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最適使用推進ガイドライン対象品目
生物由来製品
劇薬
処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。ただし、術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。
通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。
術前補助療法では、他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。その後、術後補助療法では、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。投与回数は、3週間間隔投与の場合、術前補助療法は4回まで、術後補助療法は13回まで、6週間間隔投与の場合、術前補助療法は2回まで、術後補助療法は7回までとする。
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。
通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。投与期間は12ヵ月間までとする。
フルオロウラシル及びシスプラチンとの併用において、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。がん化学療法後に増悪したPD-L1陽性の根治切除不能な進行・再発の食道扁平上皮癌に対しては、本剤を単独投与することもできる。
通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。投与回数は、3週間間隔投与の場合、術前薬物療法は8回まで、術後薬物療法は9回まで、6週間間隔投与の場合、術前薬物療法は4回まで、術後薬物療法は5回までとする。
シスプラチンを用いた同時化学放射線療法との併用において、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。投与期間は24ヵ月間までとする。
ゲムシタビン塩酸塩及びシスプラチンとの併用において、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。
副作用
程度
処置
間質性肺疾患
Grade 2の場合
Grade 1以下に回復するまで、本剤を休薬する。12週間を超える休薬後もGrade 1以下まで回復しない場合には、本剤を中止する。
Grade 3以上又は再発性のGrade 2の場合
本剤を中止する。
大腸炎/下痢
Grade 2又は3の場合
Grade 4又は再発性のGrade 3の場合
肝機能障害
腎機能障害
Grade 3以上の場合
内分泌障害
Grade 1以下に回復するまで、本剤を休薬する。12週間を超える休薬後もGrade 1以下まで回復しない場合には、本剤の中止を検討する。
Infusion reaction
本剤の投与を直ちに中止する。1時間以内に回復する場合には、投与速度を50%減速して再開する。
Grade 3以上の場合又は再発性のGrade 2の場合
本剤を直ちに中止し、再投与しない。
上記以外の副作用
以下の場合を除き、本剤を中止する。再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫患者においてGrade 4の血液毒性が発現した場合は、Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬する。
GradeはNCI-CTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)v4.0に準じる。
免疫関連の副作用が発現又は増悪するおそれがある。
間質性肺疾患が発現又は増悪するおそれがある。,,
本剤の投与により移植臓器に対する拒絶反応又は移植片対宿主病が発現するおそれがある。
結核を発症するおそれがある。
*妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後4ヵ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施されていない。妊娠マウスに抗PD-1抗体又は抗PD-L1抗体を投与すると、流産率が増加することが報告されていることから、妊娠中の女性に対する本剤の投与は、胎児に対して有害な影響を及ぼす可能性がある。また、ヒトIgGは母体から胎児へ移行することが知られている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト母乳中への移行に関するデータはないが、ヒトIgGは母乳中に移行することが知られている。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
,,
腸炎から穿孔、イレウスに至る例が報告されている。持続する下痢、腹痛、血便等の症状が認められた場合には、本剤の投与中止等の適切な処置を行うこと。
水疱、びらん等が認められた場合には、皮膚科医と相談すること。
末梢性ニューロパチー(5.5%)、ギラン・バレー症候群(0.1%未満)等の神経障害があらわれることがある。
劇症肝炎(頻度不明)、肝不全(0.1%未満)、AST、ALT、γ-GTP、Al-P、ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害(17.5%)、肝炎(1.2%)、硬化性胆管炎(0.1%未満)があらわれることがある。
甲状腺機能低下症(14.5%)、甲状腺機能亢進症(5.7%)、甲状腺炎(1.2%)等の甲状腺機能障害があらわれることがある。
下垂体炎(0.5%)、下垂体機能低下症(0.2%)等の下垂体機能障害があらわれることがある。
副腎機能不全(1.1%)等の副腎機能障害があらわれることがある。
1型糖尿病(劇症1型糖尿病を含む)(0.3%)があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシスに至るおそれがある。1型糖尿病が疑われた場合には、本剤の投与を中止し、インスリン製剤の投与等の適切な処置を行うこと。
腎不全(1.7%)、尿細管間質性腎炎(0.2%)、糸球体腎炎(0.1%未満)等の腎障害があらわれることがある。
重症筋無力症によるクリーゼのため急速に呼吸不全が進行することがあるので、呼吸状態の悪化に十分注意すること。
脳炎(0.1%)、髄膜炎(0.1%)、脊髄炎(0.1%未満)があらわれることがある。また、多発性硬化症の増悪(頻度不明)、視神経脊髄炎スペクトラム障害(頻度不明)も報告されている。
免疫性血小板減少性紫斑病(0.1%)、溶血性貧血(0.1%未満)、赤芽球癆(0.1%未満)、無顆粒球症(頻度不明)等の重篤な血液障害があらわれることがある。
免疫反応に起因すると考えられる重度の胃炎があらわれることがある。異常が認められた場合には、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
アナフィラキシーを含むInfusion reactionが認められた場合には、本剤の投与中止等の適切な処置を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。
10%以上
1~10%未満
1%未満
血液及びリンパ系障害
好中球減少、貧血、血小板減少、白血球減少
リンパ球減少、発熱性好中球減少症
*好酸球増加症、ヘモグロビン減少
耳及び迷路障害
耳鳴
回転性めまい
血中TSH増加
血中TSH減少
眼障害
眼乾燥、流涙増加
霧視、フォークト・小柳・原田病
胃腸障害
悪心、下痢、嘔吐
便秘、口内炎、腹痛、口内乾燥、消化不良、上腹部痛、胃食道逆流性疾患
腹部膨満、胃炎、口腔内痛、嚥下障害、口腔内潰瘍形成、鼓腸
一般・全身障害及び投与部位の状態
疲労、無力症
発熱、粘膜の炎症、倦怠感、末梢性浮腫、悪寒
インフルエンザ様疾患、疼痛、浮腫、胸痛
感染症及び寄生虫症
尿路感染、肺炎
結膜炎、口腔カンジダ症、上気道感染
代謝及び栄養障害
食欲減退
低マグネシウム血症、低カリウム血症、低ナトリウム血症、高血糖、脱水、低カルシウム血症、リパーゼ増加、低リン酸血症、アミラーゼ増加
高カリウム血症、高トリグリセリド血症、高尿酸血症、血中コレステロール増加、高コレステロール血症
筋骨格系及び結合組織障害
関節痛、筋肉痛、四肢痛、背部痛、筋痙縮、筋力低下
関節炎、骨痛、筋骨格痛、筋骨格硬直
精神・神経障害
末梢性感覚ニューロパチー、味覚異常、頭痛、浮動性めまい、錯感覚、不眠症、感覚鈍麻
嗜眠、神経毒性、末梢性運動ニューロパチー、多発ニューロパチー、視神経炎
腎及び尿路障害
血中クレアチニン増加、蛋白尿
排尿困難、血中尿素増加、血尿、腎機能障害
呼吸器、胸郭及び縦隔障害
呼吸困難、咳嗽、発声障害、鼻出血、しゃっくり
口腔咽頭痛、肺塞栓症、鼻漏、労作性呼吸困難、胸水
皮膚及び皮下組織障害
そう痒症、発疹、脱毛症
斑状丘疹状皮疹、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚乾燥、紅斑、ざ瘡様皮膚炎、尋常性白斑、湿疹、皮膚炎
皮膚色素過剰、斑状皮疹、そう痒性皮疹、じん麻疹、丘疹性皮疹、爪変色、乾癬、皮膚剥脱、皮膚病変、皮膚色素減少、多汗症、寝汗、光線過敏性反応、丘疹、毛髪変色
血管障害
高血圧、ほてり
低血圧、潮紅
その他
体重減少
血中LDH増加、血中CK増加、体重増加、サルコイドーシス
国内第Ⅰ相試験(KEYNOTE-011試験)で、日本人の進行性固形がん患者に本剤2又は10mg/kgを単回静脈内持続投与注14)したときの、血清中濃度推移を図1に、薬物動態パラメータを表1に示す。クリアランス及び分布容積の幾何平均値は用量間(2及び10mg/kg)で概して同様であった。
Cmax(μg/mL)
