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通常石けんで十分に洗浄し、水で石けん分を十分に洗い落した後、ベンザルコニウム塩化物0.05~0.1%溶液に浸して洗い、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。術前の手洗いの場合には、5~10分間ブラッシングする。
手術前局所皮膚面をベンザルコニウム塩化物0.1%溶液で約5分間洗い、その後ベンザルコニウム塩化物0.2%溶液を塗布する。
ベンザルコニウム塩化物0.1%溶液に10分間浸漬するか、または厳密に消毒する際は、器具を予め2%炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後ベンザルコニウム塩化物0.1%溶液中で15分間煮沸する。
ベンザルコニウム塩化物0.05~0.1%溶液を布片で塗布・清拭するか、または噴霧する。
頻度不明
過敏症
発疹、そう痒感等
本剤で消毒したカテーテルで採取した尿は、スルホサリチル酸法による尿蛋白試験で偽陽性を示すことがある。
タンパク質変性及び酵素の切断、糖の分解と乳酸の酸化など代謝への作用、膜透過性障害による溶菌、リン及びカリウムの漏出、解糖の促進、原形質膜の活動を支える酵素に対する作用などが考えられている1)。
供試菌株
MIC(μg/mL※)
MBC(μg/mL※)
Staphylococcus aureus IFO 13276
3.9
15.6
Escherichia coli IFO 3972
31.3
Pseudomonas aeruginosa IFO 13275
125
Serratia marcescens IFO 3759
250
Burkholderia cepacia IFO 14595
Candida albicans IFO 1594
7.8
※:ベンザルコニウム塩化物として
ヤクゾールE液0.1、0.1%ベンザルコニウム塩化物水溶液(0.1%水溶液)はいずれも30秒以内に標準菌株を死滅させた。一方、0.1%水溶液との60分間の接触で生残した耐性獲得菌株に対し、ヤクゾールE液0.1は10分間の接触で生残菌数を約1000分の1に減少させ、30分間で完全に死滅させた3)。
ベンザルコニウム塩化物(Benzalkonium Chloride)
Ammonium,alkyldimethyl(phenylmethyl)-,chloride
[C6H5CH2N(CH3)2R] Cl R:C8H17~C18H37で主としてC12H25及びC14H29からなる
354.01(C22H40ClNとして)
白色~黄白色の粉末又は無色~淡黄色のゼラチン状の小片、ゼリー様の流動体若しくは塊で、特異なにおいがある。 水又はエタノール(95)に極めて溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。水溶液は振ると強く泡立つ。
R:C8H17~C18H37で主としてC12H25及びC14H29からなる
500mL[ポリ容器]
1) 第十八改正日本薬局方解説書.廣川書店.2021:C5320-C5324
2) ヤクハン製薬株式会社 社内資料:殺菌効果
3) ヤクハン製薬株式会社 社内資料:耐性菌消毒効果
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