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劇薬
処方箋医薬品注)
生物由来製品
全身型重症筋無力症(ステロイド剤又はステロイド剤以外の免疫抑制剤が十分に奏効しない場合に限る)
髄膜炎菌感染症に罹患しやすくなる可能性がある。,,
特に莢膜形成細菌(髄膜炎菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌等)による感染症に罹患しやすくなる可能性がある。,,
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト乳汁中への移行については不明である。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
髄膜炎又は敗血症を発症し、急激に重症化するおそれがあるので、本剤の投与に際しては、当該感染症の初期徴候(発熱、頭痛、項部硬直、羞明、精神状態の変化、痙攣、悪心・嘔吐、紫斑、点状出血等)等の観察を十分に行うこと。髄膜炎菌感染症が疑われた場合には、直ちに診察し、抗菌剤の投与等の適切な処置を行うこと。類薬において、髄膜炎菌に対するワクチンを接種しても発症した例が認められており、死亡に至るおそれもある。,,,,
淋菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌等による重篤な感染症があらわれることがある。,
1%以上
一般・全身障害及び投与部位の状態
注射部位反応及び関連反応(紅斑、発疹、腫脹、そう痒症、斑状出血、疼痛、血腫、挫傷、皮膚灼熱感、皮膚刺激、皮膚病変等)
臨床試験において抗体反応が検出された患者が認められたが、抗体発現と臨床効果又は有害事象との相関は認められなかった。
国際共同第III相試験(ALXN1720-MG-301)において、18歳以上の全身型重症筋無力症患者131例(日本人7例を含む)に、本剤を体重80kg未満の患者には初回600mg、以降は1週間間隔で300mgを皮下投与し、体重80kg以上の患者には初回900mg、以降は1週間間隔で600mgを皮下投与したときの、ゲフルリマブの血清中トラフ濃度は下表のとおりであった1)。
患者集団
時点
80kg未満
80kg以上
全体
1週
97.9±25.05 (74例)
106.9±24.82 (54例)
8週
163.0±36.19 (75例)
212.6±45.93 (53例)
26週
160.7±43.98 (70例)
223.6±65.03 (49例)
日本人
113.3±17.83 (6例)
123.0 (1例)
194.6±30.88 (5例)
250.0 (1例)
192.4±38.64 (5例)
309.0 (1例)
平均値±標準偏差(例数)
ゲフルリマブを皮下投与したときの絶対的バイオアベイラビリティは約96%と推定された。注射デバイス(オートインジェクター、シリンジ)及び注射部位(腹部、大腿部、上腕部)間で、バイオアベイラビリティに臨床的に意味のある差は認められなかった(外国人データ)。
抗アセチルコリン受容体抗体陽性の18歳以上の全身型重症筋無力症患者260例(日本人15例を含む)を対象とした多施設共同プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験が実施された。対象は、体重が40kg以上で、Myasthenia Gravis Foundation of America(MGFA)分類がII~IV、Myasthenia Gravis-Activities of Daily Living(MG-ADL)総スコアが5以上の患者とした。なお、治験薬投与開始前3年以内又は投与開始時点で髄膜炎菌ワクチン接種を必須とした。治験薬投与開始2週間前までに髄膜炎菌ワクチン接種を受けていない患者には、治験薬投与開始時からワクチン接種2週間後まで抗生物質を予防的に投与することとした。
本試験では、26週間の二重盲検期とそれに続く非盲検の継続投与期を設定した。二重盲検期には本剤群に1日目に初回用量、初回投与2週以降は維持用量を、下表に示す体重に基づく用量で週1回皮下投与した。継続投与期には投与26週時に本剤群には維持用量、プラセボ群には体重に基づく本剤の初回用量を盲検下で皮下投与し、その後はすべての患者に本剤の体重に基づく維持用量を非盲検下で週1回皮下投与した。なお、二重盲検期を通じて用量を一定とする標準治療(AChE阻害薬、ステロイド及び免疫抑制剤)が併用可能とされた。
