117 精神神経用剤
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[重要な基本的注意]の項に
「原疾患による可能性もあるが、本剤投与後に病的賭博(個人的生活の崩
壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブル
を繰り返す状態)、病的性欲亢進、強迫性購買、暴食等の衝動制御障害
があらわれたとの報告がある。衝動制御障害の症状について、あらかじ
め患者及び家族等に十分に説明を行い、症状があらわれた場合には、医
師に相談するよう指導すること。また、患者の状態及び病態の変化を注
意深く観察し、症状があらわれた場合には必要に応じて減量又は投与を
中止するなど、適切な処置を行うこと。」
を追記する。
243 甲状腺、副甲状腺ホルモン剤
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[重要な基本的注意]の項に
「本剤投与直後から数時間後にかけて、ショック、一過性の急激な血圧低
下に伴う意識消失、痙攣、転倒があらわれることがある。投与開始後数
ヵ月以上を経て初めて発現することもあるので、本剤投与時には以下の
点に留意するよう患者に指導すること。
1)投与後30分程度はできる限り安静にすること。
2)投与後に血圧低下、めまい、立ちくらみ、動悸、気分不良、悪心、顔
面蒼白、冷汗等が生じた場合には、症状がおさまるまで座るか横にな
ること。」
を追記し、[副作用]の「重大な副作用」の項のショック、アナフィラキシ
ーに関する記載を
「アナフィラキシー:
アナフィラキシー(呼吸困難、血圧低下、発疹等)があらわれることが
あるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、
適切な処置を行うこと。
ショック、意識消失:
ショック、一過性の急激な血圧低下に伴う意識消失があらわれることが
あり、心停止、呼吸停止を来した症例も報告されている。異常が認めら
れた場合には、適切な処置を行い、次回以降の投与中止を考慮すること。」
と改める。
243 甲状腺、副甲状腺ホルモン剤
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[重要な基本的注意]の項の一過性の急激な血圧低下、意識消失、転倒に関
する記載を
「本剤投与直後から数時間後にかけて、ショック、一過性の急激な血圧低
下に伴う意識消失、痙攣、転倒があらわれることがある。投与開始後数
ヵ月以上を経て初めて発現することもあるので、本剤投与時には以下の
点に留意すること。
1)投与後30分程度はできる限り患者の状態を観察すること。特に、外来
患者に投与した場合には、安全を確認して帰宅させることが望ましい。
2)投与後に血圧低下、めまい、立ちくらみ、動悸、気分不良、悪心、顔
面蒼白、冷汗等が生じた場合には、症状がおさまるまで座るか横にな
るように患者に指導すること。」
と改め、[副作用]の「重大な副作用」の項のショック、アナフィラキシー
に関する記載を
「アナフィラキシー:
アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が
認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ショック、意識消失:
ショック、一過性の急激な血圧低下に伴う意識消失があらわれることが
あり、心停止、呼吸停止を来した症例も報告されている。異常が認めら
れた場合には、適切な処置を行い、次回以降の投与中止を考慮すること。」
と改める。
333 血液凝固阻止剤
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「間質性肺疾患:
間質性肺疾患があらわれることがあり、血痰、肺胞出血を伴う場合もあ
るので、観察を十分に行い、咳嗽、息切れ、呼吸困難、発熱、肺音の異
常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー
等の検査を実施すること。間質性肺疾患が疑われた場合には投与を中止
し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。」
を追記する。
429 その他の腫瘍用薬
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「筋炎:
筋炎があらわれることがあるので、筋力低下、筋肉痛、CK(CPK)上昇等
の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、本剤の投与中止、副
腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。」
を追記する。
429 その他の腫瘍用薬
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「急性胆嚢炎:
無石胆嚢炎を含む急性胆嚢炎があらわれることがあり、胆嚢穿孔に至っ
た例も報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合
には、休薬等の適切な処置を行うこと。」
を追記する。