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独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
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安全対策業務

第32回ジェネリック医薬品・バイオシミラー品質情報検討会

開催日時等

 日時 2024年1月25日(木曜日) 14時から16時
 場所 AP虎ノ門 Room B 及び web
 

出席委員等(敬称略)

委員 (14名)

本間正充(座長)、宮川政昭、澤木康平、橋場元、荒戸照世、石井伊都子、伊豆津健一、伊藤清美、大谷壽一、奥田晴宏、南博信、武藤正樹、守安貴子、渡邊善照

欠席委員 (1名)

東光久

参考人

大田直樹(日本製薬団体連合会)、佐藤岳幸、浅見宗俊(日本ジェネリック製薬協会)、永井祐子(日本バイオシミラー協議会)

事務局

国立医薬品食品衛生研究所

齋藤嘉朗(副所長)、佐藤陽治、吉田寛幸、小出達夫、坂本知昭、阿部康弘、森田時生(薬品部)、橋井則貴、柴田寛子、日向昌司(生物薬品部)

国立感染症研究所

鈴木里和(薬剤耐性研究センター)、星野泰隆(真菌部)

厚生労働省

中井清人、美上憲一、林亜紀子、竹野伸洋、湯本貴文(医薬品審査管理課)、藤井大資、桝田昂志(監視指導・麻薬対策課)、高橋淳子(医薬安全対策課)

医薬品医療機器総合機構

蛭田浩一、佐野幸恵、小川卓巳(ジェネリック医薬品等審査部)、栗林亮佑、大滝尚広(再生医療製品等審査部)、關野一石、杉浦方紀、木村絵梨、前川佳子、樋口優紀子(安全性情報・企画管理部)

 

審議概要

(1)開会

 委員14名の出席で開催された。
 事務局より、会の名称がジェネリック医薬品・バイオシミラー品質情報検討会に改称されたことが説明された。

(2)2022年度「後発医薬品品質確保対策事業」検査結果報告書(案)について

 2022年度「後発医薬品品質確保対策事業」として都道府県等の協力検査機関により実施された後発医薬品の品質検査結果について、54有効成分656品目の溶出試験、定量・純度・力価試験並びにバイオ後続品の生物活性試験及び純度試験に係る検査等の結果が報告された(資料32-1)。54有効成分652品目は承認書に定める規格に適合したが、残る2有効成分4品目は協力機関の試験では規格外となったため検証が行われたことが説明された。
 非ピリン系感冒剤3品目は、試験協力機関(都道府県)による溶出試験で規格値を下回る結果となったため、製造販売業者が参考品を用いて再度試験したところ、規格に適合していることが確認された。両者で試験方法を精査したが、不適切な試験操作は確認されず、管轄の都道府県による立入等調査でも溶出性に影響を与えるような問題は確認されなかった。
 セフジトレン ピボキシル製剤1品目は、試験協力機関(国立感染症研究所)で実施された力価試験で規格値を上回る結果となったため、製造販売業者が参考品を用いて再度試験したところ、規格に適合していることが確認された。両者で製造販売業者による試験方法を精査したが、不適切な試験操作は確認されなかった。今後、管轄の都道府県による立入等調査の結果をもって最終的な適否を判断し、報告書を最終化するとの説明があった。
 事務局より、協力機関の試験で規格外となった製剤については、その原因について技術的観点から確認を進めていること、また次年度以降の製剤試験ワーキンググループ(WG)の検討対象の候補とするなど、引き続き品質を注視していくことが説明された。
 委員より、長期安定性モニタリング試験の結果を理由とした回収事例が多発していることから、本事業の製剤選定に製造後の経過期間を考慮してはどうかとの意見が出された。また、規格外の結果が出た場合に複数の協力機関での試験実施が提案された。
 また、検査品目数が目標としている品目数(900品目)より少ない点について確認された。厚生労働省より、新型コロナウイルス感染症の影響及び医薬品の供給不安定問題を受けて目標数に届かない状況が続いていたが、今後、従来の目標試験品目数に戻していく方針である旨、説明がなされた。
 以上の内容について確認され、了承された。

(3)学会等での発表・研究論文について

 後発医薬品及びバイオシミラーに関して、2023年度上半期の文献及び学会発表(資料32-2、資料32-3)について報告された。検討の結果、明らかに品質に問題があることを示すものはないと評価された。
 後発医薬品のタクロリムス製剤については、第29回検討会においてカプセル製剤の溶出類似性を確認しており、次年度の製剤試験WGで錠剤の評価を実施する旨が説明された。
 バイオシミラーについても問題指摘文献について議論がなされた結果、検討会で追加検証を要する事項はなかったが、今後も品質・安全性に関わる情報の収集に努めることが確認された。
 以上の内容について、確認され了承された。

