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リスティーゴ皮下注280mg/*リスティーゴ皮下注420mg

処方せん医薬品

添付文書番号
企業コード
作成又は改訂年月
日本標準商品分類番号
薬効分類名
承認等
一般的名称
2.禁忌(次の患者には投与しないこと)
3.組成・性状
3.1組成
3.2製剤の性状
4.効能又は効果
6.用法及び用量
7.用法及び用量に関連する注意
8.重要な基本的注意
9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.1合併症・既往歴等のある患者
9.5妊婦
9.6授乳婦
9.7小児等
10.相互作用
10.2併用注意(併用に注意すること)
11.副作用
11.1重大な副作用
11.2その他の副作用
14.適用上の注意
15.その他の注意
15.1臨床使用に基づく情報
16.薬物動態
16.1血中濃度
16.2吸収
16.3分布
16.4代謝
16.5排泄
16.8その他
17.臨床成績
17.1有効性及び安全性に関する試験
18.薬効薬理
18.1作用機序
18.2FcRnに対する結合親和性
18.3
19.有効成分に関する理化学的知見
20.取扱い上の注意
21.承認条件
22.包装
23.主要文献
24.文献請求先及び問い合わせ先
26.製造販売業者等

リスティーゴ皮下注280mg/*リスティーゴ皮下注420mg

添付文書番号

6399432A1028_1_06

企業コード

820110

作成又は改訂年月

**2025年11月改訂(第7版)
2025年7月改訂(第6版)

日本標準商品分類番号

876399

薬効分類名

抗FcRnモノクローナル抗体製剤

承認等

リスティーゴ皮下注280mg

販売名コード

YJコード

6399432A1028

販売名英語表記

RYSTIGGO for S.C. Injection

販売名ひらがな

りすてぃーごひかちゅう280mg

承認番号等

承認番号

30500AMX00274000

販売開始年月

2023年11月

貯法・有効期間

貯法

2~8℃で保存

有効期間

3年

規制区分

*リスティーゴ皮下注420mg

販売名コード

YJコード

63994A9A2029

販売名英語表記

RYSTIGGO for S.C. Injection

販売名ひらがな

りすてぃーごひかちゅう420mg

承認番号等

承認番号

30700AMX00091000

貯法・有効期間

貯法

2~8℃で保存

有効期間

3年

規制区分

一般的名称

ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え)

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

リスティーゴ皮下注280mg

有効成分1バイアル(2.0mL)中ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え)   280mg
添加剤L-ヒスチジン   2.10mg
L-ヒスチジン塩酸塩水和物   9.74mg
L-プロリン   57.56mg
ポリソルベート80   0.60mg

*リスティーゴ皮下注420mg

有効成分*1バイアル(3.0mL)中ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え)   420mg
添加剤*L-ヒスチジン   3.15mg
*L-ヒスチジン塩酸塩水和物   14.61mg
*L-プロリン   86.34mg
*ポリソルベート80   0.90mg

本剤の有効成分ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え)は、チャイニーズハムスター卵巣細胞株から産生される。

3.2 製剤の性状

リスティーゴ皮下注280mg

pH5.6±0.2
浸透圧比約1(生理食塩液に対する比)
色・性状無色、淡褐色又は淡褐黄色を呈する澄明~微濁の液

*リスティーゴ皮下注420mg

pH*5.6±0.2
浸透圧比*約1(生理食塩液に対する比)
色・性状*無色、淡褐色又は淡褐黄色を呈する澄明~微濁の液

4. 効能又は効果

全身型重症筋無力症(ステロイド剤又はステロイド剤以外の免疫抑制剤が十分に奏効しない場合に限る)

6. 用法及び用量

通常、成人にはロザノリキシズマブ(遺伝子組換え)として下表に示す用量を1週間間隔で6回皮下注射する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。