Tmax注3)(day)
AUC0-28day(μg・day/mL)
t1/2(day)
CL(mL/day/kg)
Vz(mL/kg)
本剤2mg/kg(3例)
47.4(18.6)
0.223(0.00208-0.233)
507(20.0)
18.4(56.1)注4)
2.46(44.7)
65.3(21.3)
本剤10mg/kg(7例)
250(23.2)
0.00903(0.000694-0.232)
2219(32.4)
18.1(68.4)注4)
2.93(56.5)
76.5(34.4)
幾何平均(幾何変動係数[%])
国内第Ⅰ相試験(KEYNOTE-041試験)で、日本人の根治切除不能な悪性黒色腫患者に本剤2mg/kgを3週間間隔で反復静脈内持続投与注14)したときの、初回(サイクル1)及び投与後21週(サイクル8)の血清中濃度推移を図2に、サイクル1及びサイクル8の薬物動態パラメータを表2に示す。サイクル8における、本剤のトラフ濃度及びAUC0-21dayの幾何平均は、それぞれ24.5μg/mL及び797μg・day/mLであった。本剤のトラフ濃度はサイクル8(21週)までにおおむね定常状態に到達した。
Ctrough(μg/mL)
AUC0-21day(μg・day/mL)
サイクル1(42例)
40.9(28.1)
11.3注5)注6)(19.0)
393注5)(18.2)
NA
サイクル8(28例)
61.8(24.5)
24.5注7)注8)(48.8)
797注7)(32.4)
2.51注7)(32.4)
NA:該当なし
国際共同第Ⅲ相試験(KEYNOTE-024試験)で、PD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者(薬物動態解析対象152例、日本人21例を含む)に、本剤200mgを3週間間隔で反復静脈内持続投与したときの、日本人及び外国人患者における血清中トラフ濃度推移を図3に示す。初回(サイクル1)のCmaxの幾何平均(幾何変動係数)は67.5μg/mL(23%)で、投与後21週(サイクル8)のトラフ濃度注9)の幾何平均(幾何変動係数)は30.6μg/mL(50%)であった。
本剤200mgを3週間間隔(Q3W)又は400mgを6週間間隔(Q6W)で投与したときの母集団薬物動態解析に基づく薬物動態パラメータと海外第Ⅰ相試験(KEYNOTE-555試験)にて本剤400mgをQ6Wで投与したときの実測値に基づく薬物動態パラメータを比較した結果は、表3のとおりであった。母集団薬物動態解析には、国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験(KEYNOTE-010試験)、国際共同第Ⅲ相試験(KEYNOTE-024試験)、海外第Ⅰ相試験(KEYNOTE-001試験)、海外第Ⅱ相試験(KEYNOTE-002試験)及び海外第Ⅲ相試験(KEYNOTE-006試験)に組み入れられた患者2,993例のデータ(うち日本人は83例)を含む。
用法・用量
Cavg(μg/mL)
サイクル1
200mg Q3W注10)
59.1(58.5, 59.7)
27.9(27.7, 28.1)
18.1注11)(17.8, 18.3)
400mg Q6W注10)
123(122, 124)
32.4(32.0, 32.7)
10.6注11)(10.4, 10.8)
400mg Q6W(実測値)
136.0注12)(135.6, 136.4)
14.9注13)(14.4, 15.4)
定常状態
92.8(91.7, 94.1)
50.4(49.8, 51.0)
30.9(30.5, 31.4)
148(146, 149)
50.7(50.1, 51.3)
20.3(19.8, 20.9)
Cavg:平均血清中濃度
本剤の有効性及び安全性に対する曝露-反応解析の結果、本剤200mgをQ3Wで投与した際と本剤400mgをQ6Wで投与した際の有効性及び安全性に明確な差異はないと予測された。
化学療法歴のない又はイピリムマブを含まない2レジメンまでの化学療法歴を有する根治切除不能な悪性黒色腫患者42例(有効性解析対象37例)を対象に、本剤2mg/kg 3週間間隔投与注23)の有効性及び安全性が検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目である奏効率[RECISTガイドライン1.1版に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は、24%(95%信頼区間:12~41)であった。安全性解析対象例42例中34例(81.0%)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、そう痒症6例(14.3%)、斑状丘疹状皮疹6例(14.3%)及び倦怠感5例(11.9%)であった。
イピリムマブによる治療歴を有する根治切除不能な悪性黒色腫患者を対象に、本剤2mg/kg 3週間間隔投与注23)及び10mg/kg 3週間間隔投与注23)の有効性及び安全性が、化学療法(ダカルバジン、テモゾロミド、カルボプラチン、パクリタキセル又はカルボプラチン+パクリタキセル)を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤は化学療法と比較して、PFSを有意に延長した(表1、図1及び図2)1)。本剤2mg/kg 3週間間隔投与注23)の安全性解析対象例178例中121例(68.0%)、及び本剤10mg/kg 3週間間隔投与注23)の安全性解析対象例179例中133例(74.3%)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、本剤2mg/kgの3週間間隔投与注23)で疲労40例(22.5%)、そう痒症37例(20.8%)及び発疹21例(11.8%)、本剤10mg/kgの3週間間隔投与注23)で疲労52例(29.1%)、そう痒症42例(23.5%)、下痢19例(10.6%)及び発疹18例(10.1%)であった。
本剤2mg/kgQ3W(180例)
本剤10mg/kgQ3W(181例)
化学療法 (179例)
OS
中央値[月](95%信頼区間)
13.4(11.0, 16.4)
14.7(11.3, 19.5)
11.0(8.9, 13.8)
ハザード比注16)(95%信頼区間)P値注17)
0.86(0.67, 1.10)0.1173
0.74(0.57, 0.96)0.0106
-
PFS注15)
2.9(2.8, 3.8)
2.9(2.8, 4.7)
2.7(2.5, 2.8)
0.57(0.45, 0.73)<0.0001
0.50(0.39, 0.64)<0.0001
Q3W:3週間間隔投与
イピリムマブによる治療歴のない又はイピリムマブを含まない1レジメンまでの化学療法歴を有する根治切除不能な悪性黒色腫患者を対象に、本剤10mg/kg 3週間間隔投与注23)及び10mg/kg 2週間間隔投与注23)の有効性及び安全性が、イピリムマブを対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤はイピリムマブと比較して、OS及びPFSを有意に延長した(表2、図3及び図4)2)。本剤10mg/kg 3週間間隔投与注23)の安全性解析対象例277例中202例(72.9%)、及び本剤10mg/kg 2週間間隔投与注23)の安全性解析対象例278例中221例(79.5%)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、本剤10mg/kg 3週間間隔投与注23)で疲労53例(19.1%)、下痢40例(14.4%)、そう痒症39例(14.1%)、発疹37例(13.4%)、関節痛32例(11.6%)、悪心31例(11.2%)、無力症31例(11.2%)及び尋常性白斑31例(11.2%)、本剤10mg/kg 2週間間隔投与注23)で疲労58例(20.9%)、下痢47例(16.9%)、発疹41例(14.7%)、そう痒症40例(14.4%)、無力症32例(11.5%)及び悪心28例(10.1%)であった。
本剤10mg/kgQ3W(277例)
本剤10mg/kgQ2W(279例)
イピリムマブ (278例)
OS注18)
NE(NE, NE)
NE(13, NE)
ハザード比注19)(95%信頼区間)P値注20)
0.69(0.52, 0.90)0.00358
0.63(0.47, 0.83)0.00052
PFS注21)注22)
4.1(2.9, 6.9)
5.5(3.4, 6.9)
2.8(2.8, 2.9)
0.58(0.47, 0.72)<0.00001
0.58(0.46, 0.72)<0.00001
Q3W:3週間間隔投与、Q2W:2週間間隔投与、NE:Not Estimated
完全切除後のステージⅢ[ⅢA期(リンパ節転移1mm超)、ⅢB期及びⅢC期]の悪性黒色腫患者(日本人15例を含む)を対象に、術後補助療法として本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラセボを対照として検討された。全患者集団で、本剤はプラセボと比較して、主要評価項目である無再発生存期間(RFS)を有意に延長した(表3及び図5)。安全性解析対象例509例中396例(77.8%)(日本人9例中5例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、疲労143例(28.1%)、下痢94例(18.5%)、そう痒症85例(16.7%)、甲状腺機能低下症73例(14.3%)、悪心58例(11.4%)及び関節痛51例(10.0%)であった。
本剤200mgQ3W(514例)
プラセボ (505例)
RFS注24)
20.4(16.2, NE)
ハザード比注25)(98%信頼区間)P値注26)
0.57(0.43, 0.74)<0.0001
Q3W:3週間間隔投与、NE:Not Estimated