(4)(独)医薬品医療機器総合機構の後発医薬品相談窓口相談について

 2023年度上半期の医薬品医療機器総合機構への相談内容について報告された(資料32-4、参考資料1)。
ケトチフェンドライシロップについては、製品規格に適合しているとされるものの、嵩密度の大きな変化や粒度の変化が示唆されることから、製剤試験WGで含量等の品質規格について検証することとなった。
 複数の委員より、相談内容に係る製造販売業者の見解が画一的で不十分であり、製造販売業者において真摯な対応が必要であるとの指摘があった。また、臨床現場で複数の患者から特定の製剤について同様の意見が出ている場合には、医療従事者から情報提供を受けることが重要であるとの意見があった。医薬品医療機器総合機構の「くすり相談窓口」は、ジェネリック医薬品及びバイオシミラーについては、一般の方だけでなく医師・歯科医師・薬剤師などの医療従事者からの品質・有効性・安全性に関する相談も受け付けていること、また個別の事例について品質に懸念がある場合には、製剤試験WGで試験を実施し、品質を評価していることが説明された。
 以上の内容について、確認され了承された。

(5)ジェネリック医薬品・バイオシミラー品質情報検討会開催後の改善状況について

 第15回検討会から第31回検討会において検討され、課題が指摘された製剤のその後の改善状況について報告された(資料32-5)。各メーカーにより品質改善に向けて対応がとられていることが報告された。溶出性が課題となった製品については、改善が確認され次第、製剤試験WGにおいて確認のための品質評価を実施することが説明された。
 ケトプロフェンテープについては、主薬が析出しており外観の問題にとどまらないことから、改善対応を注視すべきとの意見があった。
 以上の内容について、了承された。

(6)2024年度製剤試験WG の検討対象候補品目について

 2024年度製剤試験WGの検討対象候補品目リスト(資料32-6)について、過去の後発医薬品品質確保対策事業の結果や、安定確保医薬品リストに選定された医薬品、放出制御製剤等から、臨床上の重要性を考慮して選定したことが、事務局から報告された。
 以上の内容について、了承された。

(7)その他

 事務局より、ジェネリック医薬品・バイオシミラー品質情報検討会への改称に伴い、本検討会の趣旨説明を更新したことが説明された(参考資料2)。また、ブルーブックのホームページ掲載状況(参考資料3)、及び後発医薬品品質情報 No.17 の発行について報告された(参考資料4)。
 最後に、本会をもって退任する守安委員より退任の挨拶があった。本検討会による、後発医薬品に関する情報発信のさらなる充実に対して期待が示された。
 

提出資料

  1. 議事次第[145KB]
  2. ジェネリック医薬品・バイオシミラー品質情報検討会メンバー[81KB]
  3. 資料32-1 令和4年度「後発医薬品品質確保対策事業」 検査結果報告書[805KB]
  4. 資料32-2-1 後発医薬品文献調査報告書(概要)[329KB]
  5. 資料32-2-2 後発医薬品文献調査結果のまとめ[639KB]
  6. 資料32-2-3 後発医薬品問題指摘論文集(著作権の関係で掲載できません)
  7. 資料32-3-1 バイオシミラー文献調査報告書(概要)[176KB]
  8. 資料32-3-2 バイオシミラー文献調査結果のまとめ[365KB]
  9. 資料32-3-3 バイオシミラー問題指摘論文集(著作権の関係で掲載できません)
  10. 資料32-4 医薬品医療機器総合機構後発医薬品相談受付状況[917KB]
  11. 資料32-5 ジェネリック医薬品・バイオシミラー品質情報検討会開催後の改善状況[125KB]
  12. 資料32-6 令和6年度製剤試験WG の検討対象候補品目リスト[74KB]
  13. 参考資料1 医薬品医療機器総合機構後発医薬品相談内容(2023年度上半期分)(相談内容の詳細を含むため非公表)
  14. 参考資料2 ジェネリック医薬品・バイオシミラー品質情報検討会について[125KB]
  15. 参考資料3 2023年8月28日時点ブルーブック掲載状況[365KB]
  16. 参考資料4 後発医薬品品質情報No.17[842KB]