の6~11歳の者を対象に、無作為化プラセボ対照観察者盲検の第Ⅱ/Ⅲ相試験を実施し、スパイクバックス筋注(1価:起源株)50μg又はプラセボを4週間隔で2回筋肉内接種したときの安全性、免疫原性及び有効性を検討した。本試験にはスパイクバックス筋注(1価:起源株)群3012例及びプラセボ群1004例が組み入れられた。主要評価項目である免疫原性は、ベースライン時のSARS-CoV-2感染が否定され、規定された2回目接種を受け、ベースライン及び2回目接種後の抗体評価を行ったスパイクバックス筋注(1価:起源株)群の320例を対象に評価し、17.1.1海外第Ⅲ相試験のスパイクバックス筋注(1価:起源株)群のうち18~25歳の被験者データと比較した。スパイクバックス筋注(1価:起源株)の2回目接種から28日後のシュードウイルスに対する血清中和抗体価及び中和抗体応答率は表18のとおりであり、6~11歳の18~25歳に対する非劣性が確認された9)。
6~11歳
GMR[両側95%CI]b,c)(6~11歳vs18~25歳)
319
1610.203[1456.589, 1780.017]
295
1299.855[1171.156, 1442.696]
1.239[1.072, 1.432]
313/316
99.1[97.3, 99.8]
292/295
99.0[97.1, 99.8]
0.1[-1.9, 2.1]
a)抗体価がLLOQ未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた。定量上限(ULOQ)を超える値は、実際の値が入手できない場合にはULOQに置き換えられた。
b)臨床試験(17.1.6(1)海外第Ⅱ/Ⅲ相試験、17.1.1海外第Ⅲ相試験(18~25歳))を固定効果としたANCOVA
c)非劣性マージンは0.67(GMR(6~11歳/18~25歳)の両側95%CI下限>0.67)と設定され、かつ試験の成功基準は点推定値が≥0.8とされた。
d)抗体価がLLOQ未満からLLOQの4倍以上へ変化した被験者又はベースラインがLLOQ以上の時には、4倍以上の上昇がみられた被験者の割合
e)非劣性マージンは-10%(抗体応答率の差(6~11歳-18~25歳)の両側95%CI下限>-10%)と設定され、かつ試験の成功基準は点推定値が>-5%とされた。
副次評価項目であるワクチンの有効性(VE)は、ベースライン時のSARS-CoV-2感染が否定され、2回目接種後14日以降に発症したCOVID-19確定例を対象に評価した。データカットオフ日時点のSARS-CoV-2による感染症に対するVEは表19のとおりであった。データカットオフ日時点で、2回目接種後の追跡期間(中央値)は51.0日であった9)。
2644
3
853
69.0[-131.4, 95.8]
安全性は、治験薬を少なくとも1回接種した3997例で評価した。各接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、スパイクバックス筋注(1価:起源株)群でいずれかの接種後に発現頻度が20%を超えた又はグレード4が複数例に発現した副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表20のとおりであった。副反応の大部分は、接種後1~2日以内に発現し、持続期間中央値は2~3日であった9)。
3004
2796(93.1)
28(0.9)
993
465(46.8)
2988
2832(94.8)
81(2.7)
969
480(49.5)
3002
938(31.2)
18(0.6)
306(30.8)
4(0.4)
2986
1622(54.3)
119(4.0)
275(28.4)
8(0.8)
1298(43.2)
31(1.0)
334(33.6)
1925(64.5)
191(6.4)
335(34.6)
438(14.6)
96(9.7)
1(0.1)
843(28.2)
71(2.4)
105(10.8)
325(10.8)
5(0.2)
107(10.8)
716(24.0)
19(0.6)
97(10.0)
309(10.3)
3(<0.1)
67(6.7)
904(30.3)
74(7.6)
SARS-CoV-2ワクチン未接種の2~5歳及び生後6ヵ月~1歳の者を対象に、スパイクバックス筋注(1価:起源株)25μg※又はプラセボを4週間隔で2回筋肉内接種したときの安全性、免疫原性及び有効性を検討した。本試験には2~5歳の者が4048例、生後6ヵ月~1歳の者が2355例組み入れられた。
