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日本薬局方
ロートエキス散
劇薬
下記疾患における分泌・運動亢進並びに疼痛 胃酸過多、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、痙攣性便秘
総アルカロイドとして0.90〜1.09%を含有するロートエキスとして、通常成人1日20〜90mgを2〜3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
視調節障害、散瞳、羞明、めまい等を起こすことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
尿を出にくくすることがある。
心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。
中毒性巨大結腸があらわれることがある。
汗腺分泌を抑制し、体温調節を障害するおそれがある。
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。胎児に頻脈等を起こすことがある。
授乳しないことが望ましい。新生児に頻脈等を起こすことがある。また、乳汁分泌が抑制されることがある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
抗コリン作用による口渇、排尿困難、便秘等があらわれやすい。
三環系抗うつ剤
フェノチアジン系薬剤
MAO阻害剤
抗ヒスタミン剤
イソニアジド
本剤の作用が増強されることがあるので、併用する場合は減量するなど慎重に投与すること。
併用により抗コリン作用が増強されることがある。
頻度不明
眼
散瞳、羞明、霧視、調節障害等
消化器
口渇、悪心・嘔吐、便秘等
泌尿器
排尿障害
精神神経系
頭痛、頭重感、めまい等
循環器
頻脈等
過敏症
過敏症状
その他
顔面紅潮
ロートエキスは、アトロピン、スコポラミン及びヒヨスチアミン等のトロパンアルカロイドを含有し、これらのアルカロイドが副交感神経節及び神経筋接合部(末端)のムスカリン受容体においてアセチルコリンと競合的に拮抗する。その結果、消化管の緊張を抑制して疼痛を抑えるほか、過剰な胃液分泌を抑制する。
ロートエキス(Scopolia Extract)
総アルカロイド[ヒヨスチアミン(C17H23NO3:289.37)及びスコポラミン(C17H21NO3:303.35)]0.90~1.09%を含む。
褐色~暗褐色で、特異なにおいがあり、味は苦い。水に僅かに混濁して溶ける。
500g(アルミラミネート)
1) 日本薬局方 医薬品情報 2011
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