完全切除後のステージⅡB期又はⅡC期の悪性黒色腫患者(日本人3例を含む)を対象に、術後補助療法として本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラセボを対照とした二重盲検試験で検討された。1回目の中間解析(2020年12月4日データカットオフ)において、全患者集団で、本剤はプラセボと比較して、主要評価項目である無再発生存期間(RFS)を有意に延長した(表4及び図6)。安全性解析対象例483例中400例(82.8%)(日本人2例中2例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、そう痒症117例(24.2%)、疲労102例(21.1%)、下痢90例(18.6%)、関節痛78例(16.1%)、発疹76例(15.7%)及び甲状腺機能低下症75例(15.5%)であった(2回目の中間解析、2021年6月21日データカットオフ)。
本剤200mgQ3W(487例)
プラセボ (489例)
RFS注27)
NE(22.6, NE)
1年RFS率[%](95%信頼区間)
90.5(87.1, 93.0)
83.1(79.0, 86.5)
ハザード比注28)(95%信頼区間)P値注29)
0.65(0.46, 0.92)0.00658
化学療法歴のない、EGFR遺伝子変異陰性及びALK融合遺伝子陰性の切除不能な進行・再発の非扁平上皮非小細胞肺癌患者616例(日本人10例を含む)を対象に、本剤200mg、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラセボ、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法を対照とした二重盲検試験で検討された。両群とも、プラチナ製剤(シスプラチン又はカルボプラチン)は担当医師が患者ごとに選択し、投与は最大4コースまでとした。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤とペメトレキセドナトリウム水和物の併用投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法はプラセボ、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法と比較して、OS及びPFSを有意に延長した(表5、図7及び図8)3)。安全性解析対象例405例中372例(91.9%)(日本人4例中3例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、悪心187例(46.2%)、貧血154例(38.0%)、疲労134例(33.1%)、好中球減少症101例(24.9%)及び食欲減退84例(20.7%)であった。,
本剤200mg Q3W、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤注34)(410例)
プラセボ、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤注35)(206例)
OS注30)
11.3(8.7, 15.1)
ハザード比注31)(95%信頼区間)P値注32)
0.49(0.38, 0.64)<0.00001
PFS注30)注33)
8.8(7.6, 9.2)
4.9(4.7, 5.5)
0.52(0.43, 0.64)<0.00001
化学療法歴のない、切除不能な進行・再発の扁平上皮非小細胞肺癌患者559例(日本人50例を含む)を対象に、本剤200mg、カルボプラチン及びパクリタキセル又はパクリタキセル(アルブミン懸濁型)(nab-パクリタキセル)の併用療法3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラセボ、カルボプラチン及びパクリタキセル又はnab-パクリタキセルの併用療法を対照とした二重盲検試験で検討された。両群とも、パクリタキセル又はnab-パクリタキセルは、担当医師が患者ごとに選択し、投与は最大4コースまでとした。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤、カルボプラチン及びパクリタキセル又はnab-パクリタキセルの併用療法はプラセボ、カルボプラチン及びパクリタキセル又はnab-パクリタキセルの併用療法と比較して、OS及びPFSを有意に延長した(表6、図9及び図10)4)。安全性解析対象例278例中265例(95.3%)(日本人22例中22例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、脱毛症126例(45.3%)、貧血123例(44.2%)、好中球減少症97例(34.9%)、悪心85例(30.6%)、血小板減少症81例(29.1%)及び下痢61例(21.9%)であった。
本剤200mg Q3W、カルボプラチン及びパクリタキセル又はnab-パクリタキセル注40)(278例)
プラセボ、カルボプラチン及びパクリタキセル又はnab-パクリタキセル注41)(281例)
OS注36)
15.9(13.2, NE)
11.3(9.5, 14.8)
ハザード比注37)(95%信頼区間)P値注38)
0.64(0.49, 0.85)0.0008
PFS注36)注39)
6.4(6.2, 8.3)
4.8(4.2, 5.7)
0.56(0.45, 0.70)<0.0001
化学療法歴のない、EGFR遺伝子変異陰性、ALK融合遺伝子陰性及びPD-L1陽性(TPS≧1%)の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者(日本人93例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラチナ製剤を含む化学療法を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)とされ、本剤はプラチナ製剤を含む化学療法と比較して、OSを有意に延長した(表7及び図11)5)。安全性解析対象例636例中399例(62.7%)(日本人47例中34例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は甲状腺機能低下症69例(10.8%)であった。,
本剤200mg Q3W(637例)
プラチナ製剤を含む化学療法(637例)
OS注42)
16.7(13.9, 19.7)
12.1(11.3, 13.3)
ハザード比注43)(95%信頼区間)P値注44)
0.81(0.71, 0.93)0.002
化学療法歴のない、EGFR遺伝子変異陰性、ALK融合遺伝子陰性及びPD-L1陽性(TPS≧50%)の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者(日本人40例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラチナ製剤を含む化学療法を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)、副次評価項目は全生存期間(OS)とされ、本剤はプラチナ製剤を含む化学療法と比較して、PFS及びOSを有意に延長した(表8、図12及び図13)6)。安全性解析対象例154例中113例(73.4%)(日本人21例中20例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、下痢22例(14.3%)、疲労16例(10.4%)及び発熱16例(10.4%)であった。,
本剤200mg Q3W(154例)
プラチナ製剤を含む化学療法(151例)
PFS注45)
10.3(6.7, NE)
6.0(4.2, 6.2)
ハザード比注46)(95%信頼区間)P値注47)
0.50(0.37, 0.68)<0.001
OS注48)
NE(9.4, NE)
0.60(0.41, 0.89)0.005
プラチナ製剤を含む化学療法歴注49)を有するPD-L1陽性(TPS≧1%)の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者(日本人91例を含む)を対象に、本剤2mg/kg 3週間間隔投与注52)及び10mg/kg 3週間間隔投与注52)の有効性及び安全性が、ドセタキセルを対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤はドセタキセルと比較して、OSを有意に延長した(表9及び図14)7)。本剤2mg/kg 3週間間隔投与注52)の安全性解析対象例339例中215例(63.4%)(日本人28例中22例を含む)、及び本剤10mg/kg 3週間間隔投与注52)の安全性解析対象例343例中226例(65.9%)(日本人34例中30例)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、本剤2mg/kg 3週間間隔投与注52)で疲労46例(13.6%)、食欲減退46例(13.6%)及び悪心37例(10.9%)、本剤10mg/kg 3週間間隔投与注52)で疲労49例(14.3%)及び発疹44例(12.8%)であった。,
本剤2mg/kgQ3W(344例)
本剤10mg/kgQ3W(346例)
ドセタキセル (343例)
10.4(9.4, 11.9)
12.7(10.0, 17.3)
8.5(7.5, 9.8)
ハザード比注50)(95%信頼区間)P値注51)
0.71(0.58, 0.88)<0.001
0.61(0.49, 0.75)<0.001
