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日本薬局方
ジメンヒドリナート錠
○下記の疾患又は状態に伴う悪心・嘔吐・眩暈動揺病、メニエール症候群、放射線宿酔
○手術後の悪心・嘔吐
ジメンヒドリナートとして、通常、成人1回50mg(1錠)を1日3~4回経口投与する。
予防のためには、その30分から1時間前に1回50~100mg(1~2錠)を経口投与する。ただし原則として1日200mg(4錠)を超えないこと。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意すること。
構成成分であるテオフィリン系薬剤の副作用があらわれやすい。
麻酔の覚醒を遅延させるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。類薬(塩酸メクリジン)の動物実験(ラット)で催奇形作用が報告されている。
本剤投与中は授乳しないことが望ましい。
減量するなど注意すること。一般に高齢者では生理機能が低下している。
本剤の抗コリン作用が持続・増強される。
モノアミン酸化酵素阻害剤が本剤の代謝速度を遅らせることによる。
相互に作用を増強する。
抗ヒスタミン薬は全ての中枢神経抑制剤の鎮静作用を増強し、また、中枢神経抑制剤及びアルコールは抗ヒスタミン薬の中枢抑制作用を増強することによる。
これらの薬剤による難聴を不可逆状態にすることがある。
アミノ糖系抗生物質の耳障害症状を不顕性化することによる。
0.1~5%未満
頻度不明
精神神経系
眠気、頭痛、手足のしびれ、手指の振戦、めまい、目のかすみ、ふらふら感、不眠、知覚異常等
過敏症
発疹、光線過敏症等
消化器
胸やけ、胃痛等
その他
口渇、疲労感
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
ジメンヒドリナートは経口投与でマウス、ウサギ、ヒトの迷路機能亢進を抑制する1),2),3)ほか、鎮吐作用にもすぐれ、イヌ、ネコ、ヒトのアポモルヒネ嘔吐を著明に抑制する4),5)。
健康成人(男女)において、アポモルヒネ投与による催吐症状に対し、鎮吐作用を示す5)。
ジメンヒドリナート(Dimenhydrinate)
2-(Diphenylmethoxy)-N,N-dimethylethylamine-8-chloro-1,3-dimethyl-1H-purine-2,6(3H,7H)-dione(1/1)
C17H21NO・C7H7ClN4O2
469.96
白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。
クロロホルムに極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすく、水又はジエチルエーテルに溶けにくい。
100錠[10錠(PTP)×10]
100錠(ガラス瓶)
1) Gutner LB, et al.:Arch Otolaryngol. 1951;53:308-315
2) Lieven TV.:Munch Med Wochenschr. 1970;112:1953-1959
3) Aschan G.:Acta Otolaryngol. 1967;64:95-106
4) White JM, et al.:Fed Proc. 1950;9:325
5) Goethe H.:Medizinische. 1953;720-721
6) Wood CD, et al.:Aerosp Med. 1968;39:1341-1344
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