一般用医薬品・要指導医薬品 詳細表示

項目 内容
医薬品区分 配置用医薬品
薬効分類 葛根湯
承認販売名
製品名 葛根湯エキス顆粒
製品名(読み) カッコントウエキスカリュウ
製品の特徴  葛根湯は漢方の原典である「傷寒論」,「金匱要略」に収載されている代表的な薬です。これは葛根,麻黄,生姜,大棗,桂皮,芍薬,甘草の7種類の生薬(天然の薬物)を総合的に組み合わせ,煎じ薬として服用するものです。その基本的な作用は“上半身の充血を緩和すること”と“体内の余分な水分を汗や尿として排出すること”です。上半身に血液が集まると,のぼせ,頭痛,寒気,発熱などが起こります。これはかぜの初期症状や肩こりの状態にあたります。また,悪寒や発熱,鼻みずは体内に余分な水分があることを意味します。かぜの初期の発熱,悪寒,頭痛などにききめがあり,首すじから肩と背中にかけてのこりにも効果があり,現代でも広く用いられている漢方薬の一つです。
 「葛根湯エキス顆粒」は「葛根湯」を煎じなくてもそのまま服用できるよう,煎液をエキス化し,飲み易いように顆粒にしたものです。
 かぜや肩こりは初期の手当が肝心です。保温に心がけ,消化の良い滋養のある食事をとって,早めに治したいものです。
使用上の注意
■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用・事故が起こりやすくなる)
1.次の人は服用しないで下さい
 生後3ヵ月未満の乳児。
2.短期間の服用にとどめ,連用しないこと
■相談すること
1.次の人は服用前に医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること
 (1)医師の治療を受けている人。
 (2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
 (3)体の虚弱な人(体力の衰えている人,体の弱い人)。
 (4)胃腸の弱い人。
 (5)発汗傾向の著しい人。
 (6)高齢者。
 (7)今までに薬などにより発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
 (8)次の症状のある人。
  むくみ,排尿困難
 (9)次の診断を受けた人。
  高血圧,心臓病,腎臓病,甲状腺機能障害
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること

[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:吐き気,食欲不振,胃部不快感

 まれに次の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること。

[症状の名称:症状]
偽アルドステロン症:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋肉痛があらわれ,徐々に強くなる。
ミオパチー:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋肉痛があらわれ,徐々に強くなる。
肝機能障害:発熱,かゆみ,発疹,黄疸(皮膚や白目が黄色くなる),褐色尿,全身のだるさ,食欲不振等があらわれる。

3.5〜6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること
効能・効果 かぜの初期,鼻かぜ,かぜによる頭痛・肩こり
効能関連注意
用法・用量 [年齢:1回量:1日服用回数]
15歳以上:1包:1日3回食間に服用すること。
7歳以上15歳未満:2/3包:1日3回食間に服用すること。
4歳以上7歳未満:1/2包:1日3回食間に服用すること。
2歳以上4歳未満:1/3包:1日3回食間に服用すること。
2歳未満:1/4包以下:1日3回食間に服用すること。

用法関連注意 (1)小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のもとに服用させること。
(2)1歳未満の乳児には,医師の診療を受けさせることを優先し,やむを得ない場合にのみ服用させること。
(3)用法・用量を厳守すること。
成分分量 3包中
成分分量内訳
葛根湯エキス粉末2125mg(カッコン2000mg,マオウ・タイソウ各1500mg,ショウキョウ500mg,ケイヒ・シャクヤク・カンゾウ各1000mg)
添加物 ヒドロキシプロピルセルロース,乳糖
保管及び取扱い上の注意 (1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
(2)小児の手の届かない所に保管すること。
(3)他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)。
(4)1包を分割した残りを服用する場合には,袋の口を折り返して保管し,2日以内に服用すること。
(5)使用期限を過ぎた製品は服用しないこと。
消費者相談窓口 会社名:田村薬品工業株式会社
問い合わせ先:お客様相談室
電話:06-6203-5151
受付時間:10:00〜17:00(土,日,祝日を除く)
製造販売会社 田村薬品工業(株) 添付文書情報: J0601008812_07_A.pdf
会社名:田村薬品工業株式会社
住所:奈良県御所市西寺田50
販売会社 吉田製薬(株)・奈 添付文書情報: J0601008812_07_B.pdf
剤形 散剤
リスク区分 第2類医薬品

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