臨床病期Ⅱ期、ⅢA期又はⅢB期の周術期の非小細胞肺癌患者注57)797例(日本人82例を含む)を対象に、術前補助療法としての本剤と化学療法との併用療法、及び術後補助療法としての本剤単独療法注58)の有効性及び安全性が、術前補助療法としてのプラセボと化学療法との併用療法、及び術後補助療法としてのプラセボ投与注59)を対照とした二重盲検試験で検討された8)。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無イベント生存期間(EFS)とされ、術前補助療法としての本剤と化学療法との併用療法、及び術後補助療法としての本剤単独療法は、術前補助療法としてのプラセボと化学療法との併用療法、及び術後補助療法としてのプラセボ投与と比較してOS及びEFSを有意に延長した(表10、図15及び図16)。安全性解析対象例396例中383例(96.7%)(日本人39例中39例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、悪心216例(54.5%)、好中球数減少169例(42.7%)、貧血143例(36.1%)、白血球数減少111例(28.0%)、疲労108例(27.3%)、便秘107例(27.0%)及び食欲減退92例(23.2%)であった(2023年7月10日データカットオフ)。,
術前補助療法/術後補助療法
本剤と化学療法との併用療法/本剤注58)(397例)
プラセボと化学療法との併用療法/プラセボ注59)(400例)
OS注53)
52.4(45.7, NE)
ハザード比注54)(95%信頼区間)P値注55)
0.72(0.56, 0.93)0.00517
EFS注56)
NE(34.1, NE)
17.0(14.3, 22.0)
NE:Not Estimated
再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫患者(210例、日本人10例を含む)の以下の3つのコホートを対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が検討された。
なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目である奏効率[改訂IWG criteria(2007)に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は、表11のとおりであった。なお、事前に設定された閾値奏効率は、いずれのコホートも20%であった。安全性解析対象例210例中144例(68.6%)(日本人10例中8例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、甲状腺機能低下症26例(12.4%)及び発熱22例(10.5%)であった。
コホート1(69例)
コホート2(81例)
コホート3(60例)
例数(%)
完全奏効(CR)
15(21.7)
18(22.2)
13(21.7)
部分奏効(PR)
35(50.7)
35(43.2)
27(45.0)
安定(SD)
13(18.8)
9(11.1)
進行(PD)
3(4.3)
17(21.0)
7(11.7)
評価不能
2(2.5)
0
奏効率(CR+PR)(%)(95%信頼区間)
72.5(60.4, 82.5)
65.4(54.0, 75.7)
66.7(53.3, 78.3)
1レジメン以上の化学療法歴を有する再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫患者注60)304例(日本人16例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が、ブレンツキシマブ ベドチン1.8mg/kg 3週間間隔投与を対照として検討された。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)注61)及び全生存期間(OS)とされ、本剤はブレンツキシマブ ベドチンと比較して、PFSを有意に延長した(表12及び図17)9)。安全性解析対象例148例中110例(74.3%)(日本人9例中8例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、甲状腺機能低下症23例(15.5%)、発熱19例(12.8%)、そう痒症16例(10.8%)であった。
本剤200mgQ3W(151例)
ブレンツキシマブ ベドチン(153例)
PFS注62)注63)
13.2(10.9, 19.4)
8.3(5.7, 8.8)
ハザード比注64)(95%信頼区間)P値注65)
0.65(0.48, 0.88)0.0027
化学療法歴のない根治切除不能な尿路上皮癌患者注70)886例(日本人40例を含む)を対象に、本剤とエンホルツマブ ベドチン(遺伝子組換え)との併用療法の有効性及び安全性が、プラチナ製剤を含む化学療法(ゲムシタビン及びシスプラチン又はカルボプラチン)を対照として検討された。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤とエンホルツマブ ベドチン(遺伝子組換え)との併用療法はプラチナ製剤を含む化学療法と比較して、OS及びPFSを有意に延長した(表13、図18及び図19)10)。安全性解析対象例440例中427例(97.0%)(日本人19例中19例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、末梢性感覚ニューロパチー220例(50.0%)、そう痒症175例(39.8%)、脱毛症146例(33.2%)、斑状丘疹状皮疹144例(32.7%)、疲労129例(29.3%)、下痢121例(27.5%)、食欲減退118例(26.8%)及び悪心89例(20.2%)であった。
本剤とエンホルツマブ ベドチン(遺伝子組換え)との併用療法注71)(442例)
プラチナ製剤を含む化学療法注72) (444例)
OS注66)
31.5(25.4, NE)
16.1(13.9, 18.3)
ハザード比注67)(95%信頼区間)P値注68)
0.47(0.38, 0.58)<0.00001
PFS注66)注69)
12.5(10.4, 16.6)
6.3(6.2, 6.5)
0.45(0.38, 0.54)<0.00001
化学療法歴のないシスプラチンを含む化学療法に不適格の根治切除不能な尿路上皮癌患者370例を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が検討された。主要評価項目である奏効率[RECISTガイドライン1.1版に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は、表14のとおりであった11)。安全性解析対象例370例中249例(67.3%)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、疲労67例(18.1%)、そう痒症66例(17.8%)、発疹43例(11.6%)、食欲減退40例(10.8%)及び甲状腺機能低下症37例(10.0%)であった(2018年9月26日データカットオフ)。
370例
33(8.9)
73(19.7)
67(18.1)
疾患進行(PD)
157(42.4)
評価不能(NE)
40(10.8)
28.6(24.1, 33.5)
プラチナ製剤を含む化学療法歴注73)を有する局所進行性又は転移性の尿路上皮癌患者542例(日本人52例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が、化学療法(パクリタキセル、ドセタキセル又はvinflunine)注74)を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤は化学療法と比較して、OSを有意に延長した(表15及び図20)12)。安全性解析対象例266例中162例(60.9%)(日本人30例中16例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、そう痒症52例(19.5%)、疲労37例(13.9%)及び悪心29例(10.9%)であった。
本剤200mgQ3W(270例)
化学療法 (272例)
OS注75)
10.3(8.0, 11.8)
7.4(6.1, 8.3)
ハザード比注76)(95%信頼区間)P値注77)
0.73(0.59, 0.91)0.002
PFS注75)注78)
2.1(2.0, 2.2)
3.3(2.3, 3.5)
0.98(0.81, 1.19)0.416
フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤、オキサリプラチン及びイリノテカンによる化学療法歴のある切除不能な局所進行又は転移性のミスマッチ修復(MMR)欠損又はMSI-Highを有する結腸・直腸癌患者61例(日本人7例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目である奏効率[RECISTガイドライン1.1版に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は表16のとおりであった。安全性解析対象例61例中35例(57.4%)(日本人7例中5例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、関節痛10例(16.4%)、悪心9例(14.8%)、下痢8例(13.1%)、無力症7例(11.5%)及びそう痒症7例(11.5%)であった。
61例
17(27.9)
14(23.0)
28(45.9)
2(3.3)
27.9(17.1, 40.8)