体重

投与量

50kg未満

280mg

50kg以上70kg未満

420mg

70kg以上100kg未満

560mg

100kg以上

840mg

7. 用法及び用量に関連する注意

次サイクル投与の必要性は、臨床症状等に基づき、判断すること。,

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の投与により、血中IgG濃度が低下し、感染症が生じる又は悪化するおそれがある。本剤の治療期間中及び治療終了後は定期的に血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。また、感染症の自他覚症状に注意し、異常が認められた場合には、速やかに医療機関に相談するよう患者に指導すること。,,
  2. 8.2 本剤の投与開始にあたっては、医療施設において、必ず医師によるか、医師の直接の監督のもとで投与を行うこと。自己投与の適用については、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を実施した後、本剤投与による危険性と対処法について患者が理解し、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導のもとで実施すること。また、適用後、本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な状況となる可能性がある場合には、直ちに自己投与を中止させ、医師の管理下で慎重に観察するなど適切な処置を行うこと。使用済みの注射針及び注射器を再使用しないよう患者に注意を促し、安全な廃棄方法に関する指導を行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 感染症を合併している患者

    感染症を合併している場合は、感染症の治療を優先すること。感染症が増悪するおそれがある。,

  2. 9.1.2 肝炎ウイルスキャリアの患者

    肝炎ウイルスキャリアの患者に本剤を投与する場合は、肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化やC型肝炎の悪化の徴候や症状の発現に注意すること。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。IgG抗体は胎盤通過性があることが知られており、本剤は妊娠カニクイザルにおいて、胎児に移行することが確認されたが、新生児に有害な影響は認められなかった。また、本剤の投与を受けた患者からの出生児においては、母体から移行するIgGが低下し、感染のリスクが高まる可能性がある1)

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁中への移行は不明であるが、ヒト免疫グロブリンは乳汁中に移行することが知られている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子

    人免疫グロブリン製剤(ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン等)

    これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤のサイクル投与における最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

    本剤がこれらの薬剤の血清濃度を低下させる可能性がある。

    モノクローナル抗体製剤(エクリズマブ(遺伝子組換え)、ラブリズマブ(遺伝子組換え)等)

    これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤のサイクル投与における最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

    本剤がこれらの薬剤の血清濃度を低下させる可能性がある。

    Fc領域融合タンパク質製剤(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)等)

    これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤のサイクル投与における最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

    本剤がこれらの薬剤の血清濃度を低下させる可能性がある。

    血液浄化療法

    本剤の治療効果が減弱する可能性があるため、併用を避けることが望ましい。

    本剤による治療中に施行することにより本剤の血中濃度を低下させる可能性がある。

    生ワクチン及び弱毒生ワクチン

    ワクチンの病原に基づく症状が発現する可能性があるため、本剤による治療中の接種を避けることが望ましい。
    本剤による治療中の場合、本剤のサイクル投与における最終投与から2週間後以降に接種することが望ましい。

    生ワクチン又は弱毒生ワクチンによる感染症発現のリスクが増大するおそれがある。

    生ワクチン及び弱毒生ワクチン以外のワクチン

    ワクチンの効果が減弱する可能性がある。
    ワクチンは本剤投与開始の少なくとも4週間前までに接種することが望ましい。
    本剤による治療中の場合、本剤のサイクル投与における最終投与から2週間後以降に接種することが望ましい。

    本剤の作用機序により、ワクチンに対する免疫応答が得られない可能性がある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 重篤な感染症(0.5%)

      肺炎等の重篤な感染症があらわれることがある。,

    2. 11.1.2 無菌性髄膜炎(0.5%)

      頭痛、発熱、頚部硬直、吐き気、嘔吐などの症状を伴う薬剤性無菌性髄膜炎があらわれることがある。

    11.2 その他の副作用

    10%以上

    5~10%未満

    5%未満

    **感染症及び寄生虫症

    ヘルペスウイルス感染(単純ヘルペス、口腔ヘルペス、帯状疱疹)

    上気道感染

    胃腸障害

    下痢(20.7%)

    悪心

    嘔吐

    神経系障害

    頭痛(頭痛、片頭痛)(36.7%)

    皮膚及び皮下組織障害

    皮疹(皮疹、紅斑性皮疹、丘疹性皮疹)

