【医薬品名】エチゾラム
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「悪性症候群:抗精神病薬との併用により、悪性症候群があらわれることがあるので、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行う。」
を追記する。
〈参考〉企業報告
【医薬品名】グリベンクラミド
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項の溶血性貧血に関する記載を
「無顆粒球症、溶血性貧血:無顆粒球症、溶血性貧血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。」
と改める。
〈参考〉企業報告
【医薬品名】テルフェナジン
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[警告]の項を
「本剤の代謝が阻害され、テルフェナジン未変化体の血中濃度が上昇した場合、又はQT延長を起こしやすい患者あるいは心疾患のある患者に使用した場合に、QT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)などの心血管系の副作用があらわれることがあり、心停止(死亡を含む)があらわれたとの報告があるので、適応患者の選択を慎重に行うこと。(「禁忌」の項参照)
なお、本剤服用中の患者にふらつき、めまい、動悸、失神などがあらわれた場合には、重篤な不整脈が発生している可能性があるので、直ちに投与を中止し、心電図検査を含む適切な処置を行うこと。
また、本剤の使用にあたっては使用上の注意を熟読のこと。 」
と改め、[禁忌]の項の先天性QT延長症候群のある患者及びQT延長を起こしやすい患者に関する記載をそれぞれ
「過去にQT延長があらわれた患者(先天性QT延長症候群のある患者等)〔心血管系の副作用を起こすおそれがある。〕」
「QT延長を起こしやすい下記の患者〔心血管系の副作用を起こすおそれがある。〕
低カリウム血症のある患者
低マグネシウム血症のある患者
透析中の患者
β遮断薬を除く抗不整脈薬、利尿薬、向精神薬(フェノチアジン系、ブチロフェノン系、三環系・四
環系抗うつ薬等)、プロブコール、シサプリド、スパルフロキサシン等QT延長を起こすことが知ら
ている薬剤を投与中の患者」
と改め、[重要な基本的注意]の項の記載を
「本剤は気管支拡張剤並びに全身性ステロイド剤と異なり、すでに起こっている喘息発作を速やかに軽減する薬剤でないことを患者に十分説明すること。」
と改め、同項に
「投与に際して、以下のことを患者に説明し、伝えるとともに、既往歴、合併症の有無を十分確認すること。
(1)本剤の重大な副作用(QT延長、心室性不整脈等)を説明すること。
(2)ふらつき、めまい、動悸、失神等があらわれた場合には服薬を中止し、直ちに受診する旨を伝えること。
(3)患者に他の医療機関を受診する際には必ず本剤を服用中である旨、申し出るよう伝えること。」
を追記し、[副作用]の「重大な副作用」の項のQT延長、心室性不整脈に関する記載を
「QT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む):QT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)があらわれることがあるので、ふらつき、めまい、動悸、失神等の異常が認められた場合には、直ちに投与を中止すること。なお、ふらつき、めまい、動悸、失神等の異常があらわれた場合には、重篤な不整脈が発生している可能性があるので、心電図検査を含む適切な処置を行うこと。」
と改める。
【医薬品名】ピペラシリンナトリウム
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項の汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少に関する記載を
「汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少(50,000/μL未満)、溶血性貧血があらわれることがある。発熱、咽頭痛、皮下・粘膜出血、貧血、黄疸等があらわれた場合には血液検査を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
と改め、
「急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれることがある。筋肉痛、脱力感、CPK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
を追記し、「重大な副作用(類薬)」の項の
「溶血性貧血が他のペニシリン系抗生物質(ベンジルペニシリンカリウム、アンピシリン等)であらわれることが報告されているので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
を削除する。
〈参考〉企業報告
【医薬品名】塩酸シプロフロキサシン
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[慎重投与]の項に
「重症筋無力症患者〔症状を悪化させることがある。〕」
を追記し、[副作用]の「重大な副作用」の項に
「無顆粒球症、汎血球減少」
「重症筋無力症の悪化」
「血管炎」
を追記する。
〈参考〉 | 企業報告 Roquer,J:Acta Neurologica Scandinavica,94(6):419(1996) Dutta,T.K.,et al.:Postgrad.Med.,75:571(1999) Reano,M.:Allergy,50(S-20):212(1995) Shin,D.J.:American J.of Kidney Diseases,26(3):516(1995) Lieu,P.K.:Allergy,52(5):593(1997) |
【医薬品名】硫酸アバカビル
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[警告]の項の海外における臨床試験に関する記載を
「海外における臨床試験において、本剤投与患者の約3%に過敏症の発現を認めており、通常、治療開始6週以内(中央値11日)に発現し、まれに致死的となることが示されている。」
と改め、同項に
「本剤による過敏症では以下の症状が多臓器及び全身に発現する。このような症状が発現した場合は、直ちに担当医に報告させ、本剤による過敏症が疑われたときは本剤の投与を直ちに中止すること。
・皮疹
・発熱
・胃腸症状(嘔気、嘔吐、下痢、腹痛 等)
・疲労感
・呼吸器症状(呼吸困難、咽頭痛、咳 等) 等」
を追記し、[重要な基本的注意]の項の治療開始6週以内に過敏症が発現する旨の記載を