一次治療として標準的な化学療法歴のある切除不能な局所進行又は転移性のミスマッチ修復(MMR)欠損又はMSI-Highを有する固形癌患者94例(日本人7例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が検討された。MSI-Highと診断された後に本試験に登録された83例(グループK)における主要評価項目である奏効率[RECISTガイドライン1.1版に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は表17のとおりであった。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。安全性解析対象例94例中58例(61.7%)(日本人7例中5例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、疲労11例(11.7%)及びそう痒症11例(11.7%)であった。
グループK83例注79)
4(4.8)
25(30.1)
20(24.1)
24(28.9)
10(12.0)
34.9(24.8, 46.2)
本試験に登録された94例におけるがん種別の奏効率[RECISTガイドライン1.1版に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は表18のとおりであった。
がん種
奏効(CR+PR)[奏効率(%)]
94例
子宮内膜癌
24(25.5)
13(54.2)
胃癌
13(13.8)
6(46.2)
小腸癌
4(30.8)
膵癌
10(10.6)
1(10.0)
胆道癌
9(9.6)
2(22.2)
副腎皮質癌
3(3.2)
1(33.3)
中皮腫
小細胞肺癌
2(66.7)
子宮頸癌
2(2.1)
1(50.0)
神経内分泌腫瘍
甲状腺癌
尿路上皮癌
脳腫瘍
1(1.1)
卵巣癌
前立腺癌
後腹膜腫瘍
1(100)
唾液腺癌
肉腫
精巣腫瘍
扁桃癌
化学療法歴のない、根治切除不能又は転移性の淡明細胞型腎細胞癌患者861例(日本人94例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与とアキシチニブ開始用量として5mg 1日2回投与の併用療法の有効性及び安全性が、スニチニブ50mg 1日1回4週間投与後2週間休薬を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤とアキシチニブの併用投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤とアキシチニブの併用療法は、スニチニブ単独投与と比較してOS及びPFSを有意に延長した(表19、図21及び図22)。安全性解析対象例429例中413例(96.3%)(日本人44例中44例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、下痢210例(49.0%)、高血圧179例(41.7%)、甲状腺機能低下症135例(31.5%)、疲労130例(30.3%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群119例(27.7%)、ALT増加102例(23.8%)、発声障害98例(22.8%)、AST増加97例(22.6%)、食欲減退94例(21.9%)及び悪心91例(21.2%)であった。
本剤200mg Q3W、アキシチニブ注84)(432例)
スニチニブ注85) (429例)
OS注80)
ハザード比注81)(95%信頼区間)P値注82)
0.53(0.38, 0.74)0.00005
PFS注80)注83)
15.1(12.6, 17.7)
11.0(8.7, 12.5)
0.69(0.56, 0.84)0.00012
Q3W:3週間間隔投与、NE:Not Estimated、bid:1日2回、qd:1日1回
化学療法歴のない根治切除不能又は転移性の淡明細胞型腎細胞癌患者注86)712例(日本人73例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与とレンバチニブ20mg 1日1回投与の併用療法の有効性及び安全性が、スニチニブ50mg 1日1回4週間投与後2週間休薬を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤とレンバチニブの併用療法は、スニチニブ単独投与と比較してPFSを有意に延長した(表20及び図23)13)。安全性解析対象例352例中341例(96.9%)(日本人42例中42例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、下痢192例(54.5%)、高血圧184例(52.3%)、甲状腺機能低下症150例(42.6%)、食欲減退123例(34.9%)、口内炎113例(32.1%)、疲労113例(32.1%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群99例(28.1%)、蛋白尿97例(27.6%)、悪心94例(26.7%)、発声障害87例(24.7%)、発疹77例(21.9%)及び無力症71例(20.2%)であった。
本剤200mg Q3W、レンバチニブ注90)(355例)
スニチニブ注91) (357例)
PFS注87)
23.9(20.8, 27.7)
9.2(6.0, 11.0)
ハザード比注88)(95%信頼区間)P値注89)
0.39(0.32, 0.49)<0.0001
Q3W:3週間間隔投与、qd:1日1回
腎摘除術又は腎部分切除術後の再発リスクが高い注95)淡明細胞型腎細胞癌患者994例(日本人59例を含む)を対象に、術後補助療法として本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラセボを対照とした二重盲検試験で検討された。主要評価項目は無病生存期間(DFS)とされ、本剤はプラセボと比較して、DFSを有意に延長した(表21及び図24)14)。安全性解析対象例488例中386例(79.1%)(日本人27例中18例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、疲労99例(20.3%)、そう痒症91例(18.6%)、甲状腺機能低下症86例(17.6%)、下痢77例(15.8%)、発疹73例(15.0%)及び甲状腺機能亢進症50例(10.2%)であった。
本剤200mgQ3W(496例)
プラセボ (498例)
DFS注92)
2年DFS率[%](95%信頼区間)
77.3(72.8, 81.1)
68.1(63.5, 72.2)
ハザード比注93)(95%信頼区間)P値注94)
0.68(0.53, 0.87)0.0010
化学療法歴のない、再発又は転移性の頭頸部扁平上皮癌注105)患者882例(日本人67例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与、プラチナ製剤及び5-FU併用療法、又は本剤200mg 3週間間隔投与単独療法の有効性及び安全性が、セツキシマブ、プラチナ製剤及び5-FU併用療法を対照として検討された。プラチナ製剤(シスプラチン又はカルボプラチン)は担当医師が選択し、プラチナ製剤及び5-FUの投与は最大6コースまでとした。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤とプラチナ製剤及び5-FUの併用投与又は本剤の単独投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤、プラチナ製剤及び5-FU併用療法はセツキシマブ、プラチナ製剤及び5-FU併用療法と比較して、OSを有意に延長した(表22及び図25)。また、本剤の単独療法はセツキシマブ、プラチナ製剤及び5-FU併用療法と比較して、OSは非劣性を示した(表23及び図26)。本剤、プラチナ製剤及び5-FU併用療法において、安全性解析対象例276例中263例(95.3%)(日本人25例中25例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、貧血133例(48.2%)、悪心124例(44.9%)、好中球減少症91例(33.0%)、疲労84例(30.4%)、粘膜の炎症77例(27.9%)、血小板減少症75例(27.2%)、嘔吐75例(27.2%)、口内炎67例(24.3%)及び食欲減退62例(22.5%)であった。本剤単独療法において、安全性解析対象例300例中175例(58.3%)(日本人23例中17例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、疲労43例(14.3%)及び甲状腺機能低下症39例(13.0%)であった。
本剤200mg Q3W、プラチナ製剤及び5-FU注106)(281例)
セツキシマブ、プラチナ製剤及び5-FU注107)(278例)
OS注96)
13.0(10.9, 14.7)
10.7(9.3, 11.7)
ハザード比注97)(95%信頼区間)P値注98)
0.77(0.63, 0.93)0.00335
本剤200mg Q3W(301例)
セツキシマブ、プラチナ製剤及び5-FU注107)(300例)
OS注99)
11.6(10.5, 13.6)
ハザード比注100)(95%信頼区間)P値注101)
0.85(0.71, 1.03)0.00014
CPS[PD-L1を発現した細胞数(腫瘍細胞、マクロファージ及びリンパ球)を総腫瘍細胞数で除し、100を乗じた値]に関する部分集団に基づき、CPS別に解析を行った。,,
PD-L1発現
投与群
例数
ハザード比(95%信頼区間)
CPS<1
本剤200mg Q3W
44
7.9(4.7, 13.6)
1.37(0.86, 2.20)注103)
セツキシマブ、プラチナ製剤及び5-FU注107)
45
11.3(9.1, 15.9)
1≦CPS<20
124
10.8(9.0, 12.6)
0.90(0.68, 1.18)注103)
133
10.1(8.7, 12.1)
CPS≧20
14.9(11.6, 21.5)
