独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
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安全対策業務

Q2 なぜ患者さんから副作用報告を受け付けているのですか。

A2

 医薬品の副作用報告は、医薬品の安全対策を行う上で非常に重要な情報のひとつです。 たくさんの副作用報告をいただくことで、それまで知られていなかった副作用が起こっていることを認識し、医薬関係者や患者さんに対して注意喚起をすることができます。こうした活動が行われることで、より安全に医薬品をご使用いただけるものと考えています。
 医薬品の安全対策において、多様な観点からの報告を活用することは有用であると考えられることから、患者さんやご家族から直接副作用報告を集めています。
 患者さんからの副作用報告の仕組みを設けることについては、厚生労働省で行われた「薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会」の 最終提言や厚生科学審議会医薬品等制度改正検討部会の報告書の中でも指摘されています。欧米各国においても、患者さんからの副作用報告制度を導入している国があります。
 こうした状況を受けてPMDAでは、厚生労働省が定める「患者からの医薬品副作用報告」実施要領に基づき、患者さんからの副作用報告を受け付けています。

患者副作用報告に関するQ&A