主要評価項目である免疫原性は、ベースライン時のSARS-CoV-2感染が否定され、規定された2回目接種を受け、ベースライン及び2回目接種後の抗体評価を行ったスパイクバックス筋注(1価:起源株)群の264例を対象に評価し、17.1.1海外第Ⅲ相試験のスパイクバックス筋注(1価:起源株)群のうち18~25歳の被験者データと比較した。スパイクバックス筋注(1価:起源株)の2回目接種から28日後のシュードウイルスに対する血清中和抗体濃度及び中和抗体応答率は表21のとおりであり、2~5歳の18~25歳に対する非劣性が確認された9)。※スパイクバックス筋注(1価:起源株)は生後6ヵ月~5歳では承認されていない。
2~5歳
GMR[両側95%CI]b,c)(2~5歳vs18~25歳)
264
1410.015[1273.782, 1560.820]
291
1390.781[1262.487, 1532.113]
1.014[0.881, 1.167]
261/264
98.9[96.7, 99.8]
289/291
99.3[97.5, 99.9]
-0.4[-2.7, 1.5]
a)抗体濃度がLLOQ未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた。定量上限(ULOQ)を超える値は、実際の値が入手できない場合にはULOQに置き換えられた。
b)臨床試験(17.1.6(2)海外第Ⅱ/Ⅲ相試験、17.1.1海外第Ⅲ相試験(18~25歳))を固定効果としたANCOVA
c)非劣性マージンは0.67(GMR(2~5歳/18~25歳)の両側95%CI下限>0.67)と設定され、かつ試験の成功基準は点推定値が≥0.8とされた。
d)抗体濃度がLLOQ未満からLLOQの4倍以上へ変化した被験者又はベースラインがLLOQ以上の時には、4倍以上の上昇がみられた被験者の割合
e)非劣性マージンは-10%(抗体応答率の差(2~5歳-18~25歳)の両側95%CI下限>-10%)と設定され、かつ試験の成功基準は点推定値が>-5%とされた。
副次評価項目であるワクチンの有効性(VE)は、ベースライン時のSARS-CoV-2感染が否定され、2回目接種後14日以降に発症したCOVID-19確定例を対象に評価した。中間解析時点のSARS-CoV-2による感染症に対するVEは表22のとおりであった。データカットオフ日時点で、2回目接種後の追跡期間(中央値)は71.0日であった9)。
2594
71
858
43
46.4[19.8, 63.8]
CI:信頼区間
安全性は、治験薬を少なくとも1回接種した4038例で評価した。各接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、スパイクバックス筋注(1価:起源株)群でいずれかの接種後に発現頻度が20%を超えた又はグレード4が複数例に発現した副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表23のとおりであった。副反応の大部分は、接種後1~2日以内に発現し、持続期間中央値は2日であった9)。
2954
1813(61.4)
4(0.1)
970
382(39.4)
2938
2099(71.4)
959
395(41.2)
発熱
2955
261(8.8)
30(1.0)
58(6.0)
9(0.9)
2936
498(17.0)
77(2.6)
957
63(6.6)
2013
807(40.1)
21(1.0)
650
236(36.3)
11(1.7)
1975
956(48.4)
45(2.3)
629
185(29.4)
8(1.3)
易刺激性/泣き
941
513(54.5)
12(1.3)
163(51.1)
6(1.9)
963
523(54.3)
10(1.0)
330
148(44.8)
眠気
285(30.3)
92(28.8)
347(36.0)
89(27.0)
食欲低下
225(23.9)
7(0.7)
71(22.3)
294(30.5)
69(20.9)
主要評価項目である免疫原性は、ベースライン時のSARS-CoV-2感染が否定され、規定された2回目接種を受け、ベースライン及び2回目接種後の抗体評価を行ったスパイクバックス筋注(1価:起源株)群の230例を対象に評価し、17.1.1海外第Ⅲ相試験のスパイクバックス筋注(1価:起源株)群のうち18~25歳の被験者データと比較した。スパイクバックス筋注(1価:起源株)の2回目接種から28日後のシュードウイルスに対する血清中和抗体濃度及び中和抗体応答率は表24のとおりであり、生後6ヵ月~1歳の18~25歳に対する非劣性が確認された9)。※スパイクバックス筋注(1価:起源株)は生後6ヵ月~5歳では承認されていない。
生後6ヵ月~1歳
GMR[両側95%CI]b,c)(生後6ヵ月~1歳vs18~25歳)
230
1780.658[1606.375, 1973.849]
1390.781[1269.081, 1524.152]
