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ブドウ糖「ヤマゼン」

添付文書番号

3231001X1108_5_04

企業コード

800084

作成又は改訂年月

2023年10月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

873231

薬効分類名

糖類剤

承認等

ブドウ糖「ヤマゼン」

販売名コード

YJコード

3231001X1108

承認番号等

承認番号

16000AMZ04410000

販売開始年月

1956年10月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

3年

貯法等

基準名

日本薬局方

ブドウ糖

一般的名称

ブドウ糖

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

ブドウ糖吸収不良の患者[遺伝性のグルコース-ガラクトース吸収不良症では小腸における両者共通の運搬体の欠損が存在すると考えられており、ブドウ糖を摂取しても吸収されずにそのまま排泄される。又、小児に腸炎や消化管の外科的切除を施行したときなどにも、まれにグルコース吸収不良を認める 。]

3. 組成・性状

3.1 組成

ブドウ糖「ヤマゼン」

有効成分1g中、日本薬局方 ブドウ糖1g  

3.2 製剤の性状

ブドウ糖「ヤマゼン」

性状白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は甘い。

4. 効能又は効果

○経口的栄養補給

○ブドウ糖負荷試験

6. 用法及び用量

経口的栄養補給には、必要量を粉末あるいは水溶液として経口投与する。

ブドウ糖負荷試験には、通常成人1回ブドウ糖として50~100gを経口投与する。

なお、年齢、体重により適宜増減する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 カリウム欠乏傾向のある患者

    本剤の投与によりカリウムが細胞内に移行し、一時的に血清カリウム値が低下し、症状が悪化するおそれがある。

  2. 9.1.2 糖尿病の患者

    高血糖を生じ、症状が悪化するおそれがある。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

頻度不明

消化器1)

悪心・嘔吐、下痢、腹痛

1) 大量を経口投与する時

18. 薬効薬理

18.1 作用機序

経口投与されたブドウ糖は胃腸管から速やかに吸収されて血液中に入り、体内でエネルギー源となり代謝される。また肝、心筋グリコーゲン量をたかめ、あるいは全身の細胞機能を亢進して生体の代謝機能を増す2)

19. 有効成分に関する理化学的知見

一般的名称

ブドウ糖(Glucose)

化学名

D-Glucopyranose

分子式

C6H12O6

分子量

180.16

性状

本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は甘い。

本品は水に溶けやすく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにはほとんど溶けない。

化学構造式

22. 包装

472.5g×24

24. 文献請求先及び問い合わせ先

山善製薬株式会社 学術室

〒541-0045 大阪市中央区道修町2丁目2番4号

TEL 06-6231-1821 FAX 06-6231-1824

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

山善製薬株式会社

大阪市中央区道修町2丁目2番4号

26.2 発売元

ニプロ株式会社

大阪府摂津市千里丘新町3番26号

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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