218 高脂血症用剤
【医薬品名】アトルバスタチンカルシウム水和物
シンバスタチン
ピタバスタチンカルシウム水和物
プラバスタチンナトリウム
フルバスタチンナトリウム
ロスバスタチンカルシウム
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[重要な基本的注意]の項に
「近位筋脱力、CK(CPK)高値、炎症を伴わない筋線維の壊死、抗HMG-CoA還
元酵素(HMGCR)抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあら
われ、投与中止後も持続する例が報告されているので、患者の状態を十
分に観察すること。なお、免疫抑制剤投与により改善がみられたとの報
告例がある。」
を追記し、[副作用]の「重大な副作用」の項に
「免疫性壊死性ミオパチー:
免疫性壊死性ミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行
い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
を追記する。
(注)シンバスタチン、プラバスタチンナトリウム、フルバスタチンナトリ
ウムに関して、患者向医薬品ガイドを作成する医薬品に特定する。
219 その他の循環器官用薬
【医薬品名】アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[重要な基本的注意]の項の(アトルバスタチン)に
「近位筋脱力、CK(CPK)高値、炎症を伴わない筋線維の壊死、抗HMG-CoA還
元酵素(HMGCR)抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあら
われ、投与中止後も持続する例が報告されているので、患者の状態を十
分に観察すること。なお、免疫抑制剤投与により改善がみられたとの報
告例がある。」
を追記し、[副作用]の「重大な副作用」の項の(アトルバスタチン)に
「免疫性壊死性ミオパチー:
免疫性壊死性ミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行
い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
を追記する。
333 血液凝固阻止剤
【医薬品名】ワルファリンカリウム
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[禁忌]の項に
「ミコナゾール(ゲル剤・注射剤)を投与中の患者」
を追記し、[相互作用]の「併用禁忌」の項に
「ミコナゾール(ゲル剤・注射剤)」
を追記する。
399 他に分類されない代謝性医薬品
【医薬品名】ウステキヌマブ(遺伝子組換え)
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「間質性肺炎:
間質性肺炎があらわれることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音
の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、
血清マーカー等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には
投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。」
を追記する。
(注)患者向医薬品ガイドを作成する医薬品に特定する。
429 その他の腫瘍用薬
【医薬品名】ニボルマブ(遺伝子組換え)
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[重要な基本的注意]の項の過度の免疫反応に関する記載を
「本剤のT細胞活性化作用により、過度の免疫反応に起因すると考えられ
る様々な疾患や病態があらわれることがある。観察を十分に行い、異常
が認められた場合には、過度の免疫反応による副作用の発現を考慮し、
適切な鑑別診断を行うこと。過度の免疫反応による副作用が疑われる場
合には、副腎皮質ホルモン剤の投与等を考慮すること。また、本剤投与
終了後に重篤な副作用があらわれることがあるので、本剤投与終了後も
観察を十分に行うこと。」
と改め、[副作用]の「重大な副作用」の項に
「免疫性血小板減少性紫斑病:
免疫性血小板減少性紫斑病があらわれることがあるので、観察を十分に
行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
を追記し、重症筋無力症、筋炎に関する記載を
「重症筋無力症、心筋炎、筋炎、横紋筋融解症:
重症筋無力症、心筋炎、筋炎、横紋筋融解症があらわれることがあり、
これらを合併したと考えられる症例も報告されている。筋力低下、眼瞼
下垂、呼吸困難、嚥下障害、CK(CPK)上昇、心電図異常、血中及び尿中ミ
オグロビン上昇等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与
を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、
重症筋無力症によるクリーゼのため急速に呼吸不全が進行することがあ
るので、呼吸状態の悪化に十分注意すること。」
と改める。
611 主としてグラム陽性菌に作用するもの
【医薬品名】ダプトマイシン
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「急性汎発性発疹性膿疱症:
急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので、観察を十分に行
い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う
こと。」
を追記する。
617 主としてカビに作用するもの
629 その他の化学療法剤
【医薬品名】ボリコナゾール
イトラコナゾール
フルコナゾール
ホスフルコナゾール
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[慎重投与]の項に
「ワルファリンを投与中の患者」
を追記し、[重要な基本的注意]の項に
「本剤とワルファリンとの併用において、ワルファリンの作用が増強し、
著しいINR上昇を来した症例が報告されている。本剤投与開始にあたって
は、あらかじめワルファリン服用の有無を確認し、ワルファリンと併用
する場合は、プロトロンビン時間測定及びトロンボテストの回数を増や
すなど慎重に投与すること。」
を追記する。
(注)ホスフルコナゾールに関して、患者向医薬品ガイドを作成する医薬品
に特定する。
625 抗ウイルス剤
【医薬品名】ペラミビル水和物
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[副作用]の「重大な副作用」の項に
「急性腎不全:
急性腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認
められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」
を追記する。
629 その他の化学療法剤
【医薬品名】ミコナゾール
【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[禁忌]の項に
「ワルファリンカリウムを投与中の患者」
を追記し、[相互作用]の「併用禁忌」の項に
「ワルファリンカリウム」
を追記する。
(注)患者向医薬品ガイドを作成する医薬品に特定する。