    筋骨格系及び結合組織系障害

    関節痛、筋肉痛

    一般・全身障害及び投与部位の状態

    発熱(12.8%)

    注射/注入部位反応

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤調製時の注意

    1. 14.1.1 本剤投与前に冷蔵庫から取り出し、30分以上置き、室温に戻してから調製すること。本剤を温めないこと。
    2. 14.1.2 調製前に内容物を目視により確認すること。内容物中に明らかな粒子、混濁又は変色が認められる場合には使用しないこと。保護キャップがない場合、又は保護キャップに不具合がある場合も使用しないこと。
    3. 14.1.3 調製方法
      1. (1) バイアルの保護キャップを外し、アルコール綿でバイアルの栓を消毒し、乾燥させる。
      2. (2) バイアルの内容物をすべてシリンジに抜き取る。バイアルに残った残液は、廃棄すること。また、2本目のバイアルを使用した際は新しい注射針を使用すること。
      3. (3) シリンジから針を外し、薬液の入ったシリンジを輸液セット又は注射針に取り付ける。

    14.2 薬剤投与時の注意

    1. 14.2.1 手動投与時の注意

      投与に必要な液量をシリンジに充てんし、全量を緩徐に投与すること。患者の状態を観察しながら注入速度を調整すること。

    2. 14.2.2 シリンジポンプによる投与時の注意
      1. (1) 投与量をあらかじめ設定できるポンプを使用することが推奨される。
      2. (2) 薬物注入の中断を避けるために、以下の基準を考慮すること。
        • シリンジポンプの閉塞アラームは最大に設定する。
        • 投与チューブの長さは61cm以下が望ましい。
        • 26G以上の針が付いた輸液セットを使用すること。
      3. (3) 20mL/hr以下の一定の速度で投与すること。
    3. 14.2.3 独立したラインにより投与するものとし、他の注射剤・輸液等と混合しないこと。
    4. 14.2.4 注射部位は右又は左の下腹部とする。皮膚に圧痛、打撲、発赤、硬結、瘢痕、皮膚線条がある部位には投与しないこと。

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    国際共同第III相試験(MG0003試験)において本剤皮下投与後に本剤に対する抗体が認められた被験者は7mg/kg相当群で26例(42.6%)、10mg/kg相当1) 群で22例(32.4%)であり、このうち中和抗体は7mg/kg相当群で18例、10mg/kg相当群で8例に認められた。

    1) 本剤の承認された用量は7mg/kg相当である。

    16. 薬物動態

    16.1 血中濃度

    1. 16.1.1 単回投与

      日本人健康成人に、本剤7mg/kg及び10mg/kg2) を単回皮下投与した時の血漿中ロザノリキシズマブ濃度推移及び薬物動態パラメータを図1及び表1に示す2)

      図1 日本人健康成人に単回皮下投与時の血漿中ロザノリキシズマブ濃度推移(算術平均±標準偏差)(PK-PPS)
      表1 日本人健康成人に単回皮下投与時の血漿中ロザノリキシズマブの薬物動態パラメータ(PK-PPS)

      投与量

      Cmax
      (μg/mL)

      tmax
      (day)

      AUC0-t
      (μg・day/mL)

      7mg/kg

      7.077
      (80.7%)

      1.5
      (1.5, 3.0)

      16.79
      (60.6%)

      10mg/kg

      13.88
      (145.6%)

      3.0
      (1.5, 4.0)

      44.78
      (154.4%)

      Cmax、AUC0-t:幾何平均値(変動係数)、tmax:中央値(最小値, 最大値)

    2. 16.1.2 反復投与

      全身型重症筋無力症患者に本剤7mg/kg相当又は10mg/kg相当2) (表2)を1週間隔で6回皮下投与した時(MG0003試験)の血漿中ロザノリキシズマブ濃度は表3のとおりであった3)