1.280[1.115, 1.470]
230/230
100[98.4, 100.0]
0.7[-1.0, 2.5]
c)非劣性マージンは0.67(GMR(生後6ヵ月~1歳/18~25歳)の両側95%CI下限>0.67)と設定され、かつ試験の成功基準は点推定値が≥0.8とされた。
e)非劣性マージンは-10%(抗体応答率の差(生後6ヵ月~1歳-18~25歳)の両側95%CI下限>-10%)と設定され、かつ試験の成功基準は点推定値が>-5%とされた。
副次評価項目であるワクチンの有効性(VE)は、ベースライン時のSARS-CoV-2感染が否定され、2回目接種後14日以降に発症したCOVID-19確定例を対象に評価した。データカットオフ日時点のSARS-CoV-2による感染症に対するVEは表25のとおりであった。データカットオフ日時点で、2回目接種後の追跡期間(中央値)は68.0日であった9)。
1511
37
513
18
31.5[-27.7, 62.0]
安全性は、治験薬を少なくとも1回接種した2350例で評価した。各接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、スパイクバックス筋注(1価:起源株)群でいずれかの接種後に発現頻度が20%を超えた又はグレード4が複数例に発現した副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表26のとおりであった。副反応の大部分は、接種後1~2日以内に発現し、持続期間中央値は2~3日であった9)。
1744
652(37.4)
582
175(30.1)
1596
738(46.2)
526
135(25.7)
1743
191(11.0)
12(0.7)
49(8.4)
4(0.7)
1594
232(14.6)
10(0.6)
44(8.4)
6(1.1)
1737
1175(67.6)
24(1.4)
581
361(62.1)
6(1.0)
1589
1021(64.3)
25(1.6)
525
307(58.5)
5(1.0)
1739
645(37.1)
217(37.3)
558(35.1)
175(33.3)
524(30.2)
152(26.2)
510(32.1)
16(1.0)
132(25.1)
2(0.4)
初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgの2回接種を完了した6~11歳の者を対象に、無作為化プラセボ対照観察者盲検の第Ⅱ/Ⅲ相試験を実施し、2回目接種から6ヵ月以上後に追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)25μg※を1回接種したときの安全性、反応原性及び免疫原性を検討した。追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)25μg※を1回接種し、ベースライン及び追加免疫後の抗体評価を受けた154例のうち、追加免疫前のSARS-CoV-2検査結果が陰性で免疫原性評価が規定どおり行われた95例を対象に接種後28日のシュードウイルスに対する血清中和抗体濃度及び中和抗体応答率を評価し、17.1.1海外第Ⅲ相試験のスパイクバックス筋注(1価:起源株)群のうち18~25歳の被験者における初回免疫後(2回目接種28日後)の成績と比較した。結果は表27のとおりであった9)。
95
5847.487[4999.636, 6839.118]
1400.411[1281.102, 1530.832]
4.176[3.487, 5.000]
88/88
100[95.9, 100.0]
0.7[-3.5, 2.4]
b)臨床試験(17.1.6(3)海外第Ⅱ/Ⅲ相試験、17.1.1海外第Ⅲ相試験(18~25歳))を固定効果としたANCOVA
c)非劣性マージンは0.67(GMR(6~11歳/18~25歳)の両側95%CI下限>0.67)と設定された。
e)非劣性マージンは-10%(抗体応答率の差(6~11歳-18~25歳)の両側95%CI下限>-10%)と設定された。
安全性は、初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)50μgの2回接種を完了した後、追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)25μg※を1回接種した1294例で評価した。接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、接種後に発現頻度が20%を超えた副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表28のとおりであった。副反応の大部分は、接種後1日以内に発現し、持続期間中央値は3日であった9)。
