相談者数
相談者数は、平成6年7月に「消費者くすり相談室」として開設されてから令和5年3月末までに、262,443人となっています。
図1.に相談者数の年度別推移を示しました。令和4年度は年間13,925人、1日平均57.3人の相談を受け付けました。
平成19年5月から、ジェネリック医薬品について別途集計しております。また、ジェネリック医薬品については、医療関係者の皆様からも相談を受け付けることにいたしました。令和4年度の相談者13,925人のうち、ジェネリック医薬品に関する相談者は259人でした。
相談者の内訳
令和4年度は、相談者の中で、「一般消費者」は13,653人(98.0%)でした。このうち、医薬品を服用または使用している「本人」からの相談は最も多く、10,629人(全体の76.3%)でした。一般消費者以外では、「医療関係者」が124人(0.9%)となっています。(図2.参照)
服用者の年齢
令和4年度の相談における、医薬品を服用または使用している人(服用者)の年齢を図3.に示しました。
年齢層では20歳代が最も多く、次いで30歳代でした。
相談内容
令和4年度の相談を内容別にみてみると、医薬品の副作用、授乳中の薬の使い方等の「安全性」についての問い合わせが4,464件(28.5%)と最も多く、次いで、医薬品の併用可否等の「相互作用」についての問い合わせが3,405件(21.8%)でした。以下、医薬品の「用法・用量」が1,246件(8.0%)、医薬品の「効能・効果についての問い合わせが734件(4.7%)でした。(図4.参照)
相談品目
令和4年度の相談を品目別にみてみると、医師が処方する「医療用医薬品」についての問い合わせが12,568件(82.4%)と最も多く、次いで、薬局等で販売している「一般用医薬品・要指導医薬品」についての問い合わせが2,174件(14.2%)であり、これらに院内製剤などの「その他の医薬品」を合わせた「医薬品」は14,827件(97.2%)でした。医薬品以外では、「健康食品(注)」についての問い合わせが145件(1.0%)、「医薬部外品」についての問い合わせが26件(0.2%)、「化粧品」についての問い合わせが5件(0.1%未満)でした。(図5.参照)
(注):健康の増進に役立つものとして販売・利用されている食品。
薬効分類別医薬品数
6-1. 医療用医薬品
令和4年度の相談において、相談者が服用する医薬品のうち、医療用医薬品を薬効分類別にみてみると、「中枢神経系用薬」が32.8%と最も多く、次いで「消化器官用薬」が12.0%、「循環器官用薬」が7.6%でした。(図6-1.参照)
6-2. 一般用医薬品・要指導医薬品
令和4年度の相談において、相談者が服用する医薬品のうち、一般用医薬品・要指導医薬品を薬効分類別にみてみると、「中枢神経系用薬」が50.8%と最も多く、次いで「呼吸器官用薬」が10.7%、「消化器官用薬」が10.2%でした。(図6-2.参照)