      表2 MG0003試験での体重層別投与量

      体重

      体重層別投与量

      7mg/kg相当

      10mg/kg相当

      35kg以上50kg未満

      280mg

      420mg

      50kg以上70kg未満

      420mg

      560mg

      70kg以上100kg未満

      560mg

      840mg

      100kg以上

      840mg

      1120mg

      表3 全身型重症筋無力症患者に反復皮下投与した時の血漿中ロザノリキシズマブ濃度(μg/mL)(MG0003試験;PK-PPS)

      投与量

      統計量

      第3日

      第24日

      7mg/kg相当

      例数
      中央値
      (最小値, 最大値)

      58
      8.185
      (定量下限未満, 50.9)

      52
      11.30
      (定量下限未満, 62.1)

      10mg/kg相当

      例数
      中央値
      (最小値, 最大値)

      62
      18.20
      (定量下限未満, 114)

      62
      28.15
      (定量下限未満, 113)

    16.2 吸収

    ロザノリキシズマブ皮下投与の絶対的バイオアベイラビリティは、母集団薬物動態解析から約70%と推定された4)

    16.3 分布

    ロザノリキシズマブの見かけの分布容積は、母集団薬物動態解析から約7Lと推定された5)

    16.4 代謝

    ロザノリキシズマブは、内因性IgGと同様の異化経路によりペプチド及びアミノ酸に代謝されると予想される。

    16.5 排泄

    遊離型ロザノリキシズマブの見かけのクリアランスは、母集団薬物動態解析から約0.9L/日と推定された5)

    16.8 その他

    1. 16.8.1 薬力学

      全身型重症筋無力症患者に本剤7mg/kg相当又は10mg/kg相当2) を1週間隔で6回皮下投与した時の血清中総IgG濃度の推移は図2のとおりであった。総IgG濃度のベースラインからの平均最大減少率は、7mg/kg相当群で71.1%、10mg/kg相当群で77.7%であった。投与中止後、総IgG濃度は約9週間以内にベースラインレベルに回復した3)

      図2 血清中総IgG濃度のベースラインからの平均変化率(±標準偏差)(MG0003試験:Safety Set)

    2) 本剤の承認された用量は7mg/kg相当である。

    17. 臨床成績

    17.1 有効性及び安全性に関する試験

    1. 17.1.1 国際共同第III相試験(MG0003試験)

      抗アセチルコリン受容体抗体(抗AChR抗体)陽性あるいは抗筋特異的受容体型チロシンキナーゼ抗体(抗MuSK抗体)陽性の18歳以上の全身型重症筋無力症患者200例(日本人患者13例を含む)を対象にプラセボ対照二重盲検比較試験を実施した。用法・用量は、プラセボ又は本剤(7mg/kg相当又は10mg/kg相当3) (表1))を1週間隔で6回皮下投与することとされた。なお、標準治療であるステロイド剤又はステロイド剤以外の免疫抑制剤は併用可とされ、種類及び用法・用量の変更は不可とされた。

      表1 MG0003試験での体重層別投与量

      体重

      体重層別投与量

      7mg/kg相当

      10mg/kg相当

      35kg以上50kg未満

      280mg

      420mg

      50kg以上70kg未満

      420mg

      560mg

      70kg以上100kg未満

      560mg

      840mg

      100kg以上

      840mg

      1120mg

      主要評価項目である治療期間終了時(投与開始から43日後)のMG-ADL総スコアのベースラインからの変化量は表2のとおりであり、本剤7mg/kg相当群及び10mg/kg相当群の両群とプラセボ群との間で統計学的に有意な差が認められた。また、副次評価項目である治療期間終了時(投与開始から43日後)のQMG総スコアのベースラインからの変化量は表2のとおりであった。

      表2 治療期間終了時のMG-ADL総スコア及びQMG総スコアのベースラインからの変化量

      プラセボ群

      本剤7mg/kg相当群

      本剤10mg/kg相当群

      評価例数

      67

      66

      67

      MG-ADL総スコア

      最小二乗平均値
      (標準誤差)

      -0.784
      (0.488)

      -3.370
      (0.486)

      -3.403
      (0.494)

      群間差
      (対プラセボ群)

