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緑内障、高眼圧症
通常、0.25%製剤を1回1滴、1日1回点眼する。なお、十分な効果が得られない場合は0.5%製剤を用いて1回1滴、1日1回点眼する。
肺高血圧症による右心不全の症状を増悪させるおそれがある。
うっ血性心不全の症状を増悪させるおそれがある。
アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増強するおそれがある。
血糖値に注意すること。低血糖症状をマスクすることがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することがある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
一般に生理機能が低下している。
オミデネパグ イソプロピル
結膜充血等の眼炎症性副作用の発現頻度の上昇が認められた。
機序不明
アドレナリンジピベフリン塩酸塩
散瞳作用が助長されたとの報告がある。
カテコールアミン枯渇剤
交感神経系を過剰に抑制することがあるので、減量するなど注意すること。
β-遮断作用を相加的に増強する可能性がある。
β-遮断剤(全身投与)
眼圧下降あるいはβ-遮断剤の全身的な作用が増強されることがある。
作用が相加的にあらわれることがある。
カルシウム拮抗剤
房室伝導障害、左室不全、低血圧を起こすおそれがある。
相互に作用が増強される。
ジギタリス製剤
心刺激伝導障害(徐脈、房室ブロック等)があらわれるおそれがある。
相加的に作用(心刺激伝導抑制作用)を増強させる。
CYP2D6阻害作用を有する薬剤
β-遮断作用(例えば心拍数減少、徐脈)が増強するとの報告がある。
これらの薬剤は本剤の代謝酵素であるP450(CYP2D6)を阻害し、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
結膜充血、角膜上皮障害、乾性角結膜炎、結膜萎縮、睫毛内反、眼瞼眼球癒着等があらわれることがある。
β-受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、気管支痙攣、呼吸困難、呼吸不全があらわれることがある。
β-受容体遮断による陰性変時・変力作用により、心ブロック、うっ血性心不全、心停止があらわれることがある。,,
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
眼
疼痛、灼熱感、かゆみ、ねばつき感、異物感、乾燥感等の眼刺激症状、霧視、視力低下等の視力障害、結膜充血、眼瞼炎(アレルギー性眼瞼炎を含む)、角膜炎、角膜びらん、角膜上皮障害等の角膜障害
眼脂、羞明、眼瞼下垂、角膜知覚低下、複視、眼底黄斑部に浮腫・混濁注)
結膜炎(アレルギー性結膜炎を含む)
循環器
動悸、徐脈等の不整脈
低血圧、失神
浮腫、レイノー現象、四肢冷感
精神神経系
頭痛、めまい
抑うつ、重症筋無力症の増悪
悪夢、感覚異常、不眠
消化器
悪心
下痢、消化不良、口渇、腹痛
その他
不快、胸部圧迫感、発疹
脱力感、耳鳴、倦怠感、咳、筋肉痛
本剤0.25%(8例)又は0.5%(8例)を1回1滴点眼した単回投与試験及び本剤0.5%(6例)を1日1回1滴7日間点眼した連続投与試験において、チモロールの血中移行量は0.07~0.44ng/mLであった2)。
本剤0.5%(14例)を1回1滴点眼した単回投与試験の結果、点眼後1時間の血漿中チモロール濃度は0.34±0.27ng/mLであった3)。
白色及び有色家兎に本剤0.25%又は0.5%を50μL 単回点眼した結果、角膜、房水及び虹彩・毛様体中のチモロール濃度は点眼後比較的早期から高値を示し、速やかな眼組織内移行性が認められた。なお、血漿中への移行は緩徐であった4),5)。また、有色家兎に本剤0.5%を1回50μL、1日1回7日間点眼した結果、メラニン色素が存在する虹彩・毛様体及び網・脈絡膜中のチモロール濃度は点眼回数と共に上昇したが、5~7日目以降ではほぼ定常状態に達していた。一方、角膜、房水中では点眼回数の増加に伴う濃度の上昇は認められず、また、血漿中濃度はすべて検出限界以下であった5)。
本剤は、主としてCYP2D6によって代謝される6)(in vitro)。
原発開放隅角緑内障及び高眼圧症患者を対象とした比較試験を含む臨床試験244例における本剤0.25%及び0.5%の改善率(改善以上)は、それぞれ88.2%(67/76例)、90.5%(152/168例)であった7),8)。安全性評価対象例数256例における副作用発現頻度は、9.4%(24/256例)であった。主な副作用として、眼科的には眼刺激感7件(2.7%)、そう痒感4件(1.6%)、結膜充血、異物感及びねばつき感が各2件(0.8%)、全身的には脈拍数減少2件(0.8%)が認められた。
アドレナリンβ受容体の非選択的遮断薬。身体各所でβ受容体刺激効果を抑制する9)。眼圧下降作用の主たる機序は、β受容体遮断作用により、眼房水の産生抑制によるものであると考えられている10)。
原発開放隅角緑内障及び高眼圧症患者に本剤0.5%を1滴点眼した結果、点眼後24時間まで持続的な眼圧下降作用が認められた3)。
白色及び有色家兎に本剤0.25%又は0.5%を50μL点眼した結果、点眼後30分より濃度依存的かつ基剤点眼群と比べて有意な眼圧下降作用が認められた11)。
チモロールマレイン酸塩(Timolol Maleate)(JAN)
(2S)-1-[(1,1-Dimethylethyl)amino]-3-(4-morpholin-4-yl-1,2,5-thiadiazol-3-yloxy)propan-2-ol monomaleate
C13H24N4O3S・C4H4O4
432.49
白色~微黄白色の結晶性の粉末である。酢酸(100)に溶けやすく、水又はエタノール(99.5)にやや溶けやすい。0.1mol/L塩酸試液に溶ける。融点:約197℃(分解)。
外箱開封後は遮光して保存すること。
プラスチック点眼容器:2.5mL×5本
プラスチック点眼容器:2.5mL×5本、2.5mL×10本
1) 宇治幸隆 他:眼科臨床医報.1980;74:1036-1042 [000313]
2) 近藤雄司 他:あたらしい眼科. 1995;12:1289-1293 [19818]
3) 北澤克明 他:臨床医薬. 1996;12:2703-2715 [19821]
4) 和田敬弘 他:あたらしい眼科. 1999;16:1013-1018 [27801]
5) 和田敬弘 他:あたらしい眼科. 1999;16:1443-1447 [28442]
6) Volotinen M, et al. :Drug Metab Dispos. 2007;35:1135-1141 [000314]
7) 北澤克明 他:臨床医薬. 1996;12:2663-2682 [19819]
8) 北澤克明 他:臨床医薬. 1996;12:2683-2701 [19820]
9) 第十八改正日本薬局方解説書.廣川書店,2021;C3266-C3270
10) 高瀬正彌:眼科臨床医報. 1983;77:157-163 [28332]
11) 保科 太 他:あたらしい眼科. 1997;14:447-453 [19812]
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