レンズの両面を正しい方法でこすり洗いを行い、レンズに付着した汚れや細菌などの微生物をできるだけ落しておくと、レンズケア用の消毒剤が効果を発揮しやすくなります。
特に、角膜感染症の原因の一つであるアカントアメーバという微生物がレンズに付着すると、ソフトコンタクトレンズ用消毒剤に浸すだけでは完全に消毒することができません。アカントアメーバは、室内のほこりや洗面台の周り、場合により汚れたレンズケースにも存在し、角膜に傷があるとそこから侵入して重篤な角膜炎を起こします。アカントアメーバによるレンズの汚染を防ぐためには、レンズのこすり洗いと共に、レンズケースの洗浄・乾燥・定期的な交換も重要です。
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