      -2.586

      -2.619

      群間差の95%信頼区間

      -4.091, -1.249

      -3.994, -1.163

      群間比較のp値

      <0.001

      <0.001

      QMG総スコア

      最小二乗平均値
      (標準誤差)

      -1.915
      (0.682)

      -5.398
      (0.679)

      -6.672
      (0.692)

      群間差
      (対プラセボ群)

      -3.483

      -4.756

      群間差の95%信頼区間

      -5.614, -1.584

      -6.821, -2.859

      投与群、ベースラインのMG-ADL総スコア又はQMG総スコア、国・地域、層別因子(抗MuSK抗体陽性・陰性/抗AChR抗体陽性・陰性)、投与群と評価時点の交互作用を固定効果としたMMRM ANCOVAによる解析(MMRMは評価時点(Day8, 15, 22, 29, 36and43)を含み、被験者内相関として無構造を使用)、信頼区間及びp値は、ステージ毎の逆正規変換による統合法に基づき算出した
      プラセボとの対比較の有意水準は両側0.025、全体としての有意水準は両側0.05

      副作用発現頻度は、本剤7mg/kg相当群で50.0%(32/64例)、本剤10mg/kg相当群で56.5%(39/69例)であった。主な副作用は本剤7mg/kg相当群では頭痛32.8%(21/64例)、下痢18.8%(12/64例)、発熱7.8%(5/64例)、本剤10mg/kg相当群では頭痛31.9%(22/69例)、発熱13.0%(9/69例)、下痢、悪心が各10.1%(7/69例)であった3)

    2. 17.1.2 国際共同長期継続投与試験(MG0007試験)

      国際共同第III相試験(MG0003試験)に参加した被験者のうち、165例(日本人患者12例を含む)が登録され、本剤の反復投与の長期の安全性、忍容性及び有効性が評価された。本剤7mg/kg相当又は10mg/kg相当3) (表2)を1週間隔で6回皮下投与を行う治療サイクルの後、4週間毎に経過観察を行った。本剤投与終了後、臨床症状の悪化があり追加治療が必要と医師が判断し、血清総IgG濃度が2g/L以上の場合に次サイクル投与を可とした。最初の4サイクルにおける治療期間終了時(各サイクルの投与開始から43日後)のMG-ADL総スコア及びQMG総スコアのベースラインからの変化量は表3のとおりであった。最初の4サイクルまでの無治療間隔(先行治療サイクルの最終投与から次のサイクルの初回投与)の中央値は、約5~9週間であった。

      表3 各サイクルにおける治療期間終了時のMG-ADL総スコア及びQMG総スコアのベースラインからの変化量

      サイクル
      1

      サイクル
      2

      サイクル
      3

      サイクル
      4

      MG-ADL総スコア

      7mg/kg相当群

      例数

      73

      50

      35

      29

      平均値
      (標準偏差)

      -3.6
      (3.4)

      -3.0
      (3.1)

      -3.4
      (2.7)

      -4.2
      (2.9)

      中央値
      (最小値, 最大値)

      -3.0
      (-14, 4)

      -3.0
      (-12, 5)

      -3.0
      (-10, 1)

      -3.0
      (-12, 1)

      10mg/kg相当群

      例数

      67

      63

      48

      36

      平均値
      (標準偏差)

      -3.2
      (3.2)

      -3.8
      (3.9)

      -3.4
      (3.3)

      -3.3
      (3.2)

      中央値
      (最小値, 最大値)

      -2.0
      (-14, 2)

      -3.0
      (-15, 3)

      -3.0
      (-11, 4)

      -3.0
      (-12, 1)

      QMG総スコア

      7mg/kg相当群

      例数

      72

      49

      35

      29

      平均値
      (標準偏差)

      -4.4
      (4.8)

      -4.1
      (4.2)

      -5.1
      (4.7)

      -5.9
      (5.9)

      中央値
      (最小値, 最大値)

      -3.5
      (-18, 7)

      -3.0
      (-16, 3)

      -4.0
      (-19, 2)