1279
1152(90.1)
24(1.9)
355(27.8)
4(0.3)
1280
489(38.2)
22(1.7)
625(48.9)
47(3.7)
269(21.0)
19(1.5)
※スパイクバックス筋注(1価:起源株)の6歳~11歳における追加免疫の用法用量は未承認である。
初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)25μgの2回接種を完了した生後6ヵ月~5歳の者を対象に、無作為化プラセボ対照観察者盲検の第Ⅱ/Ⅲ相試験を実施し、2回目接種から6ヵ月以上後に追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)10μg※を1回接種したときの安全性、反応原性及び免疫原性を検討した。追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)10μgを1回接種し、ベースライン及び追加免疫後の抗体評価を受けた112例のうち、追加免疫前のSARS-CoV-2検査結果※※が陰性で免疫原性評価が規定どおり行われた76例を対象に接種28日後の起源株に対する血清中和抗体価及び中和抗体応答率を評価し、17.1.1海外第Ⅲ相試験のスパイクバックス筋注(1価:起源株)群のうち18~25歳の被験者における初回免疫後(2回目接種28日後)の成績と比較した。結果は表29のとおりであった9)。※スパイクバックス筋注(1価:起源株)は生後6ヵ月~5歳では承認されていない。スパイクバックス筋注(1価:起源株を除く)の生後6ヵ月~4歳における追加免疫の承認用量は25μgである。※※RT-PCR検査又は抗体検査
生後6ヵ月~5歳
GMR[両側95%CI]b,c)(生後6ヵ月~5歳vs18~25歳)
76
5457.2[4525.0, 6581.3]
1400.4[1273.2, 1540.3]
3.897[3.158, 4.808]
72/72
100[95.0, 100.0]
99.3[97.6, >99.9]
0.7[-4.4, 2.4]
a)抗体価がLLOQ未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた。ULOQを超える値は、実際の値が入手できない場合には、ULOQに置き換えられた。
b)臨床試験(17.1.6(4)海外第Ⅱ/Ⅲ相試験、17.1.1海外第Ⅲ相試験(18~25歳))を固定効果としたANCOVA
c)非劣性マージンは0.67(GMR(生後6ヵ月~5歳/18~25歳)の両側95%CI下限>0.67)と設定された。
d)ベースライン時(初回免疫前)の抗体価がLLOQ未満であった場合はLLOQ未満からLLOQの4倍以上への変化、LLOQ以上であった場合はベースライン時抗体価の4倍以上の上昇が得られた場合と定義した。
e)非劣性マージンは-10%(抗体応答率の差(生後6ヵ月~5歳-18~25歳)の両側95%CI下限>-10%)と設定された。
安全性は、初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)25μgの2回接種を完了した後、追加免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)10μgを1回接種した153例で評価した。接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、接種後に発現頻度が20%を超えた副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表30のとおりであった。副反応の大部分は、接種後1日以内に発現し、持続期間中央値は2日であった9)。
153
66(43.1)
頭痛b)
25
5(20.0)
疲労b)
8(32.0)
易刺激性/泣きc)
128
68(53.1)
眠気c)
36(28.1)
1(0.8)
食欲低下c)
33(25.8)
b)生後6~36ヵ月の者は評価対象外
c)37ヵ月以上の者は評価対象外
