
本和訳は英語が正文であり、あくまでも参考訳です。齟齬がある場合には英語が優先します。
2026年1月14日付
透明性があり、専門的でタイムリーなコミュニケーションは、規制当局の公衆衛生上の任務に不可欠である。また、規制システムにおける信頼の維持にとって重要であり、公衆衛生の保護に不可欠である。
しかし、医療コミュニケーション分野の大きな変化は、規制当局が一般大衆と効果的にコミュニケートする上で一層困難な環境を創出している。メディアの消費パターンが急速に変化しており、公的機関および専門家への信頼が低下している。人々は、医療情報に関して、従来とは異なる情報ソースに一層頼っている ― 例えば、友人、家族、ソーシャルメディアのインフルエンサー等 ―。このようなトレンドは世代間で大きく異なり、誤った情報の拡散が状況を更に複雑化している。
最近アムステルダムで開催された、ICMRA(International Coalition of Medicines Regulatory Authorities)年次サミットにおけるコミュニケーターとしての規制当局の役割に関するセッション、およびプレナリー会合において、世界各国の規制当局は、このような共通の課題には大胆、革新的かつ協力的な対応が必要であると認識した。規制当局が重要な存在として信頼され続けるため、自らのコミュニケーション戦略にイノベーションを取り入れ、聴衆の進化するニーズに適応しなければならない。
ICMRAは、このグローバルな取組みを主導するのにもっとも適した立場にある。サミットの参加者は、ICMRAが規制コミュニケーションに関するグローバルな対話を開始、継続し、連携、相互学習およびイノベーションを促進することで合意した。情報発信におけるベストプラクティスを推進し一貫性を確保することにより、ICMRAは世界の医療機関および医療システムへの信頼を再構築する手助けができる。
規制当局は、その取り組みによって健康を守られている人々に知られ、理解され、信頼される必要がある。それには、タイムリーで明瞭で正確な情報 ―共感を持って伝えられ、多様な聴衆のニーズに向けた情報― が必要である。
薬事規制当局は、政治と無関係で、科学に基づく機関として、複雑な科学的データを全ての人にとって理解可能な言語に変換するという、極めて重要な役割を担っている。ICMRA全体に亘って、メンバーは、公衆衛生対策を支援し信頼を構築するパブリックエンゲージメント(市民関与)について、多くの成功事例を有している。
ICMRAメンバーは、ますます複雑化する世界において、国際的なコミュニケーション強化の取組みに共に参加し、自らが提供する情報が公衆衛生保護の基礎で有り続けることを確実にする。