0.61(0.45, 0.83)注104)
122
10.7(8.8, 12.8)
化学療法歴のない根治切除不能な進行・再発の食道扁平上皮癌及び食道腺癌並びに食道胃接合部(Siewert分類typeⅠ)の腺癌患者749例(日本人141例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与、5-FU及びシスプラチン併用療法の有効性及び安全性が、プラセボ、5-FU及びシスプラチン併用療法を対照として二重盲検試験で検討された。シスプラチンの投与は最大6コースまでとした。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤と5-FU及びシスプラチンの併用投与又は本剤の単独投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤、5-FU及びシスプラチン併用療法はプラセボ、5-FU及びシスプラチン併用療法と比較して、OS及びPFSを有意に延長した(表25、図27及び図28)15)。安全性解析対象例370例中364例(98.4%)(日本人74例中73例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、悪心233例(63.0%)、食欲減退145例(39.2%)、貧血143例(38.6%)、疲労135例(36.5%)、好中球数減少135例(36.5%)、嘔吐110例(29.7%)、下痢97例(26.2%)、好中球減少症96例(25.9%)、口内炎96例(25.9%)及び白血球数減少89例(24.1%)であった。
本剤200mg Q3W、5-FU及びシスプラチン注112)(373例)
プラセボ、5-FU及びシスプラチン注113)(376例)
OS注108)
12.4(10.5, 14.0)
9.8(8.8, 10.8)
ハザード比注109)(95%信頼区間)P値注110)
0.73(0.62, 0.86)<0.0001
PFS注111)
6.3(6.2, 6.9)
5.8(5.0, 6.0)
0.65(0.55, 0.76)<0.0001
一次治療として標準的な化学療法歴のある根治切除不能な進行・再発の食道扁平上皮癌及び食道腺癌患者628例(日本人152例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が、化学療法(パクリタキセル、ドセタキセル又はイリノテカン)を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)とされ、主解析対象として設定された(i)PD-L1陽性(CPS注114)≧10)集団、(ii)扁平上皮癌集団及び(iii)ITT集団におけるOSの結果は事前に規定された基準を満たさなかった。一方、事前規定された解析対象ではないものの、PD-L1陽性(CPS≧10)かつ扁平上皮癌の患者167例(日本人77例を含む)において以下の有効性成績が得られた(表26及び図29)。PD-L1陽性(CPS≧10)かつ扁平上皮癌の患者における安全性解析対象例85例中55例(64.7%)(日本人40例中26例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、疲労10例(11.8%)及び食欲減退10例(11.8%)であった。
本剤200mg Q3W(85例)
化学療法(82例)
10.3(7.0, 13.5)
6.7(4.8, 8.6)
ハザード比注115)(95%信頼区間)
0.64(0.46, 0.90)
化学療法歴のない(術後補助療法を除く)治癒切除不能な進行・再発のミスマッチ修復(MMR)欠損又はMSI-Highを有する結腸・直腸癌患者307例(日本人22例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が、担当医師の選択する化学療法[5-FU・ホリナート・オキサリプラチン療法(mFOLFOX6)、mFOLFOX6とベバシズマブ若しくはセツキシマブとの併用療法、5-FU・ホリナート・イリノテカン療法(FOLFIRI)、又はFOLFIRIとベバシズマブ若しくはセツキシマブとの併用療法]を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)及び全生存期間(OS)とされ、本剤は化学療法と比較してPFSを有意に延長した(表27及び図30)16)。安全性解析対象例153例中122例(79.7%)(日本人12例中10例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、下痢38例(24.8%)、疲労32例(20.9%)、そう痒症21例(13.7%)、悪心19例(12.4%)、AST増加17例(11.1%)、発疹17例(11.1%)、関節痛16例(10.5%)及び甲状腺機能低下症16例(10.5%)であった。
本剤200mgQ3W(153例)
化学療法注119) (154例)
PFS注116)
16.5(5.4, 32.4)
8.2(6.1, 10.2)
ハザード比注117)(95%信頼区間)P値注118)
0.60(0.45, 0.80)0.0002
転移・再発乳癌に対する全身性の前治療歴のない転移・再発又は局所進行性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の乳癌患者847例(日本人87例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与+化学療法(ゲムシタビン及びカルボプラチン、パクリタキセル又はnab-パクリタキセル)の併用療法の有効性及び安全性が、プラセボ+化学療法(ゲムシタビン及びカルボプラチン、パクリタキセル又はnab-パクリタキセル)の併用療法を対照とした二重盲検試験で検討された。両群とも、ゲムシタビン及びカルボプラチン、パクリタキセル又はnab-パクリタキセルは、担当医師が患者ごとに選択した。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)及び全生存期間(OS)とされ、本剤+化学療法の併用療法はプラセボ+化学療法の併用療法と比較して、PD-L1陽性(CPS注120)≧10)の患者323例(日本人28例を含む)においてPFSを有意に延長した(表28及び図31)17)。PD-L1陽性(CPS≧10)の患者における安全性解析対象例219例中212例(96.8%)(日本人19例中19例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、貧血107例(48.9%)、悪心90例(41.1%)、好中球減少症87例(39.7%)、脱毛症76例(34.7%)、疲労64例(29.2%)、好中球数減少52例(23.7%)、下痢48例(21.9%)、ALT増加47例(21.5%)及び嘔吐44例(20.1%)であった。,
本剤200mg Q3W+化学療法注124)(220例)
プラセボ+化学療法注125)(103例)
PFS注121)
9.7(7.6, 11.3)
5.6(5.3, 7.5)
ハザード比注122)(95%信頼区間)P値注123)
0.65(0.49, 0.86)0.0012
ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスク注129)の周術期の乳癌患者1,174例(日本人76例を含む)を対象に、術前薬物療法としての本剤と化学療法との併用療法、及び術後薬物療法としての本剤単独療法注130)の有効性及び安全性が、術前薬物療法としてのプラセボと化学療法との併用療法、及び術後薬物療法としてのプラセボ投与注131)を対照とした二重盲検試験で検討された。主要評価項目の一つは無イベント生存期間(EFS)とされ、術前の本剤と化学療法との併用療法及び術後の本剤単独投与は、術前のプラセボと化学療法との併用療法及び術後のプラセボ投与と比較してEFSを有意に延長した(表29及び図32)18)。安全性解析対象例783例中774例(98.9%)(日本人45例中45例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、悪心495例(63.2%)、脱毛症471例(60.2%)、貧血429例(54.8%)、好中球減少症367例(46.9%)、疲労330例(42.1%)、下痢238例(30.4%)、ALT増加204例(26.1%)、嘔吐200例(25.5%)、無力症198例(25.3%)、発疹196例(25.0%)、便秘188例(24.0%)、好中球数減少185例(23.6%)、AST増加157例(20.1%)であった。,
術前薬物療法/術後薬物療法
本剤と化学療法との併用療法/本剤注130)(784例)
プラセボと化学療法との併用療法/プラセボ注131)(390例)
EFS注126)
3年EFS率(%)(95%信頼区間)
84.5(81.7, 86.9)
76.8(72.2, 80.7)
ハザード比注127)(95%信頼区間)P値注128)
0.63(0.48, 0.82)0.00031
化学療法歴のない注137)進行・再発の子宮体癌患者注138)810例(日本人7例を含む)を対象に、患者のミスマッチ修復(MMR)の状態に基づきMMR正常(pMMR)(588例)又はMMR欠損(dMMR)(222例)の集団別に、本剤と化学療法(パクリタキセル及びカルボプラチン)との併用療法、及びその後の本剤単独療法注139)の有効性及び安全性が、プラセボと化学療法との併用療法、及びその後のプラセボ投与注140)を対照とした二重盲検試験で検討された。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)とされ、pMMR及びdMMRのいずれの集団でも本剤と化学療法との併用療法、及びその後の本剤単独療法は、プラセボと化学療法との併用療法、及びその後のプラセボ投与と比較してPFSを有意に延長した(表30、図33及び図34)。安全性解析対象例382例中365例(95.5%)(日本人2例中2例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、疲労225例(58.9%)、貧血178例(46.6%)、脱毛症163例(42.7%)、悪心146例(38.2%)、末梢性感覚ニューロパチー117例(30.6%)、便秘112例(29.3%)、下痢110例(28.8%)、末梢性ニューロパチー98例(25.7%)、白血球数減少97例(25.4%)、血小板数減少93例(24.3%)、好中球数減少87例(22.8%)及び関節痛80例(20.9%)であった。,