SARS-CoV-2ワクチン未接種の生後6ヵ月~5歳の者を対象に、スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)25μgを4週間隔で2回筋肉内接種したときの安全性及び免疫原性を検討した。本試験にはスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)群179例が組み入れられた。主要評価項目である免疫原性は、ベースライン時のSARS-CoV-2感染の有無が判明しており(有無は問わない)、規定された2回目接種を受け、ベースライン及び2回目接種後の抗体評価を行ったスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)群の71例を対象に評価し、17.1.6(2)海外第Ⅱ/Ⅲ相試験のスパイクバックス筋注(1価:起源株)群の同年齢の被験者データと比較した。スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)の2回目接種から28日後のオミクロン株(BA.1)及び起源株に対する血清中和抗体濃度は表31のとおりであった10)。
GMR[両側95%CI]b,c)[スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)vsスパイクバックス筋注(1価:起源株)]
58
1889.7[1520.4, 2348.7]
402
74.3[68.5, 80.8]
25.417[20.141, 32.073]
66
1432.9[1173.4, 1749.7]
594
1732.5[1620.9, 1851.8]
0.827[0.670, 1.021]
b)グループ変数(17.1.7(1)海外第Ⅲ相試験及び17.1.6(2)海外第Ⅱ/Ⅲ相試験の小児)を固定効果とし、年齢群(2群:生後6ヵ月以上2歳未満、2歳以上6歳未満)、ベースラインのSARS-CoV-2感染(陽性、陰性)を共変量としたANCOVA
c)起源株に対する非劣性はGMRの両側95%CIの下限>0.67とした。オミクロン株に対する優越性は、GMRの両側95%CIの下限>1の場合とした。
安全性は、治験薬を少なくとも1回接種した179例で評価した。各接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)のいずれかの接種後に認められた主な副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表32のとおりであった。なお、本試験でグレード4の副反応は認められなかった。副反応の大部分は、接種後1日以内に発現し、持続期間中央値は1~2日であった10)。
179
61(34.1)
141
62(44.0)
16(8.9)
2(1.1)
19(13.5)
2(1.4)
23(25.6)
1(1.1)
24(33.8)
79
35(44.3)
70
29(41.4)
1(1.4)
24(30.4)
22(31.4)
20(25.3)
19(27.1)
初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)25μgの2回接種を完了した生後6ヵ月~5歳の者を対象に、2回目接種から4ヵ月以上後に追加免疫としてスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)10μg※を1回接種したときの安全性及び免疫原性を検討した。追加免疫としてスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)を接種した539例のうち、追加免疫接種前のSARS-CoV-2検査結果※※が陰性で免疫原性評価が規定どおり行われた319例を対象に、接種28日後のオミクロン株BA.1及び起源株に対する血清中和抗体価及び中和抗体応答率を評価し、17.1.6(2)海外第Ⅱ/Ⅲ相試験の生後6ヵ月~5歳の初回免疫後(2回目接種28日後)の成績と比較した。結果は表33のとおりであった10)。※スパイクバックス筋注(1価:起源株を除く)の生後6ヵ月~4歳における追加免疫の承認用量は25μgである。※※RT-PCR検査又は抗体検査
オミクロン株BA.1
中和抗体価
313
792.1[716.5, 875.6]
380
65.7[60.0, 72.0]
12.052[10.526, 13.799]
中和抗体応答率e)
抗体応答率の差[両側95%CI]d)
306/309
99.0[97.2, 99.8]
210/244
86.1[81.1, 90.2]
13.0[8.9, 18.0]
315
4734.1[4328.0, 5178.4]
557
1559.4[1457.7, 1668.3]
3.036[2.714, 3.396]
311/311
100[98.8, 100.0]
545/548
99.5[98.4, 99.9]
0.5[-0.7, 1.6]
a)抗体価がLLOQ未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた。ULOQを超える値は、実際の値が入手できない場合にはULOQに置き換えられた。
b)グループ変数(17.1.7(2)海外第Ⅲ相試験、17.1.6(2)海外第Ⅱ/Ⅲ相試験)を固定効果とし、年齢群(2群:生後6ヵ月以上2歳未満、2歳以上6歳未満)で調整したANCOVA