体重
初回用量
維持用量
40kg以上80kg未満
600mg
300mg
900mg
主要評価項目である「ベースラインから投与26週後までのMG-ADL総スコアの変化量」の結果は下表のとおりであり、プラセボ群と本剤群との間に統計学的に有意な差が認められた。また、副次評価項目である「ベースラインから投与26週後までのQuantitative Myasthenia Gravis score for disease severity(QMG)総スコアの変化量」の結果は下表のとおりであった2)。
表 投与26週後におけるMG-ADL総スコアのベースラインからの変化量(FAS)
ベース
ライン
変化量a), b)
変化量の
群間差
[95%CI]b)
p値b), c)
プラセボ群
9.0±2.03
(129)
6.3±3.41
(121)
-2.6±0.27
本剤群
9.0±2.29
(131)
4.7±3.56
(125)
-4.2±0.29
-1.6
[-2.4, -0.8]
<0.0001
平均値±標準偏差(評価例数)。MG-ADLスコアの各サブスコアのいずれかの項目が欠測している場合、MG-ADL総スコアも欠測とする。
a) 最小二乗平均値±標準誤差。
b) 治療群、来院時点、治療群と来院時点の交互作用、地域(北米/南米/欧州/日本/中国/アジア太平洋地域)、ベースライン時の体重(80kg未満/80kg以上)及びベースライン時のMG-ADL総スコアを共変量とした反復測定混合効果モデルにより算出。
c) 有意水準両側5%
表 投与26週後におけるQMG総スコアのベースラインからの変化量(FAS)
14.7±4.39
12.4±5.21
(118)
-2.4±0.34
14.9±4.38
10.4±4.76
(124)
-4.5±0.37
-2.1
[-3.1, -1.1]
平均値±標準偏差(評価例数)。QMGスコアの各サブスコアのいずれかの項目が欠測している場合、QMG総スコアも欠測とする。
b) 治療群、来院時点、治療群と来院時点の交互作用、地域(北米/南米/欧州/日本/中国/アジア太平洋地域)、ベースライン時の体重区分(80kg未満/80kg以上)及びベースライン時のQMG総スコアを共変量とした反復測定混合効果モデルにより算出。
二重盲検期での副作用の発現頻度は本剤群で27.5%(131例中36例)、プラセボ群で27.9%(129例中36例)であった。本剤群での主な副作用は注射部位紅斑、頭痛、紅斑が各3.1%(131例中4例)であった3)。継続投与期で最後の患者が投与52週を完了した時点(2025年11月25日)までの本剤投与患者全体での副作用の発現頻度は31.6%(253例中80例)であった。主な副作用は上気道感染が4.3%(253例中11例)、注射部位紅斑、頭痛が3.6%(253例中9例)であった。
本剤は、補体タンパクC5に特異的に結合し、C5のC5a及びC5bへの開裂を阻害することで、C5a及び終末補体複合体(C5b-9)の生成を抑制する。その結果、終末補体介在性の神経筋伝達障害を抑制する。
本剤は、ヒト血清試料を用いた抗体感作ニワトリ赤血球において、補体古典経路による溶血を抑制した4)。
ゲフルリマブ(遺伝子組換え)
Gefurulimab (Genetical Recombination)(JAN)
C1230H1878N356O391S8
ゲフルリマブは、遺伝子組換え一本鎖二価二重特異性モノクローナル抗体(VH-VH’)であり、1~123番目は抗ヒト血清アルブミン(HSA)抗体の可変部、124~138番目はリンカー、また139~264番目は抗補体C5抗体の可変部からなる。相補性決定部はいずれもラマH鎖抗体、フレームワーク部は主にヒトに由来し、一部はラマに由来する。ゲフルリマブは、CHO細胞により産生される。ゲフルリマブは、264個のアミノ酸残基からなるタンパク質である。
1本
1) 社内資料:臨床薬理の概要(2026年9月16日承認、CTD 2.7.2.2)
2) 社内資料:臨床的有効性の概要(2026年9月16日承認、CTD 2.7.3.2.1)
3) 社内資料:臨床的安全性の概要(2026年9月16日承認、CTD 2.7.4.2.1)
4) 社内資料:効力を裏付ける試験(2026年9月16日承認、CTD 2.6.2.2)
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