      -5.0
      (-17, 4)

      10mg/kg相当群

      例数

      65

      62

      48

      36

      平均値
      (標準偏差)

      -4.3
      (4.5)

      -4.8
      (5.6)

      -4.5
      (4.6)

      -4.3
      (5.3)

      中央値
      (最小値, 最大値)

      -4.0
      (-17, 5)

      -4.0
      (-25, 6)

      -4.0
      (-17, 3)

      -3.0
      (-19, 5)

      副作用発現頻度は、本剤7mg/kg相当投与時で33.7%(33/98例)、本剤10mg/kg相当投与時で59.4%(57/96例)であった。主な副作用は本剤7mg/kg相当投与時では頭痛19.4%(19/98例)、下痢11.2%(11/98例)、悪心、血中免疫グロブリンG減少が各6.1%(6/98例)、本剤10mg/kg相当投与時では頭痛31.3%(30/96例)、下痢17.7%(17/96例)、血中免疫グロブリンG減少14.6%(14/96例)であった6)

    3) 本剤の承認された用量は7mg/kg相当である。

    18. 薬効薬理

    18.1 作用機序

    本剤は、IgGのFcRnへの結合阻害により、IgGのリサイクリング及びトランスサイトーシスを阻害し、血清総IgG濃度を低下させる7)

    18.2 FcRnに対する結合親和性

    本剤のヒトFcRnに対するKDはpH7.4の条件下で55pmol/L、pH6.0の条件下で44pmol/Lであった8) 。また、ヒトFcRn遺伝子導入細胞において、ヒトFcRnに対するKD値はpH7.4及びpH6.0の条件下でいずれも約0.4nmol/Lであった9)

    18.3 In vivo IgG低下作用

    ヒトFcRn遺伝子導入マウスにおいて、10~100mg/kgで用量依存的で有意なヒトIgGクリアランスの促進が認められた10)

    19. 有効成分に関する理化学的知見

    一般的名称

    ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え)(JAN)
    Rozanolixizumab(Genetical Recombination)(JAN)

    分子量

    約148,000

    本質

    ロザノリキシズマブは、遺伝子組換えヒト化及びキメラ抗ヒト新生児型Fc受容体(FcRn)モノクローナル抗体であり、H鎖はラット抗FcRn抗体の相補性決定部、ヒトフレームワーク部及びヒトIgG4の定常部からなり、L鎖はラット抗FcRn抗体の可変部及びヒトIgGの定常部からなる。H鎖の225番目のアミノ酸残基はProに置換されている。ロザノリキシズマブは、チャイニーズハムスター卵巣細胞により産生される。ロザノリキシズマブは、444個のアミノ酸残基からなるH鎖(γ4鎖)2本及び219個のアミノ酸残基からなるL鎖(κ鎖)2本で構成される糖タンパク質である。

    20. 取扱い上の注意

    1. 20.1 凍結を避けて、冷蔵庫で保存すること。
    2. 20.2 本剤は外箱にいれた状態で遮光保存すること。

    21. 承認条件

    1. 21.1 医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
    2. 21.2 国内での治験症例が極めて限られていることから、製造販売後、一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は、全症例を対象に使用成績調査を実施することにより、本剤の使用患者の背景情報を把握するとともに、本剤の安全性及び有効性に関するデータを早期に収集し、本剤の適正使用に必要な措置を講じること。

    22. 包装

    • 〈リスティーゴ皮下注280mg〉

      2.0mL[1バイアル]

    • 〈リスティーゴ皮下注420mg〉

      3.0mL[1バイアル]

    24. 文献請求先及び問い合わせ先

    ユーシービージャパン株式会社
    ユーシービーケアーズ コンタクトセンター

    〒160-0023 東京都新宿区西新宿8丁目17番1号

    TEL:0120-093-189
    受付時間 9:00~17:30(土日・祝日・会社休日を除く)

    26. 製造販売業者等

    26.1 製造販売元

    ユーシービージャパン株式会社

    東京都新宿区西新宿8丁目17番1号

    〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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