MMRの状態
ハザード比注135)(95%信頼区間)P値注136)
pMMR注133)
本剤と化学療法との併用療法、及びその後の本剤単独療法注139)
294
13.1(10.6, 19.5)
0.57(0.44, 0.74)<0.0001
プラセボと化学療法との併用療法、及びその後のプラセボ投与注140)
8.7(8.4, 11.0)
dMMR注134)
110
NE(30.7, NE)
0.34(0.22, 0.53)<0.0001
112
8.3(6.5, 12.3)
プラチナ製剤を含む化学療法歴のある切除不能な進行・再発の子宮体癌患者827例(日本人104例を含む)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与とレンバチニブ20mg 1日1回投与の併用療法の有効性及び安全性が、化学療法(ドキソルビシン又はパクリタキセル)を対照として検討された。化学療法は担当医師が患者ごとに選択した。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤とレンバチニブの併用療法は、化学療法と比較してOS及びPFSを有意に延長した(表31、図35及び図36)19)。また、無作為化前に選択された化学療法群の薬剤[①ドキソルビシン(605例)又は②パクリタキセル(222例)]別の部分集団解析を事後的に実施した結果、化学療法群に対する本剤とレンバチニブの併用療法群のPFSのハザード比(95%信頼区間)は、それぞれ①0.47(0.39, 0.58)及び②0.85(0.61, 1.20)であった。また、OSのハザード比(95%信頼区間)は、それぞれ①0.49(0.39, 0.61)及び②1.40(0.93, 2.12)であった。安全性解析対象例406例中395例(97.3%)(日本人52例中51例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、高血圧249例(61.3%)、甲状腺機能低下症222例(54.7%)、下痢171例(42.1%)、悪心158例(38.9%)、食欲減退151例(37.2%)、疲労113例(27.8%)、蛋白尿105例(25.9%)、嘔吐98例(24.1%)、体重減少91例(22.4%)、関節痛87例(21.4%)及び手掌・足底発赤知覚不全症候群84例(20.7%)であった(2021年2月8日データカットオフ)。,
本剤200mg Q3W、レンバチニブ注145)(411例)
化学療法注146) (416例)
OS注141)
18.3(15.2, 20.5)
11.4(10.5, 12.9)
ハザード比注142)(95%信頼区間)P値注143)
0.62(0.51, 0.75)<0.0001
PFS注144)
7.2(5.7, 7.6)
3.8(3.6, 4.2)
0.56(0.47, 0.66)<0.0001
化学療法歴注147)のある進行・再発の固形癌患者注148)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が検討された。本剤の有効性は、TMBスコア注149)が10以上の場合をTMB-Highと事前に定義し、解析計画に従って、グループA~Jに登録された固形癌患者に対して解析を行った。TMB-Highを有する102例(日本人6例を含む)及びTMB-Highを有しない689例(日本人71例を含む)における、主要評価項目である奏効率[RECISTガイドライン1.1版に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は表32のとおりであった。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。グループA~Jに登録されTMB-Highを有すると判定された安全性解析対象例105例中67例(63.8%)(日本人6例中5例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、疲労17例(16.2%)、甲状腺機能低下症13例(12.4%)、無力症13例(12.4%)、食欲減退11例(10.5%)及びそう痒症11例(10.5%)であった。
TMB-High102例
Non TMB-High689例
4(3.9)
11(1.6)
26(25.5)
32(4.6)
14(13.7)
228(33.1)
Non-CR/Non-PD注150)
3(0.4)
48(47.1)
349(50.7)
10(9.8)
66(9.6)
29.4(20.8, 39.3)
6.2(4.6, 8.3)
TMB-Highを有する102例(日本人6例を含む)及びTMB-Highを有しない689例(日本人71例を含む)における、がん種別の奏効率[RECISTガイドライン1.1版に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は表33のとおりであった(2019年6月27日データカットオフ)。
TMB-High
Non TMB-High
102例
689例
34
10(29.4)
42
4(9.5)
16
5(31.3)
59
7(11.9)
15
7(46.7)
67
4(6.0)
肛門癌
14
1(7.1)
75
8(10.7)
外陰癌
12
2(16.7)
60
5
2(40.0)
82
1(1.2)
3
79
3(3.8)
2
2(100)
78
1
84
9(10.7)
63
2(3.2)
-:推定不可
根治的治療の適応がなく、化学療法歴のない(化学放射線療法としての投与歴は除く)進行又は再発の子宮頸癌患者617例(日本人57例を含む)を対象に、本剤と他の抗悪性腫瘍剤(パクリタキセル及びプラチナ製剤±ベバシズマブ)との併用療法注160)の有効性及び安全性が、プラセボと他の抗悪性腫瘍剤との併用療法注161)を対照とした二重盲検試験で検討された。なお、617例の患者の63%がベバシズマブの投与を受けた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用療法はプラセボと他の抗悪性腫瘍剤との併用療法と比較してOS及びPFSを有意に延長した(表34、図37及び図38)20)。安全性解析対象例307例中298例(97.1%)(日本人35例中35例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、脱毛症171例(55.7%)、貧血149例(48.5%)、悪心104例(33.9%)、下痢76例(24.8%)、末梢性ニューロパチー75例(24.4%)、疲労70例(22.8%)、末梢性感覚ニューロパチー69例(22.5%)、好中球減少症68例(22.1%)及び嘔吐63例(20.5%)であった。
本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用療法注160)(308例)
プラセボと他の抗悪性腫瘍剤との併用療法注161)(309例)
OS注151)
24.4(19.2, NE)
16.5(14.5, 19.4)
ハザード比注152)(95%信頼区間)P値注153)
0.67(0.54, 0.84)0.0003
PFS注151)注154)
10.4(9.1, 12.1)
8.2(6.4, 8.4)
0.65(0.53, 0.79)<0.0001
CPS[PD-L1を発現した細胞数(腫瘍細胞、マクロファージ及びリンパ球)を総腫瘍細胞数で除し、100を乗じた値]に関する部分集団に基づき、CPS別に解析を行った(中間解析時のデータ:2021年5月3日データカットオフ)。,
ハザード比注155)(95%信頼区間)
本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用療法注160)
35
19.0(12.6, 21.4)
1.00(0.53, 1.89)注156)
プラセボと他の抗悪性腫瘍剤との併用療法注161)
18.9(11.7, 21.3)
1≦CPS<10
115
24.4(18.2, NE)
0.67(0.46, 0.97)注156)
116
15.9(13.4, 23.5)
CPS≧10
158
NE(19.1, NE)
0.61(0.44, 0.84)
159
16.4(14.0, 25.0)
ハザード比注158)(95%信頼区間)
8.1(6.1, 12.6)
0.94(0.52, 1.70)注159)
8.2(6.2, 10.4)
11.2(8.3, 15.3)
0.68(0.49, 0.94)注159)
8.2(6.3, 10.0)
10.4(8.9, 15.1)
0.58(0.44, 0.77)
8.1(6.2, 8.8)
