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白内障手術・眼内レンズ挿入術・全層角膜移植術における手術補助
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
頻度不明
眼
眼圧上昇、炎症反応、嚢胞様黄斑浮腫、角膜浮腫、角膜混濁、前房出血、虹彩新生血管、虹彩後癒着、結膜癒着不全、散瞳、水晶体混濁、浅前房、疼痛、霧視、かゆみ
その他
眼内レンズ表面の混濁
ウサギの前房内にヒアルロン酸ナトリウムを投与したとき、ヒアルロン酸ナトリウムは低分子化されることなく、投与後32時間にはほぼ100%が前房から消失した。血中に移行したヒアルロン酸は主に肝臓で単糖に代謝され、その後糖蛋白質合成に再利用されるものと、二酸化炭素に分解されるものがあると考えられた1) 。
全国16施設の白内障手術例179例(解析対象例数)を対象に、1%精製ヒアルロン酸ナトリウム製剤を使用し、1%精製ヒアルロン酸ナトリウム製剤を使用しない群を対照として、有効性、安全性及び有用性を検討した。白内障手術に嚢外摘出術あるいは超音波乳化吸引術を用いた1%精製ヒアルロン酸ナトリウム製剤使用群の有用率はそれぞれ81.4%(35/43例)、95.6%(43/45例)であった2),3) 。1%精製ヒアルロン酸ナトリウム製剤使用群の副作用は89例中1例(1.1%)に認められ、高眼圧であった。
全国13施設293例を対象に、1%精製ヒアルロン酸ナトリウム製剤を使用し、主に空気を対照として、有効性、安全性及び有用性を検討した。1%精製ヒアルロン酸ナトリウム製剤使用群の有用率は98.8%(161/163例)であった4) 。1%精製ヒアルロン酸ナトリウム製剤使用群の副作用は189例中3例(1.6%)に認められ、いずれも眼圧上昇であった。
全国35施設60例(評価対象例数)を対象に、1%精製ヒアルロン酸ナトリウム製剤を使用し、リンゲル液を対照として、有効性、安全性及び有用性を検討した。1%精製ヒアルロン酸ナトリウム製剤使用群の有用率は90.6%(29/32例)であった5) 。1%精製ヒアルロン酸ナトリウム製剤使用群に副作用は認められなかった。
1%ヒアルロン酸ナトリウム溶液は、分子量約35万以上で網目構造が形成され始めて、約160万以上で力学的に飽和されて高い粘弾性を示す6) 。前房形成作用及び角膜内皮保護作用はその高い粘弾性に基づくものと考えられる。
ヒアルロン酸Na0.4眼粘弾剤1%HV「わかもと」及びヒアルロン酸Na0.6眼粘弾剤1%HV「わかもと」はヒアルロン酸Na0.85眼粘弾剤1%HV「わかもと」と同一成分・同一濃度であり、内容量のみが異なる。
ウサギ摘出眼球を用いて、ヒアルロン酸Na0.85眼粘弾剤1%HV「わかもと」(以下、本剤)あるいはヒーロン眼粘弾剤1%シリンジ0.85(以下、ヒーロン)で前房水を置換後、一定荷重下での前房深度(前房形成率)を前房形成作用の指標として比較検討した。その結果、本剤はヒーロンと生物学的に同等であると判断された7) 。
前房深度(前房形成率)
ヒアルロン酸Na0.85眼粘弾剤1%HV「わかもと」
94.6~81.5%
ヒーロン眼粘弾剤1%シリンジ0.85
92.5~80.5%
ウサギ眼に本剤あるいはヒーロンを用いて、白内障手術及び眼内レンズ挿入術を施行し、術後3日の角膜内皮細胞密度を角膜内皮保護作用の指標として比較検討した。その結果、本剤はヒーロンと生物学的に同等であると判断された7) 。
角膜内皮細胞密度
4860±460cells/mm2
4753±425cells/mm2
精製ヒアルロン酸ナトリウム(Purified Sodium Hyaluronate)(JAN)
(C14H20NNaO11)n
平均分子量150万~390万
白色の粉末、粒又は繊維状の塊である。水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。吸湿性である。
外箱開封後は遮光して保存すること。
0.4mL×1筒
0.6mL×1筒
0.85mL×1筒
1) 武智和男 他:基礎と臨床. 1985;19:3093-3120
2) 大木孝太郎 他:新薬と臨牀. 1995;44:291-309
3) 水流忠彦 他:新薬と臨牀. 1995;44:311-328
4) 深道義尚:眼科臨床医報. 1985;79:1380-1395
5) 増田寛次郎 他:眼科臨床医報. 1985;79:1396-1409
6) Yanaki T, et al.:Biopolymers. 1990;30:415-425
7) 社内資料:生物学的同等性試験
*わかもと製薬株式会社 メディカルインフォメーション
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本製剤は、連続して行われる白内障手術及び眼内レンズ挿入術に伴って使用される場合に限り算定できるものである。(令和2年6月18日付保医発0618第3号厚生労働省保険局医療課長通知)
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