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授乳しても心配ないと考えられているくすりもありますが、乳汁に移行して赤ちゃんに影響を及ぼすくすりもあります。
お手元にあるかぜ薬を安易に服用することは避け、説明書(添付文書)を確認の上服用してください。薬局で購入されるときは授乳中であることを薬剤師に伝えて相談しましょう。また、数日の服用にとどめ、症状が改善しない場合は、医療機関を受診してください。その際、授乳中であることを必ず医師に伝えてください。
解説
市販のかぜ薬には発熱、鼻水、咳、のどの痛みなどの症状を抑える成分が配合されており、なかには、母乳中へ移行することや、移行して赤ちゃんに影響を及ぼすことが報告されている成分もあります(例えば、アスピリン(アセチルサリチル酸)、コデイン、ジヒドロコデインなど)。かぜ薬を購入するときは、薬剤師に相談して、赤ちゃんへの影響を確認しましょう。
一口メモ
かぜ薬には、カフェインが含まれていることがあり、母乳中に移行して、赤ちゃんがいらいらしたり、情緒不安定になったという報告があります。授乳中はコーヒーやお茶など、カフェインを含む飲み物はほどほどにしておきましょう。
知っておきたい薬のはなし
- Q1医師が処方するくすりと市販のくすりはどのようにちがうのですか?
- Q2服用(使用)中は車の運転をしてはいけないくすりがあるそうです。何故ですか?
- Q3くすりの使用中に車の運転をしていいかどうかはどうしたらわかりますか?
- Q4医師から解熱鎮痛薬が処方されましたが、症状がおさまりました。家族が発熱したので、これを服用させてもいいですか?
- Q5処方されたくすりの詳しい情報がほしいのですが。
- Q6市販のくすり(一般用医薬品・要指導医薬品)を使用する場合、どんなことに注意したらよいですか?
- Q7市販のくすり(一般用医薬品・要指導医薬品)でも、副作用はありますか?
- Q8赤ちゃんに医師から処方された粉薬を飲ませるよい方法を教えてください。
- Q9医師から処方されたくすり(医療用医薬品)を使用する場合、どんなことに注意したらよいですか?
- Q10今まで飲んでいた錠剤が、同じ成分で水なしで飲める錠剤(口腔内崩壊錠(こうくうないほうかいじょう))に変更になりました。くすりの効果に差はないのでしょうか。
ジェネリック医薬品
- Q1後発医薬品(ジェネリック医薬品)ってなんですか?
- Q2今飲んでいるくすりをジェネリック医薬品に変更したい時はどうしたらいいですか?
- Q3ジェネリック医薬品についても医薬品副作用被害救済制度は適用されますか?
- Q4国の取り組みとして始まった、ジェネリック医薬品の品質に関する検討会の内容は、公開されていますか?
妊娠とくすり
現在、該当する情報はありません。