未治療注167)の国際産婦人科連合(FIGO)2014進行期分類のⅠB2~ⅡB期(リンパ節転移陽性)又はⅢ~ⅣA期(リンパ節転移陽性又は陰性)の局所進行子宮頸癌患者1,060例(日本人90例を含む)を対象に、本剤と同時化学放射線療法注168)(シスプラチン同時併用下での外部照射、及びその後の小線源治療)(CCRT)との併用の有効性及び安全性が、プラセボとCCRTとの併用注169)を対照とした二重盲検試験で検討された。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤とCCRTとの併用はプラセボとCCRTとの併用と比較してOS21)及びPFS22)を有意に延長した(表37、図39及び図40)。安全性解析対象例528例中512例(97.0%)(日本人41例中41例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、貧血317例(60.0%)、悪心304例(57.6%)、下痢268例(50.8%)、白血球数減少173例(32.8%)、好中球数減少156例(29.5%)、嘔吐135例(25.6%)、白血球減少症125例(23.7%)、血小板数減少116例(22.0%)、好中球減少症114例(21.6%)及び甲状腺機能低下症112例(21.2%)であった(2024年1月8日データカットオフ)。
本剤とCCRTとの併用注168)(529例)
プラセボとCCRTとの併用注169)(531例)
OS注162)
ハザード比注163)(95%信頼区間)P値注164)
0.67(0.50, 0.90)0.0040
PFS注165)注166)
0.70(0.55, 0.89)0.0020
再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫患者注170)(7例)を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が検討された。主要評価項目である奏効率[改訂IWG criteria(2007)に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は、表38のとおりであった。安全性解析対象例7例中5例(71.4%)に副作用が認められた。副作用(10%以上、本試験においては全副作用)は、ALT増加、AST増加、好中球減少症及び発熱各2例(28.6%)、咳嗽、紅斑、発熱性好中球減少症及び頭痛各1例(14.3%)であった。
7例
1(14.3)
2(28.6)
3(42.9)
42.9(9.9, 81.6)
再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫患者注171)53例を対象に、本剤200mg 3週間間隔投与の有効性及び安全性が検討された。主要評価項目である奏効率[改訂IWG criteria(2007)に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は、表39のとおりであった。安全性解析対象例53例中30例(56.6%)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、好中球減少症10例(18.9%)であった。
53例
10(18.9)
14(26.4)
5(9.4)
13(24.5)
11(20.8)
45.3(31.6, 59.6)
化学療法歴のないHER2陰性の治癒切除不能な進行・再発の胃又は食道胃接合部腺癌患者1,579例(日本人101例を含む)を対象に、本剤と化学療法との併用療法注177)の有効性及び安全性が、プラセボと化学療法との併用療法注178)を対照とした二重盲検試験で検討された。主要評価項目は全生存期間(OS)とされ、本剤と化学療法との併用療法はプラセボと化学療法との併用療法と比較してOSを有意に延長した(表40及び図41)23)。安全性解析対象例785例中751例(95.7%)(日本人48例中48例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、悪心325例(41.4%)、下痢252例(32.1%)、貧血243例(31.0%)、嘔吐215例(27.4%)、血小板数減少196例(25.0%)、好中球数減少193例(24.6%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群189例(24.1%)、食欲減退168例(21.4%)及び疲労157例(20.0%)であった。
本剤と化学療法との併用療法注177)(790例)
プラセボと化学療法との併用療法注178)(789例)
OS注172)
12.9(11.9, 14.0)
11.5(10.6, 12.1)
ハザード比注173)(95%信頼区間)P値注174)
0.78(0.70, 0.87)<0.0001
CPS[PD-L1を発現した細胞数(腫瘍細胞、マクロファージ及びリンパ球)を総腫瘍細胞数で除し、100を乗じた値]に関する部分集団に基づき、CPS別に解析を行った(中間解析時のデータ:2022年10月3日データカットオフ)。,
ハザード比注175)(95%信頼区間)
本剤と化学療法との併用療法注177)
172
12.7(11.4, 15.0)
0.94(0.74, 1.20)注176)
プラセボと化学療法との併用療法注178)
12.2(9.5, 14.0)
336
11.0(10.1, 12.2)
0.83(0.71, 0.98)注176)
344
10.9(9.9, 11.9)
280
15.7(14.0, 19.4)
0.65(0.53, 0.79)
273
11.8(10.3, 12.7)
化学療法歴のない治癒切除不能な胆道癌患者注181)1,069例(日本人102例を含む)を対象に、本剤と化学療法との併用療法注182)の有効性及び安全性が、プラセボと化学療法との併用療法注183)を対照とした二重盲検試験で検討された。主要評価項目は全生存期間(OS)とされ、本剤と化学療法との併用療法はプラセボと化学療法との併用療法と比較してOSを有意に延長した(表42及び図42)24)。安全性解析対象例529例中493例(93.2%)(日本人58例中55例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、好中球数減少321例(60.7%)、貧血278例(52.6%)、血小板数減少199例(37.6%)、悪心195例(36.9%)、疲労154例(29.1%)及び白血球数減少139例(26.3%)であった。
本剤と化学療法との併用療法注182)(533例)
プラセボと化学療法との併用療法注183)(536例)
12.7(11.5, 13.6)
10.9(9.9, 11.6)
ハザード比注179)(95%信頼区間)P値注180)
0.83(0.72, 0.95)0.0034
本薬はヒトPD-1に対する抗体であり、PD-1とそのリガンド(PD-L1及びPD-L2)との結合を阻害することにより、腫瘍特異的な細胞傷害性T細胞を活性化させ、腫瘍増殖を抑制すると考えられる。
ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)(Pembrolizumab(Genetical Recombination))
約149,000
遺伝子組換えヒト化モノクローナル抗体であり、マウス抗ヒトPD-1抗体の相補性決定部、並びにヒトIgG4のフレームワーク部及び定常部からなり、H鎖228番目のアミノ酸残基がProに置換されている。チャイニーズハムスター卵巣細胞により産生される447個のアミノ酸残基からなるH鎖2本及び218個のアミノ酸残基からなるL鎖2本で構成される糖タンパク質である。
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
1バイアル(4mL)
1) Ribas A, et al. Lancet Oncol. 2015;16:908-18.
2) Robert C, et al. N Engl J Med. 2015;372:2521-32.
3) Gandhi L, et al. N Engl J Med. 2018;378:2078-92.
4) Paz-Ares L, et al. N Engl J Med. 2018;379:2040-51.
5) Mok TSK, et al. Lancet. 2019;393:1819-30.
6) Reck M, et al. N Engl J Med. 2016;375:1823-33.
7) Herbst R, et al. Lancet. 2016;387:1540-50.
8) Heather W, et al. N Engl J Med. 2023;389:491-503.
9) Kuruvilla J, et al. Lancet Oncol. 2021;22:512-24.
10) Powles T, et al. N Engl J Med. 2024;390:875-88.
11) Vuky J, et al. J Clin Oncol. 2020;38:2658-66.
12) Bellmunt J, et al. N Engl J Med. 2017;376:1015-26.
13) Motzer R, et al. N Engl J Med. 2021;384:1289-1300.
14) Choueiri TK, et al. N Engl J Med. 2021;385:683-94.
15) Sun J, et al. Lancet. 2021;398:759-71.
16) André T, et al. N Engl J Med. 2020;383:2207-18.
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21) Lorusso D, et al. Lancet. 2024;404:1321-32.
22) Lorusso D, et al. Lancet. 2024;403:1341-50.
23) Rha SY, et al. Lancet Oncol. 2023;24:1181-95.
24) Kelley RK, et al. Lancet. 2023;401:1853-65.
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