独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
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安全対策業務

使用上の注意改訂情報(平成15年6月27日指示分)

【医薬品名】ワルファリンカリウム

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[警告]の項を新たに設け、

 「本剤とカぺシタビンとの併用により、本剤の作用が増強し、出血が発現し死亡に至ったとの報告がある。併用する場合には血液凝固能検査を定期的に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。

を追記し、[重要な基本的注意]の項の出血等の副作用の発現に関する記載を

 「出血等の副作用のため本剤の抗凝血作用を急速に減少する必要がある場合には投与を中止するとともに、ビタミンK剤の投与を要することがある。
なお、脳出血等の重篤な出血を発現した場合には、必要に応じて、新鮮凍結血漿の輸注等の適切な処置も考慮すること。これらの場合にも血栓再発に対し十分注意すること。」

と改め、

併用注意の薬剤との併用により、本剤の作用が増強し、重篤な出血に至ったとの報告がある。本剤の作用増強が進展あるいは持続しないように十分注意し、適切な治療域へ用量調節すること。一方、本剤の作用減弱の場合も同様に作用減弱が進展あるいは持続しないように十分注意すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。また、妊娠する可能性のある婦人に投与する場合には、事前に本剤による催奇形性、胎児の出血傾向に伴う死亡、分娩時の母体の異常出血の危険性について十分説明すること。

を追記する。

〈参考〉企業報告

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