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便秘症
センノシドA・B(又はそのカルシウム塩)として、通常成人1日1回12~24mgを就寝前に経口投与する。
高度の便秘には、1回48mgまで増量することができる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
連用による耐性の増大等のため効果が減弱し、薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避けること。
腸管蠕動運動亢進作用により腹痛等がみられるので、消化管の手術後は特に注意すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。なお、投与した場合、子宮収縮を誘発して、流早産の危険性があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には大量に服用しないよう指導すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。授乳中の女性25例にセンノシド製剤を単回投与し、乳汁中への移行について検討した結果、全例でセンノシドA・Bは検出限界以下であったが、当該授乳婦の乳児2例に下痢がみられたとの報告がある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
一般に生理機能が低下している。
5%以上
0.1%~5%未満
頻度不明
過敏症
-
発疹等
代謝・栄養
低カリウム血症、低ナトリウム血症、脱水
心血管系
血圧低下
消化器
腹痛
下痢、悪心・嘔吐、腹鳴
腹部不快感、大腸メラノーシス注1)
肝臓
ALT上昇、AST上昇、γ-GTP上昇、血中ビリルビン上昇
腎臓・泌尿器
腎障害、着色尿注2)
全身症状
疲労
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
尿中の主な代謝物はレイン及びそのグルクロン酸抱合体及びセンニジンであった。糞便中の主な代謝物はレイン、レインアンスロン及びセンニジンであった(ラット)1)。
センノシドは、経口投与後、糞中及び尿中に種々のアントラセン誘導体として排泄される1)。
慢性便秘症患者30例を対象とした試験(1回1~3錠、1日就寝前投与)の結果、慢性便秘症に対するセンノシドの有効率は96.7%(29/30)であった。副作用は軽度の腹痛を伴った2例のみであった2)。
センノシド錠12mg「YD」とプルゼニド錠12mgを用いて、ウサギにおける緩下効果の発生時間、発現率等を比較検討した結果、両製剤ともコントロール群に比較して有意な緩下作用が認められた。また、両製剤の結果に有意差は認められず、両製剤の生物学的同等性が確認された5)。
センノシドA・Bカルシウム塩
(Sennoside A・B Calcium)
Dihydro-dirheinanthrone glucoside calcium salt
C42H36O20Ca
900.80
褐色~黒褐色の粉末で、わずかに特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。水に溶けやすく、エタノール(95)及びジエチルエーテルにほとんど溶けない。水溶液(1→10)のpHは6.5~7.1である。
100錠[10錠(PTP)×10]
1) Lemli, J. et al.:Pharmacology. 1980;20(Suppl. 1):50-57
2) 市岡四象 他:診断と治療. 1963;38(12):2145-2147
3) Sasaki, K. et al.:Planta Med. 1979;37(4):370-378
4) Piegsa-Quischotte, I.:Aerztl. Wschr. 1954;9(21):499-500
5) (株)陽進堂社内資料:生物学的同等性試験
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