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独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
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安全対策業務

使用上の注意改訂情報(平成12年9月25日指示分)

【医薬品名】モフェゾラク

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の消化性潰瘍に関する記載を

「消化性潰瘍、消化管出血:消化性潰瘍又は吐血、下血、血便等の消化管出血が出現し、それに伴うショックがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、これらの症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。」

と改め、

肝機能障害、黄疸:肝機能障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、LDH、Al-P上昇等)、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
血小板減少:血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

を追記する。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】塩酸アミオダロン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[重要な基本的注意]の項の循環器に関する記載を

「循環器:既存の不整脈を重度に悪化させることがあるほか、Torsades de pointes等新たな不整脈を起こすことがある。また、本剤の薬理作用に基づく徐脈(心停止に至る場合もある)、房室ブロック、脚ブロック、QT延長、洞機能不全等があらわれることがある。不整脈の悪化は投与開始初期又は導入期にあらわれることが多いため、入院にて投与開始し、頻回に心電図検査を行うこと。」

と改め、[副作用]の「重大な副作用」の項の既存の不整脈の重度の悪化、 Torsades de pointes、心不全、徐脈、完全房室ブロック、血圧低下に関する記載を

「既存の不整脈の重度の悪化、Torsades de pointes、心不全、徐脈、心停止、完全房室ブロック、血圧低下:既存の不整脈を重度に悪化させることがあるほか、Torsades de pointes、心不全、徐脈、徐脈からの心停止、完全房室ブロック及び血圧低下があらわれることがある。定期的に心電図検査等を行い、異常が認められた場合は、投与を中止する等の適切な処置を行うこと。 」

と改める。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】アルガトロバン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項に

ショック・アナフィラキシーショック:ショック、アナフィラキシーショック(蕁麻疹、血圧低下、呼吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

を追記する。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】塩酸ラニチジン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項の汎血球減少(骨髄形成不全を伴うこともある)、無顆粒球症に関する記載を

「汎血球減少(骨髄形成不全を伴うこともある)、無顆粒球症、血小板減少があらわれることがあるので、初期症状として全身けん怠感、脱力、皮下・粘膜下出血、発熱等がみられたら、その時点で血液検査を実施し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと。」

と改め、

肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
横紋筋融解症:筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止すること。

を追記し、「重大な副作用(類薬)」の項を

「他のH2受容体拮抗剤で、間質性腎炎、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、再生不良性貧血、房室ブロック等の心ブロックがあらわれたとの報告がある。」

と改める。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】オレイン酸モノエタノールアミン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項に

胃潰瘍:重篤な胃潰瘍(巨大胃潰瘍)があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察するとともに、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

を追記する。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】ソブゾキサン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[禁忌]の項の「重篤な骨髄機能抑制のある患者」を

「重篤な骨髄抑制のある患者〔骨髄抑制を増悪させ、重症感染症を併発し致命的となることがある。〕」

と改め、[重要な基本的注意]の項の骨髄機能抑制等に関する記載を

骨髄抑制等の重篤な副作用が起こることがあり、致命的な経過をたどることがあるので、頻回に臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。また、これらの副作用は使用が長期間にわたると遷延性に推移することがあるので、投与は慎重に行うこと。」

と改め、

他の抗悪性腫瘍剤、放射線照射を併用する場合には、骨髄抑制等の副作用が増悪することがあるので、患者の状態を観察しながら、減量するなど慎重に投与すること。〔「相互作用」の項参照〕

を追記し、[相互作用]の「併用注意」の項を

「抗悪性腫瘍剤、放射線照射〔併用により骨髄抑制等の副作用が増強することがある。副作用が増強した場合には、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。〕」

と改め、[副作用]の「重大な副作用」の項の汎血球減少(白血球減少、血小板減少、貧血)に関する記載を

汎血球減少、白血球減少、好中球減少、血小板減少、貧血:このような副作用が発現した場合には、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。」

と改める。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】レボフロキサシン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項の黄疸に関する記載を

肝機能障害、黄疸(劇症肝炎があらわれることがある)

