当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛変形性関節症、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
症状により、適量を1日数回患部に噴霧する。
病態を悪化させることがある。
感染による炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること。皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある。
*妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
65歳以上の高齢者に使用する場合は、噴霧部の皮膚の状態に注意すること。
ロキソプロフェンナトリウム水和物パップ剤100mg及びテープ剤50mg・100mgの製造販売後調査の結果、65歳以上の高齢者での副作用の発現率(3.7%、1,738例中65例)は、65歳未満(1.7%、1,300例中22例)と比較して有意に高く、主な副作用が使用部位の皮膚症状であった。
ショック、アナフィラキシー(血圧低下、蕁麻疹、喉頭浮腫、呼吸困難等)があらわれることがある。
1~3%未満
0.5~1%未満
0.5%未満
頻度不明
皮膚
そう痒、紅斑、接触性皮膚炎、皮疹
皮膚刺激、色素沈着、水疱、腫脹
消化器
胃不快感
上腹部痛、下痢・軟便
肝臓
AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇
その他
浮腫
ロキソプロフェンNa外用ポンプスプレー1%「YD」とロキソニンゲル1%を皮膚薬物動態学的試験によりそれぞれ健康成人男子12名の背部に塗布したときの角層中未変化体量を測定した。得られた評価パラメータ(塗布後2・4・6・8時間における角層中未変化体量)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、いずれの時点においてもlog(0.70)~log(1.43)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された1)。
評価パラメータ(角層中未変化体量(μg/3.14cm2))
2時間塗布
4時間塗布
6時間塗布
8時間塗布
ロキソプロフェンNa外用ポンプスプレー1%「YD」
12.8±6.7
14.4±6.9
14.5±6.4
16.1±6.7
ロキソニンゲル1%
10.8±4.0
11.3±4.7
12.6±5.2
13.2±6.4
(平均値±標準偏差、n=12)
変形性膝関節症患者を対象とした一般臨床試験において、ロキソプロフェンナトリウム水和物パップ剤100mgもしくは200mg/日を2週間投与した結果、100mg群での最終全般改善度の改善率(「改善」以上の比率)は80.0%(44/55例)、200mg群での改善率は79.7%(47/59例)であった。副作用は100mg群で4.7%(3/64例)、200mg群で6.1%(4/66例)に認められ、100mg群での副作用は、紅斑、そう痒症、丘疹、発疹が各1.6%(1/64例)、200mg群での主な副作用は、紅斑、そう痒症が各3.0%(2/66例)であった2)。
外傷後の腫脹・疼痛患者を対象とした二重盲検試験において、ロキソプロフェンナトリウム錠180mg/日を対照薬としてロキソプロフェンナトリウム水和物パップ剤100mg/日を7日間投与した結果、ロキソプロフェンナトリウム水和物パップ剤100mg群での最終全般改善度の改善率(「改善」以上の比率)は98.1%(101/103例)であった。副作用はロキソプロフェンナトリウム水和物パップ剤100mg群で7.8%(8/102例)に認められ、主な副作用は、そう痒症2.9%(3/102例)であった8)。
ロキソプロフェンナトリウム水和物は皮膚から吸収された後、活性代謝物trans-OH体に変換され、急性炎症・慢性炎症、疼痛に対して、優れた抗炎症・鎮痛作用を示す9)。
ロキソプロフェンナトリウム水和物パップ剤をラットに貼付したとき、カラゲニン浮腫(急性炎症モデル)、アジュバント関節炎(慢性炎症モデル)のいずれに対しても有意な抗炎症作用を示した10)。
ロキソプロフェンナトリウム水和物パップ剤をラットに貼付したとき、Randall-Selitto法(炎症足加圧法)において、鎮痛作用を示した10),11)。また、ラットのアジュバント慢性関節炎疼痛に鎮痛作用を示した12)。
ロキソプロフェンナトリウム水和物
(Loxoprofen Sodium Hydrate)
Monosodium 2-{4-[(2-oxocyclopentyl)methyl]phenyl}propanoate dihydrate
C15H17NaO3・2H2O
304.31
白色~帯黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。水又はメタノールに極めて溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。水溶液(1→20)は旋光性を示さない。1.0gを新たに煮沸して冷却した水20mLに溶かした液のpHは6.5~8.5である。
100g(プラスチック容器)×5本
1) (株)陽進堂社内資料:生物学的同等性試験
2) 菅原幸子 他:臨床医薬. 2006;22(4):311-326
3) 菅原幸子 他:臨床医薬. 2006;22(5):393-409
4) 菅原幸子 他:臨床医薬. 2007;23(1):55-71
5) 変形性膝関節症に対する一般臨床試験(ロキソニンパップ:2006年1月23日承認、申請資料概要ト.1-4-6)
6) 菅原幸子 他:臨床医薬. 2006;22(5):411-426
7) 菅原幸子 他:臨床医薬. 2007;23(2):127-141
8) 菅原幸子 他:臨床医薬. 2006;22(5):427-442
9) 薬理作用発現に対する組織内濃度からの考察(ロキソニンパップ:2006年1月23日承認、申請資料概要ホ.3)
10) 浜本哲和 他:臨床医薬. 2006;22(3):179-186
11) ラット足蹠イースト誘発疼痛に対する鎮痛作用(ロキソニンパップ:2006年1月23日承認、申請資料概要ホ.2-1)
12) ラットアジュバント関節炎疼痛に対する鎮痛作用(ロキソニンパップ:2006年1月23日承認、申請資料概要ホ.2-2)
株式会社陽進堂 お客様相談室
富山県富山市婦中町萩島3697番地8号
0120-647-734
株式会社陽進堂
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.