c)起源株に対する非劣性はGMRの両側95%CI下限>0.67とした。オミクロン株に対する優越性はGMRの両側95%CIの下限>1.0の場合とした。
d)オミクロン株に対する非劣性マージンは-5%(抗体応答率の差(スパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)-スパイクバックス筋注(1価:起源株)の両側95%CIの下限>-5%)と設定された。起源株に対する非劣性マージンは-10%(抗体応答率の差の両側95%CI下限>-10%)と設定された。
e)ベースライン時(初回免疫前)の抗体価がLLOQ未満であった場合はLLOQ未満からLLOQの4倍以上に変化、LLOQ以上であった場合はベースライン時抗体価の4倍以上の上昇が得られた場合と定義した。初回免疫前の抗体価情報が得られていない被験者については、初回免疫前のSARS-CoV-2検査陰性であった場合、抗体応答をLLOQの4倍以上と定義した(これらの被験者については、初回免疫前の抗体価はLLOQ未満とみなした)。初回免疫前のSARS-CoV-2検査結果のない被験者については、追加免疫前のSARS-CoV-2検査結果を初回免疫前のSARS-CoV-2検査結果として使用した。
安全性は、初回免疫としてスパイクバックス筋注(1価:起源株)25μgの2回接種を完了した後、追加免疫としてスパイクバックス筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)10μgを1回接種した539例で評価した。接種後7日間は電子日誌により副反応が収集され、接種後に発現頻度が20%を超えた副反応の発現状況(全体及びグレード3以上)は表34のとおりであった。なお、本試験でグレード4の副反応は認められなかった。副反応の大部分は、接種後1日以内に発現し、持続期間中央値は1日であった10)。
539
243(45.1)
3(0.6)
274
88(32.1)
5(1.8)
228
121(53.1)
3(1.3)
47(20.6)
52(22.8)
1(0.4)
b)生後6~36ヵ月未満の者は評価対象外
c)3歳以上の者は評価対象外
本剤は脂質ナノ粒子に封入されたヌクレオシド修飾メッセンジャーRNA(mRNA)を含有する。脂質ナノ粒子によりmRNAは宿主細胞内に送達され、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質を一過性に発現する。発現したスパイクタンパク質は免疫細胞により外来抗原として認識され、これに対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導される。
1価(オミクロン株LP.8.1)製剤を21日間隔で2回投与したマウスにおいて、最終投与の2週間後にオミクロン株(LP.8.1)に対する中和抗体の産生が認められた。また、1価(起源株)製剤を21日間隔で2回投与、又は2価(起源株/オミクロン株BA.4-5)製剤を1回、続いて2価(オミクロン株XBB.1.5/KP.2)製剤を1回21日間隔で投与後、初回投与から65日目に1価(オミクロン株LP.8.1)製剤を1回投与したマウスにおいても、最終投与の2週間後にオミクロン株(LP.8.1)に対する中和抗体の産生が認められた11)。
0.5mL 1本
0.25mL 1本
1) 日本小児科学会「小児に対するワクチンの筋肉内接種法について(改訂第4版)」
2) Clinical Considerations: Myocarditis and Pericarditis after Receipt of mRNA COVID-19 Vaccines Among Adolescents and Young Adults
3) 第73回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第23回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)資料
4) 海外第Ⅲ相試験(P301試験)(2021年5月21日承認、CTD2.7.6.3)
5) 国内第Ⅰ/Ⅱ相試験(1501試験)(2021年5月21日承認、CTD2.7.6.4)
6) 海外第Ⅱa相試験(P201試験)(社内資料)
7) 海外第Ⅱ/Ⅲ相試験(P203試験)(社内資料)
8) 海外第Ⅱ/Ⅲ相試験(P205試験)(社内資料)
9) 海外第Ⅱ/Ⅲ相試験(P204試験)(社内資料)
10) 海外第Ⅲ相試験(P306試験)(社内資料)
11) マウス免疫原性試験(社内資料)
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