と改め、

血小板減少

を追記し、「その他の副作用」の項の

「血 液」の「血小板減少」

を削除する。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】カルバマゼピン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項の「再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、赤芽球癆」を

「再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、赤芽球癆、血小板減少

と改め、「その他の副作用」の項の

「血 液」の「血小板減少」

を削除する。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】カルベジロール

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項を

「下記の重大な循環器系の副作用があらわれることがあるので、心機能検査(脈拍、血圧、心電図、X線等)を定期的に行い、このような症状があらわれた場合には減量または投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
1)高度な徐脈
2)完全房室ブロック
3)心不全」

と改め、

肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

を追記する。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】メシル酸ドキサゾシン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項に

血小板減少:血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

を追記する。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】セリバスタチンナトリウム

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項に

肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等を伴う重篤な肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

を追記する。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】アロプリノール

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[重要な基本的注意]の項の過敏症状に関する記載を

「本剤の投与により皮膚症状又は過敏症状が発現し、重篤な症状に至ることがあるので、発熱、発疹等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。(「重大な副作用」の項参照)

と改め、[副作用]の「重大な副作用」の項の

「発熱、発疹に引き続き肝障害、腎機能異常等が認められ、さらに皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)等の重篤な発疹があらわれることがあるので、発熱、発疹等が認められた場合には、直ちに投与を中止し、再投与しないこと。」
「皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、剥脱性皮膚炎があらわれることがあるので、発熱、発疹等が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。」 「発熱、悪寒、頻脈、皮疹、白血球増多、肝障害、腎機能異常等を伴う過敏性血管炎があらわれることがあるので、発熱、発疹等が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。 」

を削除し、

皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、剥脱性皮膚炎等の重篤な発疹又は過敏性血管炎があらわれることがあり、皮膚剥脱、発熱、リンパ節症、関節痛、肝障害、腎機能異常、好酸球増多等を伴うこともある。特に肝障害又は腎機能異常を伴うときは、重篤な転帰をたどることがある。従って、発熱、発疹等が認められた場合には、直ちに投与を中止し、再投与しないこと。また、ステロイド剤の投与等適切な処置を行うこと。

ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。

重篤な肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。

を追記し、「その他の副作用」の項の

「肝 臓:黄疸、肝障害」

を削除する。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】カルモフール

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項に

肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎:間質性肺炎があらわれることがあるので発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸症状があらわれた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

を追記し、「重大な副作用(類薬の場合)」の項のテガフール製剤等に関する記載を

「テガフール製剤等にて劇症肝炎、肝硬変、心室性頻拍、急性膵炎、ネフローゼ症候群、嗅覚脱失があらわれることが報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。」

と改める。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】ビカルタミド

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項を

「本剤により重度肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査の実施を考慮し、観察を十分に行うこと。また、臨床的に重度と考えられる異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」

と改める。

 

【医薬品名】塩酸セチリジン

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項に

肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、LDH、Al-Pの上昇等の肝機能障害(初期症状:全身倦怠感、食欲不振、発熱、嘔気等)、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

を追記する。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】ファロペネムナトリウム

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項のショックに関する記載を

「ショック、アナフィラキシー様症状:ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、不快感、口内異常感、喘鳴、呼吸困難、眩暈、便意、耳鳴、発汗、全身潮紅、血管浮腫、血圧低下等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」

と改め、

間質性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸:AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-P等の上昇、黄疸があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

を追記し、「重大な副作用(類薬)」の項を

「PIE症候群:類似化合物(セフェム系又はカルバペネム系薬剤等)で、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴うPIE症候群があらわれることが報告されているので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。」

と改める。

〈参考〉企業報告

 

【医薬品名】オフロキサシン(経口剤)

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項の黄疸に関する記載を

肝機能障害、黄疸」

と改め、

血小板減少

を追記し、新たに「重大な副作用(類薬)」として

レボフロキサシン(類薬)で劇症肝炎が報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

を追記し、「その他の副作用」の項の

「血 液」の「血小板減少」

を削除する。

〈参考〉企業報告

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