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赤ちゃんへの影響はないと考えられているくすりもあります。薬局で便秘薬を買う時には、薬剤師に授乳中であることを伝えて相談してください。
解説
便秘薬は、大まかに、(1)腸の粘膜を刺激して腸の動きを活発にするものと、(2)便に水を含ませ便を軟らかくするものに分類されます。
(1)に分類される便秘薬のうちピコスルファートナトリウムやビサコジルは母乳中へはほとんど移行しないので乳児への影響はないとされています。しかし、例えば、センノシド、センナ、ダイオウ、カサンスラノールなどは母乳中に移行して乳児に下痢を起こすことがあるとされています。
(2)に分類される酸化マグネシウムなどは、通常は体内にほとんど吸収されないので乳児への影響はほとんどないと考えられます。
まず問題ないとされるくすりでも、赤ちゃんに軟便や下痢など普段と違った様子がないかよく観察しながら服用(使用)してください。
便秘薬の使用に加えて適度な運動と十分な水分摂取や、サツマイモ、セロリ等の繊維の多い野菜を摂るなどの食生活の工夫も併せて行うと効果的です。くすりを服用しても便秘が長期にわたる場合は医療機関を受診してください。その際は、授乳中であることを医師に必ず伝えましょう。
知っておきたい薬のはなし
- Q1医師が処方するくすりと市販のくすりはどのようにちがうのですか?
- Q2服用(使用)中は車の運転をしてはいけないくすりがあるそうです。何故ですか?
- Q3くすりの使用中に車の運転をしていいかどうかはどうしたらわかりますか?
- Q4医師から解熱鎮痛薬が処方されましたが、症状がおさまりました。家族が発熱したので、これを服用させてもいいですか?
- Q5処方されたくすりの詳しい情報がほしいのですが。
- Q6市販のくすり(一般用医薬品・要指導医薬品)を使用する場合、どんなことに注意したらよいですか?
- Q7市販のくすり(一般用医薬品・要指導医薬品)でも、副作用はありますか?
- Q8赤ちゃんに医師から処方された粉薬を飲ませるよい方法を教えてください。
- Q9医師から処方されたくすり(医療用医薬品)を使用する場合、どんなことに注意したらよいですか?
- Q10今まで飲んでいた錠剤が、同じ成分で水なしで飲める錠剤(口腔内崩壊錠(こうくうないほうかいじょう))に変更になりました。くすりの効果に差はないのでしょうか。
ジェネリック医薬品
- Q1後発医薬品(ジェネリック医薬品)ってなんですか?
- Q2今飲んでいるくすりをジェネリック医薬品に変更したい時はどうしたらいいですか?
- Q3ジェネリック医薬品についても医薬品副作用被害救済制度は適用されますか?
- Q4国の取り組みとして始まった、ジェネリック医薬品の品質に関する検討会の内容は、公開されていますか?
妊娠とくすり
現在、該当する情報はありません。
授乳とくすり
- Q1くすりを飲んだときは必ず授乳を止めないといけませんか?
- Q2授乳中ですがくすりを処方されました。赤ちゃんに影響はありませんか?
- Q4授乳中です。飲んでも赤ちゃんに影響の少ない市販のかぜ薬はありますか?