「本剤投与による過敏症は、通常、治療開始6週以内(中央値11日)に発現し、まれに致死的となることが報告されている。患者に過敏症について必ず説明し、過敏症を注意するカードを常に携帯するよう指示すること。過敏症の徴候又は症状が発現した場合は、直ちに担当医に報告させ、本剤による過敏症が疑われたときは本剤の投与を直ちに中止すること。」
と改め、同項の
「本剤の使用に際しては、患者又はそれに代わる適切な者に、次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用すること。」
の3)の記載を
「過敏症を注意するカードに記載されている徴候又は症状である発熱、皮疹、疲労感、胃腸症状(嘔気、嘔吐、下痢、腹痛等)及び呼吸器症状(呼吸困難、咽頭痛、咳等)等が発現した場合は、直ちに担当医に報告し、本剤の服用を中止すべきか否か指示を受けること。」
と改め、同項に
「本剤による過敏症は呼吸器疾患(肺炎、気管支炎、咽頭炎)又はインフルエンザ様症候群を思わせる呼吸困難、咽頭痛、咳等の呼吸器症状を呈することがあるので、これらの呼吸器症状が発現した患者については、本剤による過敏症の可能性を考慮すること。」
を追記し、[副作用]の「重大な副作用」の項の治療開始6週以内に過敏症が発現する旨の記載及び過敏症の特徴に関する記載をそれぞれ
「過敏症は、通常、本剤による治療開始6週以内(中央値11日)に発現する。」
「過敏症の特徴は多臓器及び全身に症状を認めることである。通常、認められる徴候又は症状は発熱、胃腸症状(嘔気、嘔吐、下痢、腹痛等)、皮疹、嗜眠及び倦怠感である。他に、筋痛、関節痛、浮腫、呼吸器症状(呼吸困難、咽頭痛、咳等)、頭痛、感覚異常が認められる。なお、皮疹は多様であり、通常、斑状丘疹性皮疹又は蕁麻疹として認められるが、認めないこともある。」
と改める。
〈参考〉文献報告
【医薬品名】ジダノシン
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[警告]の項を
「本剤の投与により膵炎があらわれることがあるので、血清アミラーゼ、血清リパーゼ、トリグリセライド等の生化学的検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。」
と改め、[重要な基本的注意]の項の膵炎及び肝障害に関する記載をそれぞれ
「本剤の投与により膵炎があらわれ重篤な転帰をとることがあるので、血清アミラーゼ、血清リパーゼ、トリグリセライド等の生化学的検査を定期的に行うこと。これらの検査値の上昇がみられた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。また、腹痛、悪心・嘔吐等の臨床症状がみられた場合には、本剤の投与を中止し、生化学的検査(血清アミラーゼ、血清リパーゼ、トリグリセライド等)及び画像診断等による観察を十分に行うこと。」
「本剤の投与により、乳酸性アシドーシス、重度の脂肪肝を伴う肝腫、ときに重篤な肝障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。」
と改め、[副作用]の「重大な副作用」の項の膵炎及び肝障害に関する記載をそれぞれ
「膵 炎:膵炎があらわれることがあるので、血清アミラーゼ、血清リパーゼ、トリグリセライド等の生化学的検査を定期的に行うこと。これらの検査値の上昇がみられた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。」
「肝障害:重度の脂肪肝を伴う肝腫、ときに重篤な肝障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。」
と改める
〈参考〉企業報告
【医薬品名】塩酸キニーネ
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「溶血性尿毒症症候群:血小板減少、溶血性貧血、腎不全を主徴とする溶血性尿毒症症候群があらわれることがあるので、定期的に血液検査(血小板、赤血球等)及び腎機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
を追記する。
〈参考〉 | Glynne,P.,et al.:Am.J.Kidney Dis.,33(1):133(1999) Schattner,A.,et al.:Am.J.Med.,104(5):488(1998) Mcdonald,S.P.,et al.:Clin.Nephrol.,47(6):397(1997) Jerome,L.G.,et al.:Am.J.Hematol.,47(4):283(1994) |
【医薬品名】 オキシトシン
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[重要な基本的注意]の項を新たに設け、
「本剤を投与する際には、Bishop score等により頸管が熟化していることを確認した後、本剤を投与することが望ましい。また、頸管熟化剤との同時投与は避けること。」
を追記する。
【医薬品名】ジノプロスト(50μg製剤を除く)
ジノプロストトロメタミン
ジノプロストン
ジノプロストンベータデクス
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[重要な基本的注意]の項に
「本剤を投与する際には、Bishop score等により頸管が熟化していることを確認した後、本剤を投与することが望ましい。また、頸管熟化剤との同時投与は避けること。」
を追記する。
【医薬品名】セフジニル
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項の血液障害に関する記載を
「血液障害:汎血球減少、無顆粒球症(初期症状:発熱、咽頭痛、頭痛、倦怠感等)、血小板減少(初期症状:点状出血、紫斑等)、溶血性貧血(初期症状:発熱、ヘモグロビン尿、貧血症状等)があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
と改める
〈参考〉企業報告
【医薬品名】セフテラムピボキシル
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項の皮膚粘膜眼症候群に関する記載を
「中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
と改め、「重大な副作用(類薬)」の項の
「中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)が他のセフェム系抗生物質であらわれることが報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
を削除する